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日米の中銀の政策変更を警戒したリバランスの流れに【クロージング】

2021/3/22 15:51 FISCO
*15:51JST 日米の中銀の政策変更を警戒したリバランスの流れに【クロージング】 22日の日経平均は大幅続落。617.90円安の29174.15円(出来高概算13億8426万株)で取引を終えた。前週末の米国株の大幅安が嫌気され投資マインドが悪化したほか、日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れ対象をTOPIX連動型のみとしたことも引き続き響き、指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>などの値がさ株に売りが続いた。その後は、急激な株価下落を背景に押し目買いが入ったものの、先行き不安心理が拭えず、総じて安値圏でのもみ合い展開が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数は1190となり、全体の5割超を占めた。セクター別では、海運の上昇率が4.00%と前週末に続き大きく上伸したほか、鉄鋼、電気ガス、鉱業など9業種が上昇。一方、輸送用機器、保険、機械、非鉄金属など24業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、富士フイルム<4901>、三菱商<8058>、オリンパス<7733>、伊藤忠<8001>が堅調。半面、ファーストリテ、ダイキン<6367>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。 米連邦準備制度理事会(FRB)は19日、大手金融機関を対象にした自己資本規制である補完的レバレッジ比率(SLR)の緩和措置を延長せず、3月末で終了すると発表した。これを受け、大手行が米国債売却を迫られるという見方から、運用環境の悪化が警戒され、東京市場でも銀行や保険など金融セクターが下落した。また、ルネサス<6723>の工場火災が嫌気され、同株が一時5%超の下落となったほか、車載用半導体の供給懸念から完成車や自動車部品メーカーにも売りが波及した。 一方、きょうの東京市場では、鉄鋼、海運といった景気敏感株の一角には引き続き投資マネーが流入しているほか、東証1部市場で昨年来高値を更新した銘柄は200銘柄を超えている。市場関係者からはTOPIX型シフトにより個別銘柄でみると、指数の急落ほど投資家のセンチメントは大幅に悪化していないとの見方をする向きもいる。また、来週の29日、30日には配当の再投資に伴う先物買いが見込まれているだけに、目先は外部環境が落ち着くまでは、押し目買いスタンスに徹するのが得策ではないかと考える。 《FA》
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富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
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エアコン世界首位。世界で唯一、空調と冷媒の両方を手掛け、インバータ搭載機に定評。フッ素樹脂も展開。換気や除菌機能搭載商品、IoT活用サービスなどにも注力。業容好調で売上高、営業利益ともに過去最高を更新。 記:2024/02/06
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時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7733 東証プライム
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時価総額 2,900,972百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
8001 東証プライム
7,331
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時価総額 11,618,829百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
35,010
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時価総額 16,511,871百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
8058 東証プライム
3,544
5/2 15:00
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時価総額 15,283,436百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9983 東証プライム
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9984 東証プライム
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時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10