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新興市場見通し:主力株の高値警戒感から新興株脚光、IPOはWACULなど2社

2021/2/13 14:33 FISCO
*14:33JST 新興市場見通し:主力株の高値警戒感から新興株脚光、IPOはWACULなど2社 今週の新興市場では、週後半になってマザーズ指数が強い値動きを見せた。日経平均は週初に大幅上昇して29000円台に乗せたが、節目の30000円に迫ったことで個人投資家を中心に高値警戒感が台頭。マザーズ指数は昨年10月に高値1368.19pt(取引時間中)を付けてから上値が重く、出遅れ感が意識されていたうえ、フリー<4478>やJMDC<4483>など好決算が相次いだことから、マザーズ銘柄に物色の矛先が向いたようだ。なお、週間の騰落率は、日経平均が+2.6%であったのに対して、マザーズ指数は+4.0%、日経ジャスダック平均は+1.2%だった。マザーズ指数は昨年10月21日以来の高値を付けて今週の取引を終えた。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で23.9%高、フリーが同25.4%高、JMDCが同21.5%と大幅に上昇。フリーやJMDCは前述のとおり決算が好感され、前の週末に売られたメルカリも米事業の先行き期待がにわかに高まったようだ。また、2月5日上場のQDレーザ<6613>が賑わい、週間の売買代金と上昇率でマザーズトップ。やはり好決算だったJIG-SAW<3914>なども大きく買われた。一方、AI inside<4488>は決算を受けて同13.5%安となり、ジーエヌアイグループ<2160>は新株予約権の発行による資金調達を発表して急落。また、すららネット<3998>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力はハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同3.8%高、東映アニメーション<4816>が同5.1%高、出前館<2484>が同5.7%高などと全般堅調。売買代金上位ではシンバイオ製薬<4582>が大幅高となり、クルーズ<2138>などが週間のジャスダック上昇率上位に顔を出した。一方、不二精機<6400>などは売りに押され、ブロードバンドタワー<3776>が下落率トップとなった。IPOでは、10日上場のアールプランナー<2983>が公開価格のおよそ2.3倍となる初値を付けた。 来週の新興市場では、マザーズ指数が昨年10月高値も視野に強い値動きとなることに期待したい。昨年11月以降、新興株に対し東証1部の主力株の優位が鮮明だったが、ここにきてグロース(成長)株、バリュー(割安)株とも上値追いの動きが鈍ってきた印象だ。「ここから買える銘柄」が徐々に限られてくるなか、しばらく調整を強いられていた新興株は手掛けやすさが意識されるだろう。決算発表一巡が物色のトレンド変化につながるケースも多い。 来週は、2月15日にココペリ<4167>、ヤプリ<4168>、アンジェス<4563>、ジモティー<7082>などが決算発表を予定している。ココペリとヤプリは昨年12月の上場後、初の決算発表となる。ともに成長期待が高く、業績動向が注目されるだろう。今週末に発表された決算でも、昨年上場組のニューラルポケット<4056>、Kaizen Platform<4170>などが好感されているようだ。 IPO関連では、2月18日にアクシージア<4936>、19日にWACUL<4173>がともにマザーズへ新規上場する。化粧品等のアクシージアは公開規模がかなり大きいが、中国EC(電子商取引)市場向けの成長期待が高い。ウェブサイト改善サービスのWACULは比較的小型ということもあり、初値を飛ばしてきそうだ。なお、今週はスキルシェアのココナラ<4176>(3月19日、マザーズ)など4社の新規上場が発表されている。 《FA》
関連銘柄 24件
2138 東証スタンダード
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ファッション通販サイト「SHOPLIST」の運営が柱。GameFi事業、ランク王のメディア事業等を手掛ける。EC事業は大幅増益。投資事業組合運用益の計上などにより、24.3期3Q累計は大幅経常増益。 記:2024/04/15
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創薬ベンチャー。中国を拠点に、新薬探索や臨床開発から製造、販売まで一貫して行う。ライセンス供与等も。医薬品事業は伸長。主力医薬品「アイスーリュイ」の売上収益が過去最高。23.12期通期は大幅増収増益。 記:2024/03/05
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2983 東証グロース
743
4/26 12:30
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時価総額 3,991百万円
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時価総額 11,368百万円
都市型データセンター(DC)を運用。自社DCを活用したクラウドサービスやデータサービスの提供も。24.12期はデータサービスの大型案件剥落などを想定。だがDC関連サービスの拡大や販管費削減で増益を見込む。 記:2024/02/15
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サーバなどを遠自動監視する独自システムが主力。IoTエンジン「NEQTO」をベースにしたサービス等も。SBIグループと合弁会社設立。NTT東日本と業務提携。月額課金売上は増加。23.12期通期は増収増益。 記:2024/03/31
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教育サービス会社。小学校から高校のICT教材やクラウド型ドリルを開発、販売。学習塾の経営や独立開業等の支援も。専門学校等で顧客増。23.12期通期はすららネットの導入校数が増加。24.12期は増収計画。 記:2024/02/10
4056 東証グロース
989
4/26 15:00
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時価総額 14,275百万円
独自の深層学習モデルや開発・運用支援ツールによるAI解析サービスやエッジAI機器、LEDサイネージ、AIライセンスを提供する。23年12月期はAIサービスが堅調も、研究開発費や人件費が重しとなった。 記:2024/04/13
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中小企業向けのDX支援プラットフォームの運営等を行う。全国の地銀や信金、信組と連携、SaaS形式で提供。導入金融機関数は85社。会員企業数は6万4908社。成長投資継続。24.3期3Q累計は小幅増収。 記:2024/02/23
4168 東証グロース
840
4/26 15:00
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時価総額 10,576百万円
ノーコードのアプリ開発プラットフォーム「Yappli」、顧客管理システム「Yappli CRM」を提供。解約率は低水準維持。販管費減少。23.12期通期は営業黒字転換。24.12期は最終黒字転換計画。 記:2024/03/31
253
4/26 15:00
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時価総額 4,223百万円
動画制作・活用クラウドや顧客体験改善ツールの提供を通じて顧客のDX化を支援。コンサルからの展開に強み。トランスフォーメーション部門はM&A効果で売上伸長。営業外収益増。23.12期通期は経常黒字転換。 記:2024/03/31
4173 東証グロース
465
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DXソリューション会社。3.8万超のサイトと1万超の事例に基ずくデータ分析やマーケティングのDXのコンサルティング、人材マッチング等のサービスを提供する。今期3Q累計はリカーリングとプロジェクトが好調。 記:2024/01/16
4385 東証プライム
1,779.5
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国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
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2,755
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±0(%)
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中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
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6,120
4/26 15:00
-30(%)
時価総額 24,468百万円
AIを活用したクラウド型の手書き文字認識ツールを開発・販売。OEM提供も。「DX Suite」利用ライセンスは増加。リカーリング型モデルは売上堅調。特別損失のはく落等により、24.3期3Qは最終黒字転換。 記:2024/02/13
4563 東証グロース
49
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4582 東証グロース
175
4/26 15:00
-3(%)
時価総額 8,031百万円
がん・血液領域やウイルス感染症領域の希少疾患薬を開発。他社から開発候補品を導入して製品化を狙う。24.12期は薬価改定の影響と抗がん剤の後発薬浸透を想定。アデノウイルス感染症向け注射剤候補は開発本格化へ。 記:2024/03/12
4816 東証スタンダード
2,633
4/26 15:00
+58(%)
時価総額 552,930百万円
東映系アニメ制作会社。プリキュアやドラゴンボールなどの映像制作やキャラクター版権ビジネスを展開。映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」等は好調。その他事業は売上増。24.3期3Qは増収。通期業績予想を上方修正。 記:2024/02/10
4936 東証プライム
848
4/26 15:00
-20(%)
時価総額 21,878百万円
中国EC販売が柱の化粧品メーカー。エステサロンで使用される本格スキンケア製品を販売。美容サプリ等も。京王百貨店の新宿店に直営店を新設。広告投資を強化。AGドリンクXの売上が伸びる。24.7期1Qは増収。 記:2024/02/02
3,990
4/26 15:00
+180(%)
時価総額 384,297百万円
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6400 東証スタンダード
310
4/26 15:00
-1(%)
時価総額 2,807百万円
自動車用精密成形品が柱。精密金型は医療機器用・食品関連に強み。24.12期は自動車生産回復を追い風に成形品、金型の増販を想定。だが将来を睨んだEV関連新製品の開発投資に伴う費用増を見込む。配当は維持予定。 記:2024/04/11
6613 東証グロース
491
4/26 15:00
-4(%)
時価総額 20,375百万円
レーザデバイスメーカー。レーザ技術を用いた製品をシリコンフォトニクスやセンシング領域に提供。レーザデバイス事業は堅調。DFBレーザは半導体検査、医療機器用途向けで販売増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/26
7082 東証グロース
1,360
4/26 15:00
+3(%)
時価総額 6,780百万円
地元密着オンライン掲示板「ジモティー」を運営。企業向けマーケ支援売上や自動広告配信売上が主な収入源。24.3期3Q累計は自社広告商品の増販を想定。実店舗「スマスポ」などの新規事業の増収は計画に織り込まず。 記:2024/04/15