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後場に注目すべき3つのポイント~「手掛けられる銘柄」選別はシビア

2021/2/4 13:49 FISCO
*13:49JST 後場に注目すべき3つのポイント~「手掛けられる銘柄」選別はシビア 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は4日ぶり反落、「手掛けられる銘柄」選別はシビア ・ドル・円は下げ渋り、105円が支持線に ・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がエムスリー<2413> ■日経平均は4日ぶり反落、「手掛けられる銘柄」選別はシビア 日経平均は4日ぶり反落。130.50円安の28516.00円(出来高概算7億株)で前場の取引を終えている。 3日の米株式市場でNYダウは3日続伸し、36ドル高となった。1月のADP雇用統計やサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況指数が予想を上回り、追加経済対策の早期実現への期待も高まったが、利益確定の売りが出て上値は重かった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶりに小幅反落。日経平均は今週に入ってからの3日間で1000円近く上昇しており、米経済対策の実現期待も前日にある程度織り込んでいたとみられ、本日はやはり利益確定売りが先行して89円安からスタート。前日と同様にハイテク株を中心に売りが出て、日経平均は朝方に28446.64円(199.86円安)まで下落する場面があり、その後軟調もみ合いとなった。 個別では、エムスリー<2413>が4%の下落となり、日本電産<6594>や村田製<6981>、東エレク<8035>といったハイテク株の軟調ぶりが目立つ。その他売買代金上位では任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>などがさえない。決算発表銘柄では、収益回復の鈍さが嫌気された花王<4452>が7%の下落で、ZHD<4689>は費用増による増益率鈍化を受けて5%超の下落。また、GMOペパボ<3633>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソニー<6758>が売買代金トップで9%近い上昇。決算や業績上方修正が市場予想を大幅に上回る内容だった。日立<6501>も決算が好感されて2%超上昇している。その他ではソフトバンクG<9984>などが堅調で、東京電力HD<9501>は大幅続伸。また、システムソフト<7527>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。 セクターでは、化学、サービス業、機械などが下落率上位。半面、証券、海運業、鉱業などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は54%となっている。 本日の日経平均は3ケタの下落で前場を折り返した。今週に入ってからの3日間で100円近い大幅上昇となり、1月28-29日の下落分を全て埋めたことから、目先の利益を確定する売りが出るのもやむを得ないだろう。また、中国人民銀行(中央銀行)による金融引き締め観測も引き続き重しになっているとみられる。春節前の需要に対応した人民銀による資金供給は足元一服し、人民銀が過剰流動性への懸念を強めているとの見方から香港ハンセン指数はここ2日、朝方軟調な場面が見られる。ただ、短期金融市場が比較的落ち着いた反応を示していることもあって、香港ハンセン指数は朝安後に下げ渋っており、今のところ過度に警戒する必要はないだろう。 とはいえ、当局の「バブル抑制」意向が意識されてか、中国ハイテク株には引き続き売りが出ているもよう。前日には米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も2%を超える下落となった。本日の東京市場でもこうした流れを引き継ぎ、値がさハイテク株が軟調だ。東証1部全体としては値上がり銘柄の方が多く、東証株価指数(TOPIX)も0.07%の上昇で前場を折り返したが、こうした値がさハイテク株の下落が日経平均を押し下げている。 それに前週後半の波乱相場を経験した直後だけに、高値圏の銘柄に対する警戒ムードも残るのだろう。本日は1月に調整を強いられていた海運業など一部バリュー(割安)セクターの上昇が目立つことからもそれが窺える。また、マザーズ市場では売買代金上位銘柄を中心に値動きの荒さが見られ、個人の投資資金も足が速い印象だ。 ここ数日の国内外市場における株価の戻りから、現物株の根強い買い意欲が改めて確認されたが、「手掛けられる銘柄」の選別はよりシビアになってきていると考えた方がよさそうだ。海外市場の動向に加え、個別の決算なども睨みつつ、目先の日経平均は高値圏でのもち合いになるとみておきたい。なお、本日は武田薬<4502>、伊藤忠<8001>、ソフトバンク<9434>などが決算発表を予定している。 (小林大純) ■ドル・円は下げ渋り、105円が支持線に 4日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。オーストラリアでの新型コロナウイルスのワクチン供給が期待され、ドルは売り優勢で円に対しても下落。ただ、ドル・円は105円が抵抗線から支持線に変わったとみられ、同水準付近での買戻しにより下げづらい値動きとなった。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は104円98銭から105円08銭、ユーロ・円は126円35銭から126円46銭、ユーロ・ドルは1.2031ドルから1.2043ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・地域新聞社<2164>、システムソフト<7527>など、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位がエムスリー<2413> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・モリソン豪首相 「米ファイザー社の新型コロナワクチン1000万回分を追加購入」 【経済指標】 ・豪・12月貿易収支:+67.85億豪ドル(予想:+87.50億豪ドル、11月:+50.14億豪ドル←+50.22億豪ドル) <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 19件
2164 東証グロース
515
5/2 9:37
±0(%)
時価総額 1,112百万円
千葉県や茨城県で発行する地域フリー情報誌の広告枠販売が柱。広告イベントの企画・運営も手掛ける。ちいき新聞の週間発行部数は約173万部。WEB事業に経営資源投下。販管費は減少。24.8期1Qは黒字転換。 記:2024/02/02
2413 東証プライム
1,633
5/2 9:39
-22(%)
時価総額 1,108,696百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
3633 東証スタンダード
1,340
5/2 0:00
±0(%)
時価総額 7,328百万円
レンタルサーバやEC支援サービスを展開。ハンドメイド通販「ミンネ」も。GMOグループ。ホスティング事業は堅調。レンタルサーバーサービスは顧客単価が上昇。23.12期通期は増収。24.12期は黒字転換計画。 記:2024/02/13
4452 東証プライム
6,568
5/2 9:39
-24(%)
時価総額 3,119,800百万円
トイレタリー国内最大手。リビングケアやヘルスケアに加え、油脂や機能材料等のケミカル製品を製造、販売する。化粧品でも大手。23年12月期は化粧品やケミカルが足踏みも、トイレタリーが増加。利益率も改善傾向。 記:2024/02/08
4502 東証プライム
4,142
5/2 9:39
-1(%)
時価総額 6,553,783百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4689 東証プライム
377
5/2 9:39
-3.3(%)
時価総額 2,876,947百万円
ヤフー、LINEなどの再編により誕生。グループ会社にアスクル、出前館、PayPay、ZOZOなど。コマース事業は堅調。アスクルグループ、ZOZOグループが売上増。戦略事業は売上伸長。24.3期3Qは増収。 記:2024/02/22
6501 東証プライム
14,395
5/2 9:39
-95(%)
時価総額 13,942,594百万円
総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
6594 東証プライム
7,297
5/2 9:39
-122(%)
時価総額 4,351,084百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6758 東証プライム
13,005
5/2 9:39
-95(%)
時価総額 16,400,371百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6981 東証プライム
2,819.5
5/2 9:39
-56(%)
時価総額 5,716,376百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,578
5/2 9:39
-27(%)
時価総額 58,375,023百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7527 東証スタンダード
64
5/2 9:39
-2(%)
時価総額 5,429百万円
不動産事業者向けSSクラウドシリーズ等のテクノロジー事業、オープンイノベーション事業が柱。APAMAN傘下。システム開発は足踏み。テクノロジー事業は既存案件が堅調。24.9期1Q業績は計画通り進捗。 記:2024/02/13
7974 東証プライム
7,592
5/2 9:39
-45(%)
時価総額 9,859,654百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8001 東証プライム
7,211
5/2 9:39
+80(%)
時価総額 11,428,642百万円
大手総合商社。繊維や機械、金属、エネルギー、化学、食料、住生活など、8カンパニー制で事業展開。ビッグモーターの事業を継承。今期3Q累計はエネルギーや化学品、金属が足踏みも、食料が回復、住生活が堅調だった。 記:2024/03/31
8035 東証プライム
34,820
5/2 9:39
-120(%)
時価総額 16,422,261百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9434 東証プライム
1,901
5/2 9:39
-1(%)
時価総額 9,100,363百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
965.3
5/2 9:39
+16.3(%)
時価総額 1,551,254百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。フュエル&パワー部門は黒字転換。燃料費調整制度の期ずれの影響が好転。営業費用減少。24.3期3Qは黒字転換。 記:2024/02/25
9983 東証プライム
40,830
5/2 9:39
-360(%)
時価総額 12,992,963百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,728
5/2 9:39
-61(%)
時価総額 13,314,989百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10