マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,675.68
+450.02
暗号資産
FISCO BTC Index
5/5 13:30:12
9,707,789
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~先週末の株価下落受け押し目買い優勢

2021/2/1 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~先週末の株価下落受け押し目買い優勢 2月1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反発、先週末の株価下落受け押し目買い優勢 ・ドル・円は弱含み、早朝の買い一服後は失速 ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がエムスリー<2413> ■日経平均は3日ぶり反発、先週末の株価下落受け押し目買い優勢 日経平均は3日ぶり反発。241.87円高の27905.26円(出来高概算5億8455万株)で前場の取引を終えている。 前週末1月29日の米国株式相場は大幅反落。ダウ平均は620.74ドル安の29982.62ドル、ナスダックは266.46ポイント安の13070.70ポイントで取引を終了した。中国株式相場の下落や一部投機過熱を受けた金融システム安定リスクの上昇が警戒され、寄り付き後大きく下落し、神経質な展開が続き、引けにかけては下げ幅を拡大した。 米国株安を受けた今日の東京株式市場は、寄り付きこそやや売りが先行し、日経平均は小幅安で始まったが、その後はプラス圏で堅調に推移した。米国での投機的な取引による混乱は、米証券取引委員会(SEC)が動き始めていることなどから近いうちに収束するとの見方もあり、また、日経平均が先週末までの2日間で1000円近く下落したことなどを受け、押し目買い優勢の展開となった。 個別では、21年3月期が3度の上方修正で大幅増益予想となったスクロール<8005>がストップ高となり、20年4-12月期の営業利益が前年同期比74.3%増となったZOZO<3092>が一時ストップ高まで買われた。このほか、四半期決算発表銘柄では、SCSK<9719>、アサヒHD<5857>、TOTO<5332>、NEC<6701>、日通<9062>、小糸製<7276>、住友重<6302>、カシオ<6952>、エムスリー<2413>が5%を超す上げとなった。また、決算発表銘柄以外では、ワクチン接種用注射器の増産への動きがRCC中国放送で報じられたJMS<7702>、20年10-12月期の営業損益が35億円前後の黒字だったようだと報じられたコニカミノルタ<4902>が上げた。 一方、四半期決算を発表したTDK<6762>、味の素<2802>、日立建機<6305>、JR東<9020>、村田製<6981>などが4%を超す下げとなった下げた。 セクターでは、ガラス土石製品、非鉄金属、金属製品、倉庫運輸関連、海運業などが値上がり率上位。一方、食料品、石油石炭製品、陸運業、電気・ガス業、空運業などが値下がり率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。 株式市場が揺れている。米国での空売り銘柄を巡る取引が株価乱高下の端緒とされているが、背景に、ここまで株高を支えてきた金融財政政策の変化を市場が感じ始めている可能性はないだろうか。もしそうであるならば、問題はより深刻になる。また、金融財政政策と同じく警戒材料となりそうなのが、この問題をきっかけとした株式市場の規制の問題だ。 バイデン氏の米大統領就任からまだ10日余りだが、今回の株価乱高下は市場が新政権に突き付けた最初の難題のようにも思える。すでに市場の関心は空売り銘柄取引問題そのものから、この騒動をきっかけとした規制の問題に移りつつある。バイデン政権がこの問題にどう対応するのか。新政権が今後、株式市場と向き合う姿勢そのものが問われる可能性もあり、新大統領と市場との会話は当面の市場の関心事になりそうだ。 少し脱線するが、お許しいただきたい。バイデン米大統領の短縮形名はジョー・バイデン。ジョーと言えば矢吹丈(ジョー)を思い浮かべる年配の方も少なくないと思う。互いに尊敬するライバル力石徹が「おわった。なにもかも」と呟いた後、帰らぬ人となった原因のひとつはジョーが放ったテンプルへの一撃。今回の株価乱高下と規制の問題を考えている時に頭に浮かんだのは、なぜかこのスポーツ漫画「あしたのジョー」の名場面だ。力石徹が株式市場に、そして矢吹ジョーがジョー・バイデン米大統領に重なってくる。これまで市場にかかわってきて幾度か感じた。力強く見える時の株式市場は実は意外にもろいものだ。力石徹のように。ジョー・バイデン米大統領の最初の一手が株式市場のテンプルへの一撃とならなければ良いが。「おわった。なにもかも」。株式市場が呟く場面は想像したくない。 さて、後場の東京市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。米国株の動向が気になるところだが、ダウ平均先物が朝安の後は概ね底堅い推移となっており、やや安心感となっている。一方、発表がピークを迎えている20年10-12月期決算の内容を見極めたいとする向きが多く、また、上述のように、今後の米国市場の規制などの動きにも注意が必要だとの指摘もあり、方向感が定まりにくい相場展開となりそうだ。なお、今日はローム<6963>、京セラ<6971>、任天堂<7974>などが20年4-12月期決算を発表する予定。 (小山 眞一) ■ドル・円は弱含み、早朝の買い一服後は失速 2月1日午前の東京市場でドル・円は弱含み。早朝のドル買いで104円80銭台に乗せたが、買い一服後は値を下げる展開に。ユーロ・ドルが持ち直したことで、ドル・円に下押し圧力がかかる。ただ、日経平均株価は小幅安でスタートした後はプラスに転じ、円買いは後退している。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は104円61銭から104円81銭、ユーロ・円は126円90銭から127円15銭、ユーロ・ドルは1.2120ドルから1.2133ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ZOZO<3092>、国際チャート<3956>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位がエムスリー<2413> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・カプラン米ダラス連銀総裁 「第1四半期国内総生産(GDP)はプラス成長を予想」 「2022年の第1四半期には活動正常化を予想」 「米国経済は依然パンデミック下」 「2021年の米国経済は5%成長を予想」 「失業率は4.5%まで低下する可能性」 「見通しはワクチンの安定次第」 「財政支援次第で、成長は見通しを上回る可能性も」 ・バイデン米大統領 「財政刺激策は経済を支援へ」 【経済指標】 ・米・10-12月期雇用コスト指数:前期比+0.7%(予想:+0.5%、7-9月期:+0.5%) ・米・12月コアPCE価格指数:前年比+1.5%(予想:+1.3%、10月:+1.4%) ・米・12月個人所得:前月比+0.6%(予想:+0.1%、11月:-1.3%←-1.1%) ・米・12月個人消費支出:前月比−0.2%(予想:-0.4%、11月:−0.7%←-0.4%) ・米・1月シカゴ購買部協会景気指数(PMI):63.8(予想:58.5、12月:58.7←59.5) ・米・12月中古住宅販売成約指数:前月比‐0.3%(予想:-0.5%、11月:−2.5%←-2.6) ・米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:79.0(予想:79.4、速報値:79.2) ・米・1月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:3.0%(速報値:3.0%) ・米・1月ミシガン大学5-10年期待インフレ率確報値:2.7%(速報値:2.7%) <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
関連銘柄 23件
2413 東証プライム
1,646.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 1,117,862百万円
日本最大級の医療従事者専用サイトを運営。製薬企業の営業支援や医師・薬剤師の転職支援、治験支援、病院経営支援などを展開。予防医療分野への取り組みを推進。新型コロナ関連の特需が一巡も、3Q累計は増収確保。 記:2024/02/29
2802 東証プライム
5,866
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 3,150,019百万円
調味料国内最大手。うまみ調味料やコンソメでシェア8割超。スープや合わせ調味料でも3割強のシェア。冷凍食品や医薬品も手掛け、半導体パッケージ用層間絶縁材料「ABF」を育成。3Q累計売上高は過去最高を更新。 記:2024/03/27
3092 東証プライム
3,356
5/2 15:00
+29(%)
時価総額 1,045,877百万円
日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
305
2/24 15:00
-3(%)
時価総額 1,830百万円
ラベルや記録紙、チャート紙、電力・ガス検針用紙の専門メーカー。ラベルプリンタや記録計、ペン、インク、リボンなども展開。医療機関や食品向けに注力。設備投資にも重点。既存顧客深耕が奏功し、3Q累計は利益急伸。 記:2022/02/05
4902 東証プライム
512.3
5/2 15:00
-3.5(%)
時価総額 257,515百万円
大手複合機メーカー。情報機器に加え、印刷機、電子材料、光学製品、感光材料、照明、計測機器、医療機器などを製造、販売する。今期3Q累計はオフィス機器や機能材料が増加した。生産や物流のコスト削減も寄与した。 記:2024/02/24
5332 東証プライム
4,117
5/2 15:00
-5(%)
時価総額 728,631百万円
衛生陶器大手。国内首位のトイレに強み。バス・キッチンや洗面商品も。24.3期3Qは日本住設事業が堅調。パブリック用途は足踏みだが、住宅用途のリモデルが売上増。米州事業ではネオレスト、ウォシュレットが堅調。 記:2024/04/13
5857 東証プライム
1,979
5/2 15:00
-16(%)
時価総額 157,744百万円
電子基板や半導体装置部品などから貴金属を回収して販売。産業廃棄物処理も手掛ける。産業廃棄物処理施設の稼働率は安定。貴金属事業は増収。国内の金販売量、北米の精錬収入の増加が寄与。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/14
6302 東証プライム
4,332
5/2 15:00
-60(%)
時価総額 532,424百万円
総合重機大手。減・変速機や射出成形機に強み。半導体装置や建機なども。24.12期は営業益反落計画も為替想定1ドル135円。物流・建設関連の受注残も豊富。新中計では26.12期に営業益1000億円を目指す。 記:2024/04/12
6305 東証プライム
4,431
5/2 15:00
-6(%)
時価総額 953,175百万円
総合建設機械メーカー。油圧ショベルなどの建設機械で国内2位。世界でも上位。鉱山機械も。米州事業の拡大等に取り組む。中国は販売伸び悩むが、米州やアジア・大洋州等は販売堅調。24.3期2Qは2桁増収増益。 記:2024/01/16
6701 東証プライム
11,170
5/2 15:00
-25(%)
時価総額 3,047,735百万円
大手ITサービス会社。システム構築やコンサル、サポート等のITサービスと、テレコムサービスや航空宇宙防衛の社会インフラが柱。通信インフラで国内トップ。今期3Q累計はITサービスと航空宇宙防衛が堅調に推移。 記:2024/03/09
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6952 東証プライム
1,307.5
5/2 15:00
-10(%)
時価総額 325,595百万円
大手電子機器メーカー。時計や電卓、楽器等を製造、販売。時計は「G-SHOCK」ブランドを国内外で展開。電子辞書は伸び悩むが、関数電卓は売上増。楽器は欧州で回復の兆し。24.3期3Q累計は増収確保。 記:2024/02/22
6963 東証プライム
2,246
5/2 15:00
-59.5(%)
時価総額 925,352百万円
カスタムLSI首位。小信号トランジスタやダイオードも首位級。パワーマネジメント系アナログ技術に実績。発光ダイオードや半導体レーザーは民生機器市場向け中心に伸び悩む。販管費増。24.3期2Qは業績足踏み。 記:2024/01/16
6971 東証プライム
1,899.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 2,869,145百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
6981 東証プライム
2,798
5/2 15:00
-77.5(%)
時価総額 5,672,786百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7276 東証プライム
2,193
5/2 15:00
+31.5(%)
時価総額 705,223百万円
世界的自動車用照明メーカー。前照灯や補助灯、標識灯など自動車照明器を中心に、航空機部品、鉄道車両部品等を展開。中国は売上伸び悩むが、日本や北米は2桁増収。特別損失は減少。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/24
7702 東証スタンダード
534
5/2 15:00
+5(%)
時価総額 13,207百万円
閉鎖式混注ポート付輸液セットや血液透析装置、膜型人工肺、血液成分分離バッグなどを手掛ける。薬剤調製・投与クローズドシステムに注力。ドイツは売上増。欧州向け血液バッグの販売が伸びる。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/13
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8005 東証プライム
915
5/2 15:00
-9(%)
時価総額 31,922百万円
生協組合員向け通販事業が主力の通販会社。物流システムや決済代行サービス、eコマース事業なども事業領域。24.3期3Q累計はソリューション事業が堅調。新規クライアントの稼働で決済代行は取扱高が増加。 記:2024/02/04
9020 東証プライム
3,015
5/2 15:00
+20.5(%)
時価総額 3,420,252百万円
国内首位、世界でも最大級の鉄道会社。関東や東北地方を中心に、新潟県、山梨県、長野県、静岡県までが事業エリア。不動産や駅ナカでの物品販売、ホテルなども展開。全セグメント好調で、24.3期3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/04
9062 東証1部
6,910
12/28 15:00
-10(%)
時価総額 663,360百万円
総合物流最大手。トラック・海上・鉄道等の運輸事業を展開。国内首位の倉庫面積、引っ越しでもトップ級。セルビアで日系フォワーダーとして初の支店開設。全セグメント好調により、中間期(決算期変更)は大幅増収増益。 記:2021/11/13
9719 東証プライム
2,853
5/2 15:00
-12(%)
時価総額 892,036百万円
ITサービス大手。システム開発やITインフラ構築、ITハード・ソフト販売、コンサルティング、BPOなどを展開。自動車向け投資需要等で産業IT部門は売上堅調。金融IT部門も増収。24.3期3Qは増収増益。 記:2024/02/11
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10