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注目銘柄ダイジェスト(前場):ミンカブ・ジ・インフ、レノバ、リコーなど

2020/11/5 12:07 FISCO
*12:07JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ミンカブ・ジ・インフ、レノバ、リコーなど 三菱ケミHD<4188>:558.5円(-29.9円) 大幅続落。前日の上半期決算発表後は軟調な動きが続く形になっている。7-9月期のコア営業損益は396億円で市場想定を上回ったとみられるが、減損損失計上によって、営業利損益は518億円の赤字に転じている。通期営業利益は従来予想の1370億円から40億円、前期比97.2%減にまで下方修正。減損損失の大きさは想定外との見方から、財務面への影響含めてネガティブな反応が強まっているようだ。 良品計画<7453>:2068円(-101円) 大幅続落。前日に10月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比1.0%増、前月の同1.1%減からプラスに転じたものの、前年のハードルが低かったこともあって、想定よりも伸び悩んだとの見方が優勢のようだ。客数が同11.6%増加した一方、客単価は同9.5%低下している。食品が引き続き大幅増となったほか、衣服もプラスに回復したが、生活雑貨の減少率は拡大している。 レノバ<9519>:1752円(+162円) 大幅反発。米大統領選において、バイデン候補が激戦州のウィスコンシンとミシガンで勝利を確実にしたなどと伝わっている。これにより、バイデン候補の勝利がほぼ確実視される形にもなっており、クリーンエネルギー経済実現を目指すバイデン候補の政策関連銘柄として注目が高まる展開のようだ。昨日はトランプ大統領が想定以上に票を伸ばす状況となり、売り優勢となっていた。 三菱自<7211>:195円(-11円) 大幅反落。前日に第2四半期の決算を発表、営業損益は293億円の赤字となり、4-6月期533億円の赤字から赤字幅は縮小しているが、セクター内では回復の鈍さが意識される展開のようだ。通期計画は1400億円の赤字見通しを据え置いている。アジアを中心に小売台数計画を84.5万台から82.4万台に下方修正、主力市場の低迷長期化もネガティブ視される形に。 リコー<7752>:644円(-66円) 大幅反落で安値更新。前日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業損益は93億円の赤字となり、市場予想を60億円程度下回った。通期予想は従来の100億円の黒字から490億円の赤字に下方修正、市場コンセンサスは会社計画をやや上回る水準であっただけに、ネガティブなインパクトが強まる形のようだ。年間配当予想も26円から15円に引き下げている。オフィス向けの事業環境の厳しさが一段と認識される状況となっている。 イルグルム<3690>:1790円(+53円) 大幅に続伸。完全子会社のイーシーキューブ(大阪市)の一部株式をオリエントコーポレーション<8585>に譲渡し、ECサイト構築支援プラットフォームの拡販に向けた業務提携を推進する基本合意書を締結したと発表している。譲渡株式数は100株(発行済株式総数の10%)で、譲渡価格は1.55億円。譲渡予定日は12月下旬。オリエントコーポレーションは加盟店に対してEC構築支援プラットフォーム「ec-cube.co」の提供を促進する。 ミンカブ・ジ・インフ<4436>:2946円(+291円) 大幅に続伸、21年3月期第2四半期累計(20年4-9月)の営業利益を2.62億円と発表している。同社は20年3月期第3四半期から連結決算に移行しており、単体との比較では前年同期比89.7%増となる。投資家向け情報サイトなどメディア事業が堅調に推移したことに加え、ソリューション事業が大手証券グループへの新規案件導入などを背景に伸長し、利益拡大に貢献した。通期予想は前期比33.8%増の7.00億円で据え置いた。このほか、選挙メディア「選挙ドットコム」を運営するイチニ(東京都港区)との資本業務提携などを開示している。 高橋ウォール<1994>:547円(+33円) 大幅に続伸。20年12月期の営業利益を従来予想の4.10億円から6.50億円(前期実績25.22億円)に上方修正している。来年度に見込んでいた一部工事の完成が今年度に前倒しとなり、粗利益が改善した。一部の工事で採算が改善したことも利益を押し上げる見込み。併せて年間配当を従来予想の20.00円から23.00円(同30.00円)に増額修正したことも買い材料視されているとみられる。 《ST》
関連銘柄 9件
1994 東証スタンダード
583
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 5,569百万円
ビル外壁材、建築用プレキャストコンクリート部材の設計・製造・施工を手掛ける。水空間の設計・施工等を行うアクア事業、不動産賃貸事業も。PCカーテンウォール事業では外壁材、床、バルコニー部材の積極受注図る。 記:2024/10/06
3690 東証グロース
560
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 3,568百万円
広告効果測定プラットフォーム「アドエビス」などのマーケティングDX支援事業、ECサイト構築の「EC-CUBE」などのコマース支援事業を展開。マーケティングプロセス領域における新サービスなどで成長目指す。 記:2024/06/07
4188 東証プライム
830.8
11/22 15:30
+0.5(%)
時価総額 1,251,424百万円
総合化学国内最大手の三菱ケミカル、田辺三菱製薬、日本酸素ホールディングスを傘下に収める持株会社。MMAモノマーで世界トップシェア。25.3期はスペシャリティマテリアルズ、石化製品等の需要回復を見込む。 記:2024/06/24
857
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 12,840百万円
「みんかぶ」や「株探」など投資家向け情報サイトの運営などを行う。ライブドアなどを傘下に収める。日本経済新聞社と資本業務提携。ソリューション事業は米国株対応ニーズが拡大。26.3期売上高170億円超目標。 記:2024/10/20
7211 東証プライム
439.3
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7453 東証プライム
3,025
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 849,360百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1300店舗超。国内では日用品好調。生産管理を効率化。 記:2024/10/20
7752 東証プライム
1,647
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18
836
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 143,694百万円
大手信販会社。1954年創業。個品割賦事業、カード・融資事業が柱。銀行保証、家賃決済保証、集金代行、海外事業等も。クレジットカード会員数は1080万人超。決済・保証事業、海外事業を重点領域に位置付け。 記:2024/10/25
9519 東証プライム
800
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 72,950百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26