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前場に注目すべき3つのポイント~米国の下落影響もそれ程警戒される流れにはならないだろう

2020/10/15 8:44 FISCO
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~米国の下落影響もそれ程警戒される流れにはならないだろう 15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米国の下落影響もそれ程警戒される流れにはならないだろう ■ABCマート、21/2業績予想 営業利益178億円、コンセンサス下回る ■前場の注目材料:SCREEN、体質改善、来年度、事業会社にROIC ■米国の下落影響もそれ程警戒される流れにはならないだろう 15日の日本株市場は利食い先行となろうが、売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。14日の米国市場はNYダウが165ドル安だった。ゴールドマンサックスがアナリスト予想を上回る好決算を発表したことが好感され上昇して始まった。しかし、民主党のペロシ下院議長と協議を継続しているムニューシン財務長官が追加経済対策の選挙前の合意成立は困難との見方を示すと、失望感から下落に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の23550円。円相場は1ドル105円10銭台と円高に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行の展開となり、日経平均は支持線として意識される23500円処での攻防が意識されやすいだろう。ただし、追加経済対策を巡る不透明感はこれまで同様であり、市場コンセンサスも大統領選挙前の合意は期待しておらず、米国の下落影響もそれ程警戒される流れにはならないだろう。また、米国では決算シーズンに入っていることもあり、決算内容を見極めたいとする模様眺めムードから東証1部の売買代金は連日で2兆円を下回る薄商いが続いていることもあり、売り一巡後の底堅さが意識されやすい。 米大統領選や追加経済対策が通過するまではポジションを大きく傾ける流れにもなりづらいため、こう着感の強い相場展開は継続。一方で、重要イベント通過後の先高期待は根強いほか、11月にも国内においては追加の経済対策が示される可能性が高いため、菅政権に対する政策期待も高まっている状況である。日経平均は足元で23000円から23500円のレンジを突破し、現在は23500円を支持線として固める流れであり、押し目買い意欲は強そうだ。また、下を仕掛けてくる流れに対しても短期的な売買にとどまっており、追随する流れは見られていない。そのため、早い段階でショートカバーが入りやすい需給状況のため、日経平均の23500円割れの水準での押し目狙いのスタンスになりそうだ。 物色についてはインデックスにふらされやすい銘柄は避けられそうだが、24000円へのトレンド形成に備える格好から、コア銘柄へはヘッジ対応での買いが向かいやすい。全体としては高安まちまちの流れのなかで物色対象は絞りづらいだろうが、マザーズの主力の中小型株等へは引き続き活発な取引が見込まれる。出遅れている銘柄を割安感で狙うタイミングは大統領選や追加経済対策が通過した後になりそうだ。 ■ABCマート、21/2業績予想 営業利益178億円、コンセンサス下回る ABCマート<2670>が発表した2021年2月期業績予想は、売上高が前期比19%減の2206億円、営業利益は同59%減の178億円を見込んでいる。コンセンサス(275億円程度)を下回る。上期の実績を勘案し、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき通期の業績予想を算定いたした。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23626.73、+24.95) ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・SCREEN<7735>体質改善、来年度、事業会社にROIC ・ソフトバンク<9434>日通と新会社、中小物流の配車効率化 ・トヨタ<7203>9社、水素活用推進で協議会 ・日本製鉄<5401>米2工場の売却を検討、内外で拠点再編 ・山口FG<8418>日本MSと連携、企業のDX化・起業後押し ・住友商事<8053>農業関連物流マッチング、愛知・京都で実証 ・三菱自<7211>サブスク開始、7車種対象、全国系列販売店で ・サノヤスHD<7022>撹拌テスト施設を刷新、化粧品など開発高度化 ・進和<7607>「ターンキー」対応強化、新中計で車向け溶接設備 ・TDK<6762>巻き線コイルを80%薄型化、車用スマホ充電器向け ・凸版印刷<7911>空中タッチディスプレー開発、映像、平行に出現 ・オムロン<6645>高感度レーザーセンサー、複雑形状も安定検出 ・大日本印刷<7912>自動撮影関連事業で24年度までに売上高100億円 ・カネカ<4118>閉塞性動脈硬化症を治療、吸着型血液浄化器を開発 ・参天薬<4536>米オービスと提携、アジアでの眼疾患負担軽減 ・大日本住友薬<4506>米子会社、過活動膀胱薬で共同営業契約 ・武田薬<4502>DXを加速、アクセンチュア・AWSと提携 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・9月失業率(予想:7.0%、8月:6.8%) ・09:30 豪・9月雇用者数増減(予想:-4.0万人、8月:+11.1万人) ・10:30 中・9月消費者物価指数(前年比予想:+1.9%、8月:+2.4%) ・10:30 中・9月生産者物価指数(前年比予想:-1.8%、8月:-2.0%) 《ST》
関連銘柄 18件
2670 東証プライム
3,044
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 753,752百万円
ABCマートを運営する靴小売大手。ナイキ、アディダスなどのブランドと強固な関係を構築。オッシュマンズ・ジャパン等を傘下に収める。グループ店舗数は1490店舗超。国内は高付加価値スニーカー等の販売に注力。 記:2024/10/24
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4536 東証プライム
1,670.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 608,099百万円
眼科用医薬品の研究開発、製造、販売等を行う。1890年創業。医療用眼科薬市場で国内トップシェア。アイリーア硝子体内注射液、アレジオン類等が主要製品。アレジオン眼瞼クリーム0.5%などの拡販に注力。 記:2024/08/19
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
6645 東証プライム
5,011
11/22 15:30
-98(%)
時価総額 1,033,494百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
7022 東証スタンダード
175
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 5,918百万円
機械式駐車装置、ショットブラストマシンの製造等を行うサノヤス・エンジニアリングなどを傘下に収める持株会社。各種産業機械部品、乳化・攪拌装置の製造等も。製造業向けでは乳化・撹拌装置のメンテナンスが順調。 記:2024/08/27
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
439.3
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7607 東証プライム
2,870
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 41,371百万円
金属接合、産業機械、FAシステム関連商品を扱う商社。自動車関連向け売上比率が高い。肉盛溶接・溶射加工、ろう付加工などの製造部門も。メーカー機能の拡充図る。中期経営計画では26.8期売上高900億円目標。 記:2024/10/22
9,067
11/22 15:30
-31(%)
時価総額 921,117百万円
半導体機器の製造、販売等を行うSCREENセミコンダクターソリューションズが中核の持株会社。バッチ式洗浄装置やスピンスクラバーなどで世界トップシェア。配当性向30%以上目安。DX推進による生産性向上図る。 記:2024/08/22
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
7912 東証プライム
2,331.5
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,292,772百万円
大手総合印刷企業。1876年創業。出版関連ビジネスのほか、情報セキュア関連製品、ディスプレイ関連製品、電子デバイス等も。リチウムイオン電池用バッテリーパウチ等で世界トップシェア。BPO事業の拡大等に注力。 記:2024/06/17
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
1,616
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 427,196百万円
山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行などを傘下に収める持株会社。山口県、広島県、福岡県が地盤。ドリームインキュベータを持分法適用会社化。25.3期は2桁増益計画。事業領域拡大、収益力強化などに取り組む。 記:2024/07/04
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05