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前場に注目すべき3つのポイント~指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化せず__NEW_LINE__

2020/9/24 8:53 FISCO
*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化せず__NEW_LINE__ 24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化せず ■理ビタミン、20/3下方修正 営業利益63.8億円←68.0億円 ■前場の注目材料:丸紅、体表温・マスクの複数自動検知、丸紅・OKI・コニカミノルタが共同開発約 ■指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化せず 24日の日本株市場は売り優勢ながらも底堅さが意識される相場展開が見込まれる。23日の米国市場はNYダウが525ドル安、ナスダックは330ポイント安と軟調な展開。良好な小売り決算や新型コロナウイルスワクチン実用化への期待感から上昇して寄り付いた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日目となる下院特別委員会での証言でパンデミック危機からの回復が依然不透明だと懸念を再表明、投資家心理が悪化し下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の23080円。円相場は1ドル105円30銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り優勢の展開からのスタートとなろう。売り一巡後は23000円を支持線とした底堅さを見極める展開になりそうだが、米国ではハイテク株の下落が目立っており、リスクオフムードが強い。そのため、底堅さを見極めつつも、上値追いは慎重になりやすく、狭いレンジでのこう着感が強まりやすいだろう。もっとも、国内においては政策期待の高まりから政策に絡んだ銘柄等に資金が向かっており、需給状況は良好である。 また、米国ではハイテク株の売りなどクオリティ株からの資金流出が警戒されているが、流出した資金がこれまで売り越し基調にある日本株への比率を修正させる流れに向かう可能性もあるため、下値の堅さも意識されやすいところ。新型コロナに関しても日本は相対的に封じ込めに成功しているとみられているほか、経済活動の再開が本格化してきており、欧米と比べて先進国比での安心感はあるだろう。 また、マザーズ銘柄の強い値動きにみられるように、成長期待の大きい銘柄への資金流入が継続している。本日はトヨクモ<4058>がマザーズに上場するほか、まぐまぐ<4059>、グラフィコ<4930>がJASDAQに上場する。IPOの好調なスタートが確認されるようであれば、利食い資金が他の中小型株へ波及する格好にもなるため、より需給面での押し上げ効果も期待されるところである。そのため、菅政権によるスピード感のある政策が好印象を与えており、IT系企業など政策に関連する銘柄への物色意欲にもつながっており、指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化しないだろう。 ■理ビタミン、20/3下方修正 営業利益63.8億円←68.0億円 理ビタミン<4526>は2020年3月期の業績予想の修正を発表。売上高は970億円から829.7億円、営業利益は68億円から63.8億円に下方修正した。同社は20年3月期の決算の発表延期をめぐり海外子会社で発生した取引を詳しく調べるため、特別調査委員会を立ち上げると発表していたが、本日、特別調査委員会より調査報告書を受領したと発表。悪材料出尽くしとなるかが注目されるところ。 ■前場の注目材料 ・1ドル105円30-40銭 ・原油先物は上昇(39.93、+0.13) ・日銀のETF購入 ・米経済対策への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・丸紅<8002>体表温・マスクの複数自動検知、丸紅・OKI・コニカミノルタが共同開発 ・パナソニック<6752>航空機関連で100億円削減、赤字脱却へ ・三井物産<8031>博報堂とスマートシティーで連携 ・日産自<7201>米で「ローグ」の生産開始、協働ロボなど導入 ・パナソニック<6752>電子ルームミラーが日産「キックス」に採用 ・NTN<6472>風力向け発電設備監視システム10倍に、異常検知でアジア開拓 ・クボタ<6326>インドで多目的トラクター量産開始、農機合弁工場が稼働 ・NTTデータ<9613>社員1万人情報共有、事業立ち上げ効率化 ・KDDI<9433>サムスンとネットスライシング成功、5G効率運用 ・太陽誘電<6976>河川監視システム実証、群馬大などと連携 ・中村超硬<6166>ナノサイズゼオライト活用、使い捨てガウン開発 ・大日住薬<4506>MRの医薬品説明にVR、KDDIと情報交換の基盤構築 ・東洋紡<3101>高強力PE繊維改良、浮体式洋上風力発電向け ・カネカ<4118>ベトナムで医療用カテーテル生産能力3倍、海外展開強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月14-15日分) <海外> ・特になし 《ST》
関連銘柄 17件
3101 東証プライム
950
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 84,597百万円
包装用フィルム等のフィルム部門、エンジニアリングプラスチック等の環境・機能材部門が柱。1882年創立。VOC処理装置、海水淡水化用逆浸透膜に強み。総還元性向30%目安。包装用フィルムは海外への拡販図る。 記:2024/09/03
4058 東証グロース
1,953
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 21,499百万円
クラウド型の安否確認サービスを開発・販売。大株主サイボウズの業務改善クラウド「キントーン」と連携するサービスも提供。安否確認サービスが堅調。DX需要が追い風となりキントーン連携も好調。自治体向けなども貢献。 記:2024/06/08
4059 東証スタンダード
573
11/22 15:30
-6(%)
時価総額 1,613百万円
メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」、記事販売プラットフォーム「mine」のプラットフォーム事業が主力。メディア広告事業等も。エアトリ傘下。メディア広告事業では既存メディアのコンテンツ拡充等を図る。 記:2024/10/08
4118 東証プライム
3,486
11/22 15:30
+58(%)
時価総額 230,076百万円
苛性ソーダ・塩ビから発砲樹脂、電子材料、医療機器、食品素材等を手掛ける。液状樹脂は建築用シーリング材として国内トップシェア。26.3期売上高9000億円目標。コエンザイムQ10の能力増強等に取り組む。 記:2024/06/11
4506 東証プライム
609
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 242,321百万円
住友化学傘下の製薬会社。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併して誕生。精神神経領域、がん領域が研究重点領域。非定型抗精神病薬「ラツーダ」等が主力製品。2型糖尿病治療剤「エクア」などの販売拡大図る。 記:2024/06/11
4526 東証プライム
2,522
11/22 15:30
-16(%)
時価総額 85,004百万円
乾燥カットわかめ、ドレッシング等の家庭用食品、業務用食品、加工食品用原料等の製造・販売を行う。ノンオイルドレッシングなどで国内トップシェア。国内事業の収益基盤強化、アジア・北米における展開加速に注力。 記:2024/08/13
4930 東証スタンダード
3,790
7/12 15:00
+5(%)
時価総額 3,536百万円
健康食品や化粧品、日用品のファブレスメーカー。女性視点の商品開発に強み。オキシクリーンが主力製品。あらた等が主要取引先。Church&Dwight JapanがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/02
6166 東証グロース
400
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 4,408百万円
化学繊維用紡糸ノズル事業が主力。耐摩耗部品などの特殊精密機器事業、半導体・難削材向けダイヤモンドワイヤの製造・販売等も。25.3期は増収計画。特殊精密機器事業では自動車部品メーカーからの受注拡大図る。 記:2024/06/28
6326 東証プライム
1,909.5
11/22 15:30
+10.5(%)
時価総額 2,246,846百万円
世界シェアトップクラスの農業機械メーカー。1890年創業。建設機械「ミニバックホー」などで世界トップシェア。ダクタイル鉄管、水処理システム等も手掛ける。海外売上高比率は7割超。強固な販売網などが強み。 記:2024/08/27
6472 東証プライム
246.8
11/22 15:30
+2.3(%)
時価総額 131,412百万円
大手ベアリングメーカー。1918年創業。ハブベアリング、ドライブシャフトで世界シェアトップクラス。ロボット用モジュール等も手掛ける。27.3期売上高8300億円目標。アフターマーケットビジネスの拡大図る。 記:2024/06/29
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10