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前場に注目すべき3つのポイント~米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに

2020/9/4 8:43 FISCO
*08:43JST 前場に注目すべき3つのポイント~米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに ■ロックフィール、1Q営業損失 赤字転換▲3.11億円 ■前場の注目材料:東芝、株主の海外ファンド、議決権行使できず、郵送の一部 ■米クオリティ株急落でバリュー株へのシフトに 4日の日本株市場は売り一巡後の底堅さを見極める展開になりそうだ。3日の米国市場はNYダウが807ドル安と大幅に下落した他、ナスダックも急落となった。8月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことが嫌気されたほか、これまで相場のけん引役であったハイテク株に幅広く売りが広がり、引けにかけて下げ幅を拡大させている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比375円安の23095円。円相場は1ドル106円10銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、23000円での攻防になりそうである。アップルなどクオリティ株が軒並み大きく下げていることもあり、国内においてもハイテクセクター等への売り圧力が強まりそうである。ただし、足元ではバフェット氏の大手商社株取得に伴うバリュー志向が意識されていたこともあり、クオリティ株に対する利益確定の流れなどは想定されていたところでもある。S&P先物へのヘッジニーズのほか、ここにきてVIX指数の上昇も不安視されていたため、波乱の展開になりづらいところ。 また、米国では新型コロナウイルスのワクチン投与にあたり各州・地域の政府に対して11月1日までに準備するよう通達したことが伝わっており、これがこれまで相場をけん引していたクオリティ株への利益確定に向かわせ、反対にバリュー株へのシフトにもつながったと考えられる。クオリティ株に対して過熱状態であったことも一気に物色対象の切り替えにつながったようである。需給が悪化した訳ではなく、利益確定の流れによる急落といった形であり、売り一巡後は押し目狙いの意識に向かわせやすい。 物色の流れとしてはバリュー株へのシフトが意識されやすい。ハイテク株等も調整一巡感が意識されやすい水準まで下げていた銘柄もみられているが、積極的に押し目を拾う流れにはなりづらいところ。また、活況が続く新興市場であるが、昨日においても直近IPO銘柄には利益確定の流れが目立ち、足元ピーク感が意識される状況であった。利食いに押されやすいだろうが、中小型株については過熱想定の中でこれまで上昇していたこともあり、資金回転は効いている。大きく下げる局面においては押し目を狙う動きも出てきそうである。 ■ロックフィール、1Q営業損失 赤字転換▲3.11億円 ロックフィール<2910>が発表した第1四半期決算は、売上高が前年同期比25.3%減の93.71億円、営業損益は3.11億円の赤字に転落した。緊急事態宣言解除後、出店する百貨店、駅・駅ビル等の商業施設の全館営業再開により来店客数は回復しつつあったものの、都心部では企業の在宅勤務の継続や、都道府県を跨ぐ移動の自粛などの影響で駅利用者の減少が続き、大幅な減収減益となった。なお、2021年4月期通期予想については、新型コロナウイルス感染症拡大が業績に与える影響を現段階において合理的に算定することが困難なため未定としている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(23465.53、+218.38) ・日銀のETF購入 ・米経済対策効果への期待 ・コロナ向けワクチン開発の進展 ・東芝<6502>株主の海外ファンド、議決権行使できず、郵送の一部 ・武田薬<4502>米投資会社、武田大衆薬子会社を買収、雇用・経営陣は維持 ・テルモ<4543>中国の医療ファンド参画 ・三井物産<8031>共通ポイントプログラム構築、「イミ消費」喚起 ・三井物産<8031>PFNと地下構造解析で新会社、AIシステム開発 ・三ツ知<3439>生産デジタル化、国内外でAI・IoT活用、冷間鍛造部品の品質向上 ・日産自<7201>CFRP製部品の量産化技術開発、成形時間2分・車体80kg軽量化 ・極東開発工業<7226>ゴミ収集車への巻き込まれ防ぐ、AI安全支援システム ・スター精密<7718>新拠点稼働、自動旋盤技術提案・IoT実演 ・川崎重<7012>ローカル5G実証、播磨工場でバリ取りロボ遠隔操作 ・凸版印刷<7911>オレフィン製化粧シート、抗ウイルス・抗菌認証取得 ・DIC<4631>デュポンと販売提携、欧米アで独占権 ・東ソー<4042>九大とCO2分離膜の共同研究、NEDO事業に採択 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・10:30 豪・7月小売売上高(前月比予想:+3.3%、6月:+2.7%) 《ST》
関連銘柄 13件
2910 東証プライム
1,478
11/22 15:30
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時価総額 39,594百万円
惣菜の製造・販売を行う。兵庫県神戸市に本社。「RF1」が基幹ブランド。セレクトショップ「グリーン・グルメ」、和そうざいブランド「いとはん」等も展開。ロック・フィールドメンバーズの会員数は26万名超。 記:2024/09/01
3439 東証スタンダード
636
11/22 15:21
±0(%)
時価総額 3,373百万円
工業用ファスナーメーカー。シート用部品など自動車部品が主力。完全オーダーメイドのカスタム製品が中心。冷間鍛造技術に強み。日本は得意先からの受注が順調。インドにおける合弁事業に関する覚書を現地企業と締結。 記:2024/06/09
4042 東証プライム
2,111.5
11/22 15:30
+30(%)
時価総額 686,409百万円
総合化学大手。1935年創業。苛性ソーダ、高速液体クロマトグラフィー用カラムで国内トップシェア。臭素は国内生産量トップ。ハイシリカゼオライトは自動車用途中心に出荷順調。分離精製剤の生産能力増強図る。 記:2024/06/24
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
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時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4631 東証プライム
3,244
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 308,689百万円
1908年創業の化学メーカー。印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェア。包装用接着剤、エポキシ樹脂、界面活性剤等の製造・販売も。スマートリビング領域に注力。欧米顔料事業の構造改革推進。 記:2024/09/02
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
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時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7226 東証プライム
2,274
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 91,301百万円
特装車メーカー。コンクリートポンプ車、トレーラ、タンクローリ・散水車等で国内トップシェア。リサイクル施設の建設、パーキング等事業も。総還元性向100%目安。特装車事業では製品ラインナップの強化を図る。 記:2024/06/24
7718 東証プライム
1,856
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時価総額 76,788百万円
CNC自動旋盤などの工作機械メーカー。小型プリンタや腕時計部品も。米国、欧州、アジア等グローバルに展開。欧米の需要は低調。中国は回復傾向。国内は自動車関連はじめ振るわず。総還元性向5割以上目安。 記:2024/07/27
7911 東証プライム
4,026
11/22 15:30
+22(%)
時価総額 1,283,110百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。DXや半導体関連が堅調。海外のパッケージや建装材も回復傾向。アフリカにも進出。 記:2024/07/28
8031 東証プライム
3,305
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 10,005,514百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04