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新興市場見通し:新興株に資金流入、IPO長期休止も直近上場銘柄が賑わい

2020/4/18 15:27 FISCO
*15:27JST 新興市場見通し:新興株に資金流入、IPO長期休止も直近上場銘柄が賑わい 先週の新興市場では、マザーズ指数が週を通じ5営業日続伸し、日経ジャスダック平均に至っては4月17日まで10営業日続伸となった。米国で新型コロナウイルスの感染拡大がピークを迎えつつあるとの見方が強まり、経済活動再開への期待が高まったことで、米株高につれて日経平均が上昇。新興市場でも投資家心理が改善し、成長期待株を中心に買いが入った。なお、週間の騰落率は、日経平均が+2.0%であったのに対して、マザーズ指数は+10.3%、日経ジャスダック平均は+3.4%だった。マザーズ指数は先週の当欄で予想したとおり戻り歩調が続き、3月上旬の水準を回復している。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が週間で23.5%高、フリー<4478>が同19.2%高、Sansan<4443>が同23.2%と大きく上昇。売買代金上位では新型コロナワクチンの開発を進めるアンジェス<4563>、直近上場のサイバーセキュリティクラウド<4493>や関通<9326>、遠隔医療関連のメドレー<4480>などが大幅高となった。関通は前期の大幅増益決算も評価された。また、新薬の共同開発契約を締結したメドレックス<4586>は株価が約2.1倍となった。一方、今期業績予想を下方修正したUUUM<3990>は軟調で、GMOメディア<6180>などが週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力では日本マクドナルドHD<2702>が同5.1%高、セリア<2782>が同4.2%高となった。ワークマン<7564>も同0.9%高と小幅に上昇し、小売・外食などの内需株が比較的堅調だった。売買代金上位では出前館<2484>やリプロセル<4978>が買い優勢で、食品容器の需要増が期待されている中央化学<7895>などが週間のジャスダック上昇率上位に顔を出した。反面、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同1.6%安と軟調で、業績下方修正のウッドフレンズ<8886>が下落率トップとなった。 今週の新興市場では、マザーズ指数は利益確定の売りをこなしながらしっかりした動きが続きそうだ。米国でもネットフリックスやアマゾン・ドット・コムといったハイテク株が上場来高値を更新している。新型コロナの影響下でもインターネットサービスなどは需要の増加が見込まれ、低金利環境の長期化観測もこれらグロース(成長)株の後押し材料となる。日本の新興株でも同様のことが言え、株価変動率(ボラティリティー)の低下に伴い投資資金が戻るなか、物色を集めやすいと考えられる。 今週は、4月21日にマクアケ<4479>、24日に沖縄セルラー電話<9436>などが決算発表を予定している。まだ新興企業の決算発表は多くないが、クラウドファンディング運営のマクアケは高成長が続くか注目されるだろう。また、主要企業では23日にディスコ<6146>やオムロン<6645>、24日にアドバンテスト<6857>やファナック<6954>などの決算発表があり、新興市場でも半導体・FA(ファクトリーオートメーション)関連株が影響を受けそうだ。 IPO関連では、唯一残っていたさくらさくプラスが上場取り止めを発表。4月6日に上場した松屋アールアンドディ<7317>以降の案件が全て中止に追い込まれ、ゴールデンウィークを挟み長期のIPO休止期間に入ることとなった。サイバーセキュリなどの直近IPO銘柄が賑わっているのはこうした事情も背景にあるとみられる。なお、年初来のIPO中止件数は18社と、2001年の22社に迫るまで増えている。 《FA》
関連銘柄 25件
2484 東証スタンダード
283
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+4(%)
時価総額 37,287百万円
フードデリバリー専門サイトを運営。配達代行サービスに強み。アクティブユーザー数は618万人。スポーツチームなどとの連携強化を図る。売上原価の適正化は順調に進む。販管費は減少。24.8期1Qは損益改善。 記:2024/02/03
6,810
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+30(%)
時価総額 905,458百万円
国内最大のハンバーガーチェーン。外食でも上位。米マクドナルドのライセンス下で国内マクドナルドを展開。夜メニューや新商品開発を推進。デジタルやデリバリーの活用で利便性向上。業容好調で23.12期は増収増益。 記:2024/02/29
2782 東証スタンダード
2,575
5/13 13:39
-163(%)
時価総額 195,288百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。1998店舗展開。直営店61店舗を新規出店。24.3期2Qは増収。収益面は販管費の増加等が重し。 記:2024/01/16
3990 東証グロース
403
5/13 13:30
-5(%)
時価総額 8,029百万円
国内最大のユーチューバー事務所を運営。23年9月にフリークアウトHDの傘下に。24.9期は決算期変更に伴う16カ月変則決算。2Q累計は動画視聴数に応じて受け取る広告収入が振るわず。通期では黒字復帰を計画。 記:2024/02/07
4385 東証プライム
1,855.5
5/13 13:39
-62.5(%)
時価総額 298,496百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は250万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。24.6期2Qは大幅増益。 記:2024/02/13
4443 東証プライム
1,516
5/13 13:38
+53(%)
時価総額 189,530百万円
柱の法人向け名刺管理サービスは営業DXサービスに進化中。インボイス管理サービスなども。24.5期上期はインボイス管理の有料契約件数が倍増。営業DXの契約件数や名刺アプリの利用者数も順調に増えて収益急改善。 記:2024/02/06
4478 東証グロース
2,958
5/13 13:39
+8(%)
時価総額 168,242百万円
中小企業向けにクラウド会計・人事労務ソフトを提供。販売管理ソフトや電子契約サービスも。オンラインマーケティング中心に広告投資実施。有料課金ユーザー企業数は45万8196件と増加。24.6期1Qは2桁増収。 記:2024/01/27
4479 東証グロース
645
5/13 13:28
-8(%)
時価総額 8,107百万円
応援購入型クラウドファンディングサイトを運営。ユーザーデータを用いた大企業向け新商品開発コンサルティングも展開。応援購入総額は増加。プロジェクト単価は引き続き上昇。24.9期1Qは2桁増収、損益改善。 記:2024/02/10
4480 東証プライム
3,640
5/13 13:39
+40(%)
時価総額 118,868百万円
医療・介護領域に特化の人材紹介サービスを展開。遠隔診療システムや電子カルテも。人材プラットフォーム事業は好調。顧客事業所数は32.6万件と2桁増。営業外収益は増加。23.12期3Q累計は大幅増収増益。 記:2024/01/27
2,723
5/13 13:39
+15(%)
時価総額 25,604百万円
Webセキュリティサービス会社。サイバー攻撃を可視化、遮断する「攻撃遮断くん」が主力。富士ソフトと包括的業務提携。利用企業数の増加などで、23.12期通期は業績堅調。24.12期は増収増益を見込む。 記:2024/02/25
4563 東証グロース
47
5/13 13:38
-2(%)
時価総額 8,395百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
4586 東証グロース
124
5/13 13:35
+9(%)
時価総額 4,606百万円
独自の経皮吸収型製剤技術を用いて新薬を開発。マイクロニードルの研究開発も。今年1月に承認再申請の帯状疱疹後疼痛薬は7月までに審査完了予定。1b相治験に成功の痒性麻痺薬候補は2相準備へ。継続前提に重要事象。 記:2024/03/12
4978 東証グロース
133
5/13 13:38
-1(%)
時価総額 11,289百万円
iPS細胞関連の研究用試薬開発や細胞作製受託が主力のバイオベンチャー。再生医療の開発も。腫瘍浸潤リンパ球輸注療法の新規パイプライン化を決定。研究支援事業は堅調。営業外収益増。24.3期3Qは経常黒字転換。 記:2024/04/07
6146 東証プライム
52,000
5/13 13:39
+1,120(%)
時価総額 5,632,484百万円
国内最大の半導体用組立装置メーカー。半導体をウェーハから切断するダイサやウェーハを薄く研削するグラインダを手掛け、ダイサーは世界シェア8割。純水リサイクル装置も展開。研究開発費増加し、3Q累計は一服。 記:2024/02/22
6180 東証グロース
3,140
5/13 12:59
+75(%)
時価総額 5,869百万円
インターネットメディア運営会社。プログラミング教育や美容医療のヴァーティカルメディア、ECメディアなどを運営。院内業務一括管理SaaSなど美容医療領域を育成。業容好調で23.12期営業利益は過去最高更新。 記:2024/02/23
4,405
5/13 13:39
+125(%)
時価総額 424,268百万円
小型精密制御減速装置大手。減速機の位置決め精度が最も高い波動歯車装置で世界首位。日本は工場稼働率の低下等が響く。24.3期3Qは北米が好調。手術支援ロボット関連向け、アミューズメント機器向けが需要増。 記:2024/02/26
6645 東証プライム
5,729
5/13 13:39
-201(%)
時価総額 1,181,578百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。24.3期3Q累計はヘルスケア事業が堅調。中国におけるネブライザの需要増などが寄与。 記:2024/02/13
6857 東証プライム
5,138
5/13 13:39
+21(%)
時価総額 3,936,576百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,616
5/13 13:39
-56(%)
時価総額 4,660,069百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
7317 東証グロース
710
5/13 13:31
-12(%)
時価総額 15,008百万円
血圧計腕帯や自動車安全装置縫合システムを展開。各種工業用ミシン製造や縫製品製造OEMに加え、カーシート、エアバッグなど縫製品の製造も事業領域。全セグメント好調や円安恩恵もあり、3Q累計は増収・利益急伸。 記:2024/03/23
7564 東証スタンダード
3,870
5/13 13:39
-5(%)
時価総額 316,748百万円
建設現場・工場向けワークウェアや作業用品の大手専門店。女性向けや子供服、シューズ、雨具等も。1006店舗展開。27店舗の新規出店実施。PB商品の売上比率は上昇。新規出店効果等で24.3期3Qは増収。 記:2024/04/08
7895 東証スタンダード
416
3/15 15:00
±0(%)
時価総額 11,623百万円
食品プラ容器の製造・販売を手掛ける。中国に製販拠点。環境配慮型素材・製品の拡充図る。外食向け需要の回復等で国内は売上堅調。23.3期3Qは増収。センコーグループHDによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2023/02/14
8886 東証スタンダード
1,315
5/13 12:31
±0(%)
時価総額 1,946百万円
愛知県地盤のデベロッパー。国産材を用いた住宅構造に特徴。県営ゴルフ場やホテルの運営、収益型不動産開発も事業領域。24.5期2Qは都市事業が好調。集合住宅5棟の販売等が寄与。余暇事業はゴルフ場運営等が堅調。 記:2024/01/28
9326 東証グロース
479
5/13 13:11
-7(%)
時価総額 4,919百万円
EC・通販事業者の配送業務や受注管理業務を代行。倉庫管理システムの提供も。24.3期3Q累計はEC客のセールが好調で売上増。だが人件費増が利益の重石に。通期では営業増益を見込む。出版社向け物流事業を譲受。 記:2024/02/07
9436 東証スタンダード
3,670
5/13 13:38
+40(%)
時価総額 197,285百万円
沖縄県が拠点の通信事業会社。KDDIの子会社。県内で「auモバイル」や「UQモバイル」を運営する。FTTHサービスや売電も行う。今期3Q累計はモバイル事業が好調だった。光回線やau電気も堅調に推移した。 記:2024/03/04