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前場に注目すべき3つのポイント~日経平均の2万円割れが意識される局面に

2020/3/9 8:39 FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~日経平均の2万円割れが意識される局面に 9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:日経平均の2万円割れが意識される局面に ■前場の注目材料:牧野フ、20/3下方修正、営業利益23.0億円←35.0億円 ■トヨタ自、中部圏で水素利用促進、トヨタなど10社、協議会設立 ■日経平均の2万円割れが意識される局面に 9日の日本株市場は、下値不安の強い相場展開になりそうだ。6日の米国市場では、NYダウが256ドル安だった。世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、経済が景気後退入りする確率が一段と高まったため投資家心理が悪化、終日軟調推移となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比280円安の20430円。安いところでは20210円まで下げ幅を拡大させる局面もみられている。円相場は1ドル104円30銭台と円高に振れて推移している。 イタリアでは新型コロナウイルスの感染拡大が広がっているミラノがある北部ロンバルディア州などを封鎖すると発表。米国ではNYで非常事態宣言が発動された。また、トランプ大統領をはじめ複数の閣僚などが出席した会合に、新型コロナウイルスの感染者1人が参加していたことがわるなど、リスクオフの流れが一段と強まりやすい。 さらに石油輸出国機構(OPEC)加盟国とそれ以外の主要産油国で構成するOPECプラスは6日、「2020年6月末までに関する日量150万バレルの追加減産の実施」で合意できず、協議は決裂した。6日のNY原油先物相場は1バレル41ドル台に急落していることも神経質にさせそうである。 シカゴ先物は一時20210円まで下げていることもあり、投資家心理としては2万円割れが意識されやすいだろう。そのため下落局面において押し目拾いの動きは強まらず、薄商いの中を先物主導のインデックス売買によって大きく振らされやすくなりそうだ。また、週末には先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えている。ロール中心の売買になりそうではあるが、大きく振れる局面においてはヘッジに伴う影響も警戒されやすい。日銀が保有する上場投資信託(ETF)の簿価などへの思惑も高まりやすく、市場への警戒感がさらに高まる局面も想定しておく必要がありそうだ。 リスクオフの中、物色は新型コロナウイルスの影響を受けづらいとみられるセクターや需要が見込まれるであろう関連銘柄に集中しやすくなりそうだ。中小型株については物色に広がりが見えづらいだろうが、先週のアンジェス<4563>など、材料の出た銘柄などへは資金集中がみられるなど、特に売り込まれていた銘柄に対する株価反応は大きい。短期的な値幅取り狙いではあろうが、踏ん張りどころであろう。 ■牧野フ、20/3下方修正、営業利益23.0億円←35.0億円 牧野フ<6135>は2020年3月期業績予想の修正を発表。売上高は従来の1630億円から1580億円、営業利益は35億円から23億円に下方修正した。今期の業績予想の下方修正は昨年7月、今年1月に続いて3度目。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国を中心に主力のマシニングセンターなどの販売が想定を下回った。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・新型肺炎で追加金融緩和期待 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・来期の業績回復期待 ・トヨタ自<7203>中部圏で水素利用促進、トヨタなど10社、協議会設立 ・THK<6481>IoTで機械部品の状態把握、サービス開始 ・クボタ<6326>いぐさ移植機22年ぶり復活、JA熊本の要請受け再生産 ・横河電<6841>APBに資本参加、大型蓄電池の運用最適化 ・旭化成<3407>米社の車内装材買収、欧でシート材拡大 ・大林組<1802>コンクリ橋の施工速度3倍、床版更新で新工法 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10-12月期GDP2次速報(前期比年率予想:-6.6%、1次速報:-6.3%) ・08:50 1月経常収支(予想:+6235億円、12月:+5240億円) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
1802 東証プライム
1,720
4/26 15:00
+17.5(%)
時価総額 1,240,997百万円
大手ゼネコン。ビルやマンション、公共施設等の建築に加え、社会インフラの土木を行う。不動産開発等も展開する。今期3Q累計は国内外の大型建築工事の進捗等が寄与も、前期の大型不動産の売却の反動が影響した。 記:2024/03/07
3407 東証プライム
1,068
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 1,488,719百万円
総合化学大手。マテリアル、住宅、ヘルスケアの領域で事業展開。住宅部門は堅調。建築請負部門は伸び悩むが、不動産部門等がカバー。クリティカルケア事業ではAEDの販売量が増加。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/11
4563 東証グロース
49
4/26 15:00
±0(%)
時価総額 8,753百万円
大阪大医学部発のバイオベンチャー。遺伝子医薬やDNAワクチンのバイオ医薬品を開発。受託数の順調増で手数料収入は伸長。研究開発費は減少。23.12期通期は損益改善。24.12期は大幅増収、損益改善計画。 記:2024/03/05
6135 東証プライム
6,320
4/26 15:00
+150(%)
時価総額 157,330百万円
工作機械大手。複合加工機、数値制御フライス盤を手掛け、金型・精密部品向けのマシニングセンタや放電加工機に強み。大型化マシニングセンタの新製品「DA500」を投入。インド向け好調もあり、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/02
6326 東証プライム
2,461.5
4/26 15:00
+30.5(%)
時価総額 2,954,408百万円
農業機械で世界有数。ダクタイル鉄管や水処理システム、小型建機、芝刈り機、空調機器なども展開。フランスの農作業機器メーカーBCT社をグループ化。北米の住宅やインフラ開発需要を取入れ、23.12期は利益急伸。 記:2024/03/30
6481 東証プライム
3,446
4/26 15:00
+77(%)
時価総額 447,487百万円
機械部品メーカー。直動案内機器で世界シェアトップ。工作機械や産業用ロボット、半導体製造装置等の直動システムを製造、販売する。輸送機器や医療機器、免震装置向けに事業を拡大。23年12月期の産業機器が足踏み。 記:2024/03/08
6841 東証プライム
3,444
4/26 15:00
+33(%)
時価総額 925,145百万円
大手制御機器・計測器メーカー。プラント生産設備の制御・運転監視を行う分散型制御システム等の提供が主力。制御事業は値上げ効果や大型案件の寄与などで好調。特別利益を計上。24.3期3Q累計は収益伸長。 記:2024/04/14
7203 東証プライム
3,510
4/26 15:00
+13(%)
時価総額 57,265,604百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29