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後場に注目すべき3つのポイント~底堅さと上値の追いづらさが混在、決算受けた物色は活発

2020/2/4 12:50 FISCO
*12:50JST 後場に注目すべき3つのポイント~底堅さと上値の追いづらさが混在、決算受けた物色は活発 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅反発、底堅さと上値の追いづらさが混在、決算受けた物色は活発 ・ドル・円はもみ合い、日本株高継続にらみ円売り ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は第一三共<4568> ■日経平均は小幅反発、底堅さと上値の追いづらさが混在、決算受けた物色は活発 日経平均は小幅反発。23.07円高の22995.01円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。 週明け3日の米株式市場でNYダウは反発し、143ドル高となった。1月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況指数が節目の50を半年ぶりに上回ったことが好感されたほか、中国人民銀行(中央銀行)が大規模な資金供給を実施したことで新型肺炎による経済減速懸念も和らいだ。ただ、新型肺炎の感染拡大で企業活動などにも影響が出てきており、本日の日経平均は根強い懸念を背景に90円安からスタート。米国で大統領選の民主党候補者選びが始まり、その推移を見極めたいとの思惑も加わって、朝方の日経平均はマイナス圏でもみ合う場面が続いた。しかし、香港株が続伸して始まると株価指数先物に買い戻しが入り、日経平均はプラスに切り返した。 個別では、東エレク<8035>、資生堂<4911>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小高い。決算が好感された村田製<6981>は4%超、パナソニック<6752>は9%超上昇している。村田製の受注増加を受けて太陽誘電<6976>などにも思惑買いが入っているようだ。業績上方修正や増配が好感されたレンゴー<3941>、前期業績が上振れした大塚商<4768>は大幅高。また、EG<6050>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、ソニー<6758>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>は小安い。レーザーテック<6920>は好決算ながら材料出尽くし感から売りに押される場面があり、コニカミノルタ<4902>は決算を嫌気した売りが優勢。また、いであ<9768>などが東証1部下落率上位に顔を出した。 セクターでは、パルプ・紙、その他金融業、電気・ガス業などが上昇率上位。半面、水産・農林業、鉱業、海運業などが下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は29%となっている。 本日の日経平均は続落して始まったものの、小幅ながらプラス圏に浮上して前場を折り返した。米製造業の景況感改善や中国人民銀行の資金供給が支援材料となり、米国株や香港株は堅調。中国・上海株は安く始まったものの、その後小高く推移しており、前日に株価指数先物を売り越した海外投資家が買い戻しを入れているものとみられる。前日の先物手口を見ると、日経平均先物ではゴールドマン・サックス証券やクレディ・スイス証券、東証株価指数(TOPIX)先物ではJPモルガン証券の売り越しが目立った。個別株でも、村田製の好決算やパナソニックのポジティブな株価反応には安心感がある。日経平均の日足チャートでは、前日に続き一時23000円を割り込みつつも陽線を引く格好となっており、この水準での底堅さが窺える。 とはいえ、23000円を上回る場面では積極的に上値を追う動きも乏しい。引き続き国内では主要企業の決算発表が控え、米国でも5日の1月ISM非製造業景況指数、7日の1月雇用統計と重要な経済指標の発表が相次ぐ。新型肺炎の感染拡大に加え、米大統領選の民主党候補者選びで急進左派バーニー・サンダース上院議員が支持を伸ばしていることなど、市場が警戒する材料もなお多い。日経平均は23000円水準を維持しつつも一進一退の展開となることが見込まれる。引き続き決算を手掛かりとした個別物色に活路を見出す投資家が多いだろう。なお、本日はソニーなどが決算発表を予定しており、ファーストリテは1月度の月次データを開示する。 ■ドル・円はもみ合い、日本株高継続にらみ円売り 4日午前の東京市場でドル・円は、108円60銭台でのもみ合い。ランチタイムの日経平均先物はやや上げ幅を拡大しており、目先の日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい。また、前日急落した上海総合指数も本日はプラス圏を維持しており、ウィルス問題によるリスクオフのムードは現時点で後退しているようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円58銭から108円72銭、ユーロ・円は120円12銭から120円25銭、ユーロ・ドルは1.1053ドルから1.1063ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・アマガサ<3070>、イー・ガーディアン<6050>など、13銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位は第一三共<4568> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・中国外務省報道官 「米国は新型肺炎の感染拡大への過剰反応を控え、ともに協力して対応するべき」 「米国が約束した支援を近く発表すると期待している」 【経済指標】 ・日・1月マネタリーベース:前年比+2.9%(12月:+3.2%) <国内> 特になし <海外> ・12:30 豪準備銀行が政策金利発表(0.75%に据え置き予想) ・トランプ米大統領が一般教書演説(日本時間5日午前11時頃) 《HH》
関連銘柄 18件
3070 東証グロース
104
5/17 15:00
-3(%)
時価総額 1,309百万円
ノンレザーシューズメーカー。20~30代の女性向けに、企画、卸売、小売を展開。美術品やSDGs関連商品の販売等も。小売事業は損益改善。不採算店舗の整理等による経費削減が寄与。24.1期3Qは損益改善。 記:2024/01/27
3941 東証プライム
1,060
5/17 15:00
-8(%)
時価総額 287,319百万円
段ボール製品国内首位、段ボール原紙で2位。紙器や軟包装、重包装用段ボールなど包装資材に強み。板紙・紙加工関連事業は収益伸長。販売量は減少だが、製品価格の改定などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/02/25
4568 東証プライム
5,531
5/17 15:00
+49(%)
時価総額 10,769,045百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
4768 東証プライム
2,908
5/17 15:00
+2.5(%)
時価総額 1,105,052百万円
独立系のSI大手。中小企業向けに強み。保守サービスやオフィス消耗品通販「たのめーる」も。システムインテグレーション事業ではハードウェアが伸びる。23.12期通期は2桁増収増益。24.12期は増収増益計画。 記:2024/02/04
4902 東証プライム
466.9
5/17 15:00
-11.4(%)
時価総額 234,694百万円
大手複合機メーカー。情報機器に加え、印刷機、電子材料、光学製品、感光材料、照明、計測機器、医療機器などを製造、販売する。今期3Q累計はオフィス機器や機能材料が増加した。生産や物流のコスト削減も寄与した。 記:2024/02/24
4911 東証プライム
4,916
5/17 15:00
+54(%)
時価総額 1,966,400百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
6050 東証プライム
1,850
5/17 15:00
+83(%)
時価総額 19,251百万円
ネット投稿監視サービスや本人認証サービスを展開。ゲーム顧客対応やネット広告審査なども。23年10月からチェンジHD傘下に。24.9期は投稿監視の復調を想定。先行投資こなして利益反発の見込み。連続増配予定。 記:2024/01/18
1,324.5
5/17 15:00
+2(%)
時価総額 3,250,398百万円
総合家電大手。家電、住設設備、FA機器、電池も。くらし事業では北米コールドチェーン、国内電材が増収。北米車載電池の増販、米国IRA補助金の計上等でエナジー部門は収益伸長。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/04/07
6758 東証プライム
13,100
5/17 15:00
+85(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6920 東証プライム
43,170
5/17 15:00
+400(%)
時価総額 4,070,327百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
6976 東証プライム
3,170
5/17 15:00
-27(%)
時価総額 412,791百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
6981 東証プライム
2,860
5/17 15:00
+43(%)
時価総額 5,798,487百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,436
5/17 15:00
+84(%)
時価総額 56,058,295百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,503
5/17 15:00
-97(%)
時価総額 11,042,761百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9768 東証スタンダード
2,462
5/17 15:00
+29(%)
時価総額 18,463百万円
環境コンサルタント会社。社会基盤に関連する計画や設計、調査等のコンサルティングを行う。建設環境分野で売上高トップ。建設コンサルティングや情報システムも提供する。23年12月期は建設コンサルタントが足踏み。 記:2024/03/05
9983 東証プライム
41,010
5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10