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後場に注目すべき3つのポイント~手控え材料も多く目先もみ合い、個別物色を想定

2020/1/31 12:50 FISCO
*12:50JST 後場に注目すべき3つのポイント~手控え材料も多く目先もみ合い、個別物色を想定 31日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、手控え材料も多く目先もみ合い、個別物色を想定 ・ドル・円は小じっかり、日本株高受け109円台を回復 ・値上がり寄与トップは中外製薬<4519>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は大幅反発、手控え材料も多く目先もみ合い、個別物色を想定 日経平均は大幅反発。290.63円高の23268.38円(出来高概算6億8000万株)で前場の取引を終えている。 30日の米株式市場でNYダウは3日続伸し、124ドル高となった。新型肺炎の感染拡大への懸念から売りが先行したものの、世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言すると上昇に転じた。主要企業の決算に対する期待も相場の押し上げ要因となったようだ。米株高の流れを受け、前日に401円安と大きく下落していた日経平均も本日は171円高からスタート。海外投資家が株価指数先物の買い戻しを入れているとみられるほか、個別でも好決算銘柄を中心に積極的な買いが入り、前場の日経平均は一時23421.59円(443.84円高)まで上昇。ただ、買いが一巡すると伸び悩む展開となった。 個別では、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>がしっかり。ソフトバンクG<9984>は小高い。決算発表銘柄では東エレク<8035>やOLC<4661>が買い優勢で、富士通<6702>、アンリツ<6754>、中外薬<4519>は商いを伴って急伸。富士通やアンリツは第3四半期決算発表とともに今期業績予想を上方修正した。また、新型肺炎対策に絡んだ思惑的な物色も続き、ダイトウボウ<3202>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、売買代金トップの任天堂<7974>は4%超の下落。今期業績予想を上方修正したものの市場の期待に届かず、材料出尽くし感が広がったようだ。SCREEN<7735>は大幅続落。また、M&Aキャピ<6080>や日本M&A<2127>が東証1部下落率上位に顔を出している。 セクターでは、精密機器、証券、不動産業などが上昇率上位で、その他も全般堅調。その他製品、鉱業、石油・石炭製品の3業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は18%となっている。 本日の日経平均は米株高の流れを引き継ぎ、朝方には上げ幅を400円超に広げる場面があった。新型肺炎を巡るWHOの緊急事態宣言を短期的な悪材料出尽くしと受け止める向きがあり、渡航・貿易制限が勧告されなかったことから経済への影響も抑えられると考えられているようだ。前日の先物手口を見ると、やはりクレディ・スイス証券を中心とした外資系証券の一角で売り越しが目立ったが、本日はこれら海外の短期筋が買い戻しを入れているものとみられる。富士通やアンリツといった注目度の高い主要企業で好決算が多く見られたことも相場全体の押し上げに寄与しているだろう。 しかし、このところ海外勢の先物売買との連動性が高い香港ハンセン指数は本稿執筆時点で0.4~0.5%ほどの上昇にとどまっており、前日まで大幅安が続いたことを踏まえると戻りの鈍い印象は拭えない。新型肺炎の感染拡大への警戒感が根強いことが窺える。また、本日は国内で2019年10-12月期決算発表の第1のピークとなるほか、海外では英国が欧州連合(EU)離脱を迎える。来週に目を向けても、国内主要企業の決算発表が続き、米国では大統領選挙の予備選開始、トランプ大統領の一般教書演説といった重要イベントに、雇用統計など1月経済指標の発表も相次ぐ。もちろん、株価変動率(ボラティリティー)の高まりも売買を手控えさせる要因となる。 これらを踏まえると、日経平均は後場も海外勢の先物売買に振らされる場面が出てきそうだが、一段の戻りを試す動きとはなりづらいだろう。目先は23000円台前半を中心としたもみ合いが継続し、決算を手掛かりとした個別物色中心の相場展開になるとみておきたい。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高受け109円台を回復 31日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。アジア株高を背景に日経平均株価は上げ幅を拡大し、前日までのリスク回避の円買いが巻き戻された。また、値ごろ感による国内勢のドル買戻しも観測された。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、日本株高継続ならドルは109円台が続きそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円88銭から109円14銭、ユーロ・円は120円08銭から120円41銭、ユーロ・ドルは1.1028ドルから1.1036ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・中京医薬品<4558>、ビケンテクノ<9791>など、11銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは中外製薬<4519>、同2位はファーストリテ<9983> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・中国国家統計局 「本日発表のPMIにコロナウィルスの影響は完全には反映されていない」 【経済指標】 ・日・12月有効求人倍率:1.57倍(予想:1.57倍、11月:1.57倍) ・日・12月失業率:2.2%(予想:2.3%、11月:2.2%) ・日・1月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.7%(予想:+0.8%、12月:+0.8%) ・日・12月鉱工業生産速報:前月比+1.3%(予想:+0.7%、11月:-1.0%) ・中・1月製造業PMI:50.0(予想:50.0、12月:50.2) ・中・1月非製造業PMI:54.1(予想:53.0、12月:53.5) <国内> ・16:00 独・12月小売売上高(前月比予想:-0.5%、11月:+1.5%←+2.1%) <海外> ・16:00 独・12月小売売上高(前月比予想:-0.5%、11月:+1.5%←+2.1%) ・中国休場(旧正月) 《HH》
関連銘柄 16件
866.2
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M&A仲介最大手。全国の地銀や信用金庫を中心にメガバンク、大手証券、会計士、税理士などと幅広いネットワークを構築。成長支援サービスにも注力。過去最高の成約件数に到達し、24.3期3Q累計は増収・営業増益。 記:2024/03/26
3202 東証スタンダード
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毛繊会社として出発。現在は静岡県の商業施設賃貸が収益柱。健康素材や家庭用医療機器、健康食品、寝装品などのヘルスケア事業も展開。海外事業から撤退し、国内に経営資源を集中。商業施設好調で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/29
4519 東証プライム
4,852
4/26 15:00
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4558 東証スタンダード
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4/26 15:00
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一般家庭に救急箱を配置して医薬品(置き薬)などを販売。通販や卸売も。家庭医薬品等販売事業は堅調。リッチコルジェン12000、暖暖爽快シリーズなどが好評。販管費の減少等により、24.3期3Qは大幅営業増益。 記:2024/02/11
4661 東証プライム
4,654
4/26 15:00
+48(%)
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ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
2,152
4/26 15:00
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M&A仲介会社。買い手と売り手の双方に助言を行う直接提案型営業が主体。後継者不在による中小企業のM&A仲介ニーズを組み入れ成長。岩手日報社と提携し、岩手県で地域共創プロジェクトを開始。1Qは利益急伸。 記:2024/02/22
6702 東証プライム
2,425.5
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時価総額 5,023,472百万円
国内最大、世界有数のITサービス企業。通信インフラやストレージ、サーバー、電子デバイスを展開。官公庁、金融向けに強み。24.3期2Qは小幅増収。サービスソリューションが売上下支え。コンサル等の需要が拡大。 記:2024/01/16
6754 東証プライム
1,185
4/26 15:00
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時価総額 161,001百万円
通信用計測器世界3位。スマホの端末開発向けや基地局通信インフラなどの計測ソリューション、重量選別機等を手掛ける。通信計測事業は5Gスマホ開発投資需要の減少等が響く。24.3期3Qは環境計測事業が黒字転換。 記:2024/02/10
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時価総額 16,104,017百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
7203 東証プライム
3,510
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自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
16,220
4/26 15:00
-10(%)
時価総額 1,647,790百万円
大手半導体製造装置メーカー。ウェーハ洗浄装置やコータ・デベロッパ、熱処理装置などを手掛け、洗浄装置で世界トップシェア。枚葉式洗浄装置「SU-3400」が日経産業新聞賞を受賞。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/03/24
7974 東証プライム
7,649
4/26 15:00
+243(%)
時価総額 9,933,680百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9791 東証スタンダード
1,109
4/26 14:55
+2(%)
時価総額 8,560百万円
不動産管理会社。警備防災管理や清掃、設備などのビルメンテナンスに加え、不動産売買や賃貸、ホテル運営、介護サービス、飲食店のフランチャイズも展開。人件費上昇の影響もあり、24.3期3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/29
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10