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米休場明け後のTOPIX先物への売り圧力を見極め【クロージング】

2020/1/20 15:59 FISCO
*15:59JST 米休場明け後のTOPIX先物への売り圧力を見極め【クロージング】 20日の日経平均は3営業日続伸。42.25円高の24083.51円(出来高概算8億2000万株)で取引を終えた。17日の米国市場では主要指数は最高値を更新した流れもあり、底堅い相場展開となった。しかし、シカゴ先物を上回って始まった日経平均は、その後は狭いレンジでの推移が継続。前引け間際には24107.69円まで上げ幅を広げており、再び昨年12月17日高値(24091.12円)を上回ってきている。しかし、後場半ばにも24108.11円と前場に付けた高値を若干上回ったが、後場の値幅は30円弱と一段とこう着感が強まる中、大引けでの24100円突破とはならなかった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の6割を超えている。セクターでは、TOB報道が材料視された建設が上昇率トップとなったほか、電力ガス、機械、非鉄金属、ガラス土石、卸売がしっかり。半面、食料品、小売、水産農林が小安かった。指数インパクトの大きいところでは、KDDI<9433>、ダイキン<6367>、TDK<6762>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が堅調。一方で、ファーストリテ<9983>、ファミリーマート<8028>が重石に。 日経平均は再び24100円台に乗せてきているが、日中は狭いレンジでのこう着が続いており、方向感は掴みづらいところであった。週明けの米国市場はキング牧師生誕記念日の祝日となる為、海外勢のフローは限られているとみられ、TOPIX先物への売りが出なかったことから、前週の反動といったところ。先週相場のけん引役だったファーストリテがマイナス圏で推移していることをみても、リターン・リバーサルの流れといった見方であろう。 そのため、休場明け後の米系証券経由によるTOPIX先物への売り圧力が再び強まるかを見極めたいところであろう。そのため、明日も引き続きこう着感の強い相場展開が続くと見られる中、個別材料株やテーマ株への物色が中心になりそうである。5Gや新型コロナウイルス等の関連銘柄の他、前田建<1824>は、子会社を通じて前田道<1883>株のTOBを実施すると発表する一方で、前田道は前田建が保有する自社の株式を取得し、資本関係を解消の提案を決議したと発表しており、資金が向かう展開となっていた。親子上場の解消への思惑などから、関連する銘柄へは関心が集まりやすいところである。 《CN》
関連銘柄 10件
1824 東証1部
899
9/28 15:00
+8(%)
時価総額 174,953百万円
ゼネコン準大手。脱請負に向けインフラ運営に力注ぐ。昨年3月に前田道路をTOBで連結子会社化。22.3期1Qは受注堅調。6月末単体受注残は6855億円(前年同月末比16%増)に。10月に持株会社制に移行へ。 記:2021/08/16
1883 東証1部
2,099
9/28 15:00
+71(%)
時価総額 187,145百万円
ゼネコン準大手。今年10月に傘下の前田道路、前田製作所と経営統合し、持株会社の社名をインフロニアHDに。中計ではグループ経営の強化などで31年3月期に営業益1000億円以上を目指す。配当性向3割以上目安。 記:2021/09/13
6367 東証プライム
18,295
11/22 15:30
-90(%)
時価総額 5,362,521百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
11/22 15:30
+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25