マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/25 13:55:51
15,083,270
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

新興市場見通し:中東懸念一服で中小型株物色へ、19年IPO組などに期待感

2020/1/11 16:21 FISCO
*16:21JST 新興市場見通し:中東懸念一服で中小型株物色へ、19年IPO組などに期待感 年末年始の新興市場では、日経平均と同様にマザーズ指数も波乱の展開となった。中東情勢悪化への懸念が台頭し、1月8日にイランが駐イラク米軍基地を攻撃したことが伝わると、新興市場でもリスク回避目的の売りが広がった。マザーズ指数は昨年12月安値を下回る860pt近辺まで急落する場面があったが、金融市場全体が落ち着くとともにマザーズ指数も値を戻した。一方、日経ジャスダック平均は昨年来高値の更新が続いた。なお、12月30日から1月10日までの騰落率は、日経平均が+0.1%であったのに対して、マザーズ指数は-2.0%、日経ジャスダック平均は+1.9%だった。 個別では、マザーズ時価総額上位のメルカリ<4385>が同期間で1.6%安、ラクス<3923>が同5.4%安と軟調だった。ナノキャリア<4571>は膵がん治療薬の承認申請をしないと発表したことが嫌気され、ジーエヌアイグループ<2160>も利益確定売りに押され値を崩し、この期間のマザーズ下落率上位に顔を出した。反面、19年上場組の一角が成長期待から買いを集め、Sansan<4443>は同5.6%高、フリー<4478>は同8.1%高となった。Sansanはマザーズ時価総額2位に浮上している。また、インターネット広告運用代行会社の連結子会社化を発表したフィードフォース<7068>が上昇率トップとなり、直近上場のサイバー・バズ<7069>なども賑わった。ジャスダック主力ではワークマン<7564>が同5.5%安と軟調。12月既存店売上高は引き続き好調だったが、サプライズには乏しかったようだ。一方でセリア<2782>は既存店売上高の落ち込みに歯止めがかかりつつあると受け止められ、同12.8%高となった。ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は同4.9%安。ニューテック<6734>は決算発表前から動意付き、この期間に株価がおよそ2.3倍となった。反面、昨年末にかけて大きく値上がりしていたETS HD<1789>などがこの期間のジャスダック下落率上位に顔を出した。 今週の新興市場では、中東情勢を巡る市場の混乱が一服し、個人投資家による中小型株物色が再び活発となることに期待したい。1月15日に米中貿易協議での第1段階の合意調印を控え、今月下旬からは10-12月期決算発表が本格化するとあって、日経平均は高値圏でのもみ合いとなりそうだ。大きな値幅を狙った物色は中小型の成長期待株やテーマ株に向かいやすいと考えられる。 今週は、1月14日にティーケーピー<3479>、UUUM<3990>、マネーフォワード<3994>、チームスピリット<4397>、Sansan、ロゼッタ<6182>などが決算発表を予定している。19年上場組のSansanは第1四半期が好調な出足だっただけに、今回の第2四半期決算への期待も高まりそうだ。マネーフォワードはまだ先行投資期で、チームスピリットも利益成長は今期踊り場となる見込みだが、売上高の高成長が続くか注目したい。また、年初とあって「東京オリンピック」「5G(次世代通信規格)」など有力な投資テーマを模索する動きも活発なようだ。 IPO関連では、12月30日から1月10日までに新たな新規上場企業の発表はなかった。現時点で発表済みのIPOはコーユーレンティア<7081>(2月7日、ジャスダック)、ジモティー<7082>(2月7日、マザーズ)の2社。レンティアは20日、ジモティーは22日に仮条件決定を予定している。 《HK》
関連銘柄 18件
1789 東証スタンダード
508
9/26 15:00
+1(%)
時価総額 3,239百万円
架空送電線工事や地中送電線工事、電気設備工事等を手掛ける。1922年創業。官公庁、東北電力ネットワークなどが主要取引先。再生エネルギー発電所建設工事等も。電力工事部門では基幹送電線工事を継続的に受注。 記:2024/07/05
2160 東証グロース
2,814
11/22 15:30
-36(%)
時価総額 140,914百万円
中国拠点に新薬探索から臨床開発、製造・販売まで行う。中国に自社製薬工場を保有。IPF治療薬「アイスーリュイ」が主力製品。骨移植関連製品等の医療機器事業も。米国子会社中心に新規開発候補化合物の開発図る。 記:2024/08/05
2782 東証スタンダード
2,744
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 208,105百万円
100円ショップ業界2位。主力は日本製グッズ。独自の企画商品や流通システムに強み。女性視点の品揃えにも定評。店舗数は2000店舗超。客数堅調。商品は100円均一を維持。関東の出店増やす。人件費増が重し。 記:2024/10/11
3479 東証グロース
1,253
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 53,097百万円
貸会議室事業が主力。リゾートホテルやビジネスホテル等のホテル・宿泊研修事業等も手掛ける。運営する貸会議室は230施設超。顧客基盤は3万社超。高いリピート率が強み。貸会議室事業では引き続き新規出店等を推進。 記:2024/06/03
3923 東証プライム
2,043
11/22 15:30
+79(%)
時価総額 370,224百万円
経費精算システム「楽楽精算」が主力。電子請求書発行システム「楽楽明細」やクラウド型販売管理システム「楽楽販売」などのほか、IT人材事業も展開。楽楽精算は累計導入社数が1.7万社超。成長投資を継続。 記:2024/08/23
3990 東証グロース
530
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 10,615百万円
国内最大のユーチューバー事務所。HIKAKIN、はじめしゃちょーなどが所属。フリークアウトHD傘下。アドセンス、ゲーム、イベントは構造改革推進で収益力の強化を図る。クリエイター関連商品の販売は順調。 記:2024/06/09
3994 東証プライム
4,330
11/22 15:30
-104(%)
時価総額 236,743百万円
経理・確定申告、人事労務等の「マネーフォワード クラウド」が主力。家計簿アプリや事業用プリペイドカード、企業間請求・決済代行サービスなども。課金顧客数は35万超。企業間請求・決済代行サービスは好調。 記:2024/10/28
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4397 東証グロース
375
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 6,170百万円
勤怠管理や工数管理、経費精算を提供するクラウドサービスを手掛ける。強固な顧客基盤やサポート体制が強み。契約社数は累計1960社超。累計契約ライセンス数は54万ライセンス超。新規領域中心に成長投資継続。 記:2024/10/25
4443 東証プライム
2,016
11/22 15:30
+47(%)
時価総額 254,238百万円
営業DXサービス「Sansan」、インボイス管理サービス「Bill One」等を手掛ける。Sansanは契約件数が9400件超。Bill Oneの有料契約件数は2600件超。Bill Oneは高成長続く。 記:2024/06/07
4478 東証グロース
2,589
11/22 15:30
-92(%)
時価総額 151,741百万円
中小企業向けに統合型クラウド会計ソフト、人事労務ソフトの提供等を行う。クラウド会計ソフトで国内トップシェア。有料課金ユーザー企業数は53万件超。サブスク売上比率が高い。金融サービスの拡大等を図る。 記:2024/10/24
4571 東証グロース
167
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 11,794百万円
mRAN医薬に特化したバイオベンチャー。旧社名はナノキャリア。組織再生領域、ワクチン領域などでパイプラインの研究開発を行う。花王と包括共同研究契約を締結。アクセリードグループ等との連携強化を図る。 記:2024/10/11
6182 東証グロース
759
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 8,264百万円
AI自動翻訳などを手掛けるAI事業が主力。業種特化の専門文書の翻訳に強み。プロ翻訳者による業務受託、メタバース事業等も手掛ける。生成AI「Metareal AI」プロジェクトの早期業績寄与を目指す。 記:2024/08/06
1,882
11/22 15:30
-102(%)
時価総額 181,265百万円
減速機メーカー。小型精密減速機で世界トップシェア。NASAの火星探査車などで採用実績。回転系アクチュエータ、モータなども手掛ける。先進医療用途は需要拡大。配当性向30%目処。27.3期売上900億円目標。 記:2024/07/26
6734 東証スタンダード
1,549
11/22 14:46
-1(%)
時価総額 3,223百万円
ファブレス型のストレージメーカー。NASやDAS、ストレージサーバ、バックアップストレージ等を手掛ける。産業用PCやネットワーク製品等も。多彩な販売チャネルが強み。ミラーカードなどOEM製品の供給推進。 記:2024/10/20
532
11/22 15:30
+80(%)
時価総額 13,917百万円
マーケティング支援会社。リスティング広告等の運用やデータフィールド管理、DX支援、マーケティングシステムの提供等を行う。ネット広告のアナグラム買収。ソーシャルPLUS等は受注額が増加。ベトナムの売上拡大。 記:2024/11/02
7069 東証グロース
738
11/22 15:30
-30(%)
時価総額 2,979百万円
インフルエンサーサービス、SNSアカウント運用、インターネット広告販売を行うSMM事業が主力。HR事業、ライブ配信プラットフォーム事業等も。スカウト代行サービスなどを行う「Buzz Job」の育成図る。 記:2024/08/12
7564 東証スタンダード
3,810
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 311,837百万円
作業服、作業関連用品などの専門店をFC展開。ベイシアグループ。アウトドア・スポーツウエアなども取り扱う。店舗数は1000店舗超。ワークマン女子の店舗網を拡大。PB商品のチェーン全店売上構成比率は6割超。 記:2024/09/03