マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,225.66
+322.37
暗号資産
FISCO BTC Index
5/3 23:30:02
9,449,915
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

香港情勢不安視も活発な中小型株物色は継続【クロージング】

2019/11/29 16:06 FISCO
*16:06JST 香港情勢不安視も活発な中小型株物色は継続【クロージング】 29日の日経平均は続落。115.23円安の23293.91円(出来高概算9億9000万株)で取引を終えた。米国市場が感謝祭の祝日で休場となる中、手掛かり材料に欠ける展開だった。反発して始まった日経平均は、寄り付き直後の23498.77円を高値に、その後はマイナス圏での推移が続いた。小幅な下げにとどまっていたが、香港市場が大きく下げていたことがややサプライズとなり、短期筋の利益確定を急がせる格好となった。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、鉱業、証券、パルプ紙が上昇する半面、30業種が下げており、ガラス土石、輸送用機器、金属製品、鉄鋼、建設、精密機器などが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、横河電<6841>、京セラ<6971>がしっかり。一方で、KDDI<9433>、リクルートHD<6098>、TDK<6762>、バンナムHD<7832>が重石に。 日経平均は底堅さが意識されてはいたが、大引けにかけてはやや下げ幅を広げていた。トランプ大統領が「香港人権・民主主義法」に署名したことを受け、中国は報復措置として米企業の排除を検討しているとも伝えられており、警戒感が高まったようである。一方で、中国指導部はなお、国内景気の下支えに向けて、米国との貿易合意を望んでいるとも伝えられており、米中交渉の進展期待が下支えとして意識されている。 もっとも、日経平均は続落とはなったが、マザーズ指数の強い動きが続くなど、個人主体の中小型株物色が活発であった。そのため、日経平均のこう着程、センチメントは悪くない。また、米国では感謝祭明け後は、週末のブラックフライデー、週明けのサイバーマンデーとなり、足元の好調な経済指標等からは、好調なクリスマス商戦入りが期待されよう。中国交渉の行方や香港情勢などへの報道に振らされやすいだろうが、依然として調整局面での押し目買い意欲は強いと考えられる。中小型株の需給状況も改善傾向にある中、底堅い相場展開が意識されやすい。 《AK》
関連銘柄 7件
6,834
5/2 15:00
-6(%)
時価総額 11,590,191百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6762 東証プライム
6,943
5/2 15:00
-218(%)
時価総額 2,699,244百万円
電子部品大手。リチウムイオン電池や受動部品に強み。磁性材料がコア技術。24.3期3Q累計はセンサ応用製品が増収。自動車市場向け販売の増加が寄与。セラミックコンデンサなども自動車市場向け販売が伸びる。 記:2024/03/31
6841 東証プライム
3,502
5/2 15:00
+33(%)
時価総額 940,725百万円
大手制御機器・計測器メーカー。プラント生産設備の制御・運転監視を行う分散型制御システム等の提供が主力。制御事業は値上げ効果や大型案件の寄与などで好調。特別利益を計上。24.3期3Q累計は収益伸長。 記:2024/04/14
6954 東証プライム
4,677
5/2 15:00
+18(%)
時価総額 4,721,651百万円
工作機械向けNC装置世界首位。小型工作機械や射出成形機も手掛ける。産業用ロボット、協働ロボットなどロボットでも高シェア。FA部門はCNCシステムが伸び悩む。24.3期3Q累計はサービス部門が増収。 記:2024/04/07
6971 東証プライム
1,899.5
5/2 15:00
-8.5(%)
時価総額 2,869,145百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。電子部品は情報通信市場向けコンデンサ、水晶部品等の需要が減少。24.3期2Qは業績伸び悩む。 記:2024/01/16
2,966
5/2 15:00
-4.5(%)
時価総額 1,975,356百万円
玩具・模型やゲームが主力。アミューズメント施設運営も。IP活用に強み。24.3期3Q累計は新作オンラインゲームが低調で評価損計上。ゲーム開発の見直しに伴う処分損も響く。4Qに東映アニメ株売却特益を計上へ。 記:2024/02/15
9433 東証プライム
4,422
5/2 15:00
+19(%)
時価総額 10,189,084百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04