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前場に注目すべき3つのポイント~米中交渉の進展期待と米クリスマス商戦への期待

2019/11/29 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~米中交渉の進展期待と米クリスマス商戦への期待 29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し: 米中交渉の進展期待と米クリスマス商戦への期待 ■前場の注目材料:菱洋エレク、20/1期業績予想を上方修正 営業利益19億円←15億円 ■三菱重、岩塚工場の土地売却、譲渡益300億円 ■米中交渉の進展期待と米クリスマス商戦への期待 29日の日本株市場は、手掛かり材料に欠ける中ではあるが、底堅さが意識されそうである。28日の米国市場は感謝祭の祝日のため、手掛かり材料に欠けるほか、海外勢のフローが限られるため、商いは膨らみづらいだろう。そのため、こう着感の強い相場展開が続くことになりそうだ。 しかしながら、底堅さは意識されやすく、押し目買い意欲は強そうだ。トランプ大統領が「香港人権・民主主義法」に署名したことを受け、中国は厳重に抗議したものの、貿易協議の合意に向けた扉は閉ざさずにいる。中国指導部はなお、国内景気の下支えに向けて、米国との貿易合意を望んでいるとも伝えられており、米中交渉の進展期待が下支えとなろう。 また、米景況感の底堅さから感謝祭明けのブラックフライデー、週明けのサイバーマンデーへの期待も根強く、本格化入りする米クリスマス商戦への期待が下支えとなろう。さらに、現物と先物を合算した海外勢の買い越し基調も継続しているため、需給面での下支えも意識されやすい。バリュエーション面では割安感は後退しているとはいえ、相対的な日本株の出遅れ感が意識されているほか、調整局面においては買い戻したい需給がみられている。 物色の流れとしては海外勢のフローが限られていることから、インデックスに絡んだ商いは入りづらく、個人主体の中小型株に引き続き関心が集まりやすいとみられる。マザーズ指数は11月半ば以降、強いリバウンド基調をみせており、短期的には過熱感が警戒されやすい面はある。しかし、長期的なトレンドとしては、日経平均と真逆の動きをみせていたため、ようやく調整トレンドの上限を超えてきたところである。 急ピッチの上昇で過熱感が警戒されている銘柄等もあるが、資金回転が効いている状況であり、順張りスタンス。また、出遅れ感が修正されてきている流れの中では、調整が続いていた銘柄を見直す流れも広がりをみせてこよう。 ■菱洋エレク、20/1期業績予想を上方修正 営業利益19億円←15億円 菱洋エレク<8068>は2020年1月期の業績予想の修正を発表。売上高は従来の980億円から1050億円、営業利益は15億円から19億円に上方修正している。営業利益はコンセンサス(17億円程度)を上回る計画。Windows7のサポート終了を控え、パソコン向けソフトウェアが堅調に推移しているほか、テレビ向け半導体についても想定以上の拡大がみられた。 ■前場の注目材料 ・日経225先物は大阪夜間取引で上昇(23470、大阪日中比+60) ・1ドル109円50-60銭 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・トヨタ<7203>エンジン部品減少に備えサプライヤー支援、豊田通商の取引先紹介 ・パナソニック<6752>半導体撤退、収益性改善急ぐ ・三菱重<7011>岩塚工場の土地売却、譲渡益300億円 ・メガチップス<6875>映像出力向けLSI事業売却、米キネテックに ・伊藤忠<8001>QR決済社と提携 ・日産自<7201>次世代車生産にロボ活用、まず栃木工場で330億円投資 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 10月鉱工業生産速報値(前月比予想:-2.0%、9月:+1.7%) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 7件
1,551
11/22 15:30
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時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6875 東証プライム
5,630
11/22 15:30
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時価総額 116,271百万円
ファブレスLSIメーカー。アミューズメント事業が主力。ASIC事業、通信事業も展開。任天堂などが主要取引先。新規の通信事業に経営資源投下。ASIC事業では画像処理・FA機器向けなどで製品開発進める。 記:2024/06/29
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
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時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
8001 東証プライム
7,581
11/22 15:30
-4(%)
時価総額 12,015,051百万円
1858年創業の大手総合商社。繊維、金属、食料、機械、エネルギー・化学品、住生活分野などで事業展開。伊藤忠エネクス、伊藤忠食品などを傘下に持つ。総還元性向50%目途。川下ビジネスの開拓・進化等に取り組む。 記:2024/08/30
8068 東証プライム
3,965
3/27 15:00
-20(%)
時価総額 106,262百万円
三菱電機系列の半導体商社。米インテル製半導体なども扱う。リョーサンと経営統合に伴い3月28日付で当社株は上場廃止に。代わって4月1日付で持株会社のリョーサン菱洋HDが上場へ。24.3期は14カ月変則決算。 記:2024/03/10