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後場に注目すべき3つのポイント~半導体底打ち期待つなぐが

2019/10/25 12:49 FISCO
*12:49JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体底打ち期待つなぐが 25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は5日ぶり小幅反落、半導体底打ち期待つなぐが ・ドル・円は小動き、来週のイベント控え様子見 ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は5日ぶり小幅反落、半導体底打ち期待つなぐが 日経平均は5日ぶり小幅反落。3.52円安の22747.08円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えている。 17日の米株式市場でNYダウは反落し、28ドル安となった。決算を受けた個別物色中心の相場展開となったが、工業製品・事務用品のスリーエムに決算を嫌気した売りが出て、NYダウを下押しした。一方でラムリサーチなどの半導体関連株やマイクロソフトが買われ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸。東京市場でも半導体関連株などに買いが先行し、日経平均は2円高からスタートすると、朝方に一時22819.92円(69.32円高)まで上昇し取引時間中の年初来高値を更新した。しかし、連日の年初来高値更新により上値では利益確定の売りも出た。東証1部の値下がり銘柄、値上がり銘柄ともに全体の4割強の水準となっている。 個別では、任天堂<7974>が2%超下落したほか、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、村田製<6981>、ファーストリテ<9983>などが軟調。ソフトバンクGは傘下の投資ファンドで保有株の評価切り下げを計画しているなどと報じられ、株式分割考慮後でおよそ9カ月ぶりの安値を付けた。米工場の火災事故に関する和解金計上を発表したクラレ<3405>は急落し、レッグス<4286>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。一方、エーザイ<4523>が売買代金トップで8%高。アルツハイマー病治療薬への期待が続くが、3日ぶりに取引時間中に売買成立した。第2四半期決算が市場予想を上回ったディスコ<6146>は急伸し、サイバネット<4312>などとともに東証1部上昇率上位にランクイン。東エレク<8035>やSUMCO<3436>といった他の半導体関連株に買いが波及し、決算発表銘柄ではMRO<3064>や中外薬<4519>の上げも目立った。セクターでは、その他製品、証券、パルプ・紙などが下落率上位。反面、医薬品、精密機器、水産・農林業などが上昇率上位だった。 米国のラムリサーチに加え国内ではディスコなどと、半導体関連企業の業績底打ち期待をつなぐ決算が相次ぎ、日経平均は連日で取引時間中の年初来高値を更新した。ディスコは台湾の半導体後工程請負(OSAT)の投資再開を示唆したといい、改善の兆しと前向きに受け止められている。但し、ラムリサーチはメモリ関連の投資再開時期についてやや慎重な見方を示したもようで、かねて指摘しているとおり向け先によって今後の見通しは強弱分かれている。 来週は主要企業の決算発表が第1のピークを迎えるとともに、日米で金融政策決定会合が予定されている。週末を前に目先の利益を確定する売りが出るとともに、模様眺めムードになりやすいと考えられ、後場の日経平均は前日終値を挟んだ子動きになると見ておきたい。なお、本日はエムスリー<2413>、信越化<4063>、NRI<4307>などが発表を予定している。 ■ドル・円は小動き、来週のイベント控え様子見 25日午前の東京市場でドル・円は小動き。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを前に様子見ムードが広がり、方向感の乏しい値動きとなった。 ドル・円は、「合意なき」ブレグジットや米中貿易協議などの懸念はある程度後退し、円売り方向に振れドルは底堅さがみられる。本日アジア市場では、日本株高の場面でドルは106円70銭まで小高く推移した。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いとなり、目先の日本株安継続への警戒感からやや円買い方向に振れやすい。ただ、来週の日米中銀の政策決定や米国の重要経済指標が注目されるなか、材料難から積極的には動きづらい見通し。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円58銭から108円70銭、ユーロ・円は120円58銭から120円67銭、ユーロ・ドルは1.1101ドルから1.1108ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・栄電子<7567>、エイアンドティー<6722>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ドラギECB総裁 「大規模な緩和政策が長期にわたり必要」 「ECBは必要なら全ての手段を修正する準備」 「最近の指標は景気が一段と弱まったことを示す」 「景気の下振れは顕著、インフレは低迷」 「ECBはかなりの金融刺激策を供給している」 「最近の指標、下半期の緩やかな成長回復を示唆」 ・ペンス米副大統領 「香港における中国の行動、自由や権利を抑圧する」 「米国は中国に平等な環境を求めている、対立ではない」 「米国企業は米国の価値のために立ち向かう必要」 「トランプ米大統領は依然中国協定で合意可能だと楽観的」 ・ジョンソン英首相 「12月12日に解散総選挙実施を検討」 【経済指標】 米・9月耐久財受注速報値:前月比-1.1% (予想:-0.7%、8月:+0.3%←+0.2%) 米・9月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比-0.3% (予想:-0.2%、8月:+0.3%←+0.5%) 米・9月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.7% (予想:-0.2%、8月:+0.3%) 米・先週分新規失業保険申請件数:21.2万件 (予想:21.5万件、前回:21.8万件←21.4万件) <国内> 特になし <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 19件
2413 東証プライム
1,519.5
9/27 15:00
+39.5(%)
時価総額 1,031,637百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
3064 東証プライム
2,465
9/27 15:00
-46(%)
時価総額 1,235,818百万円
間接資材のインターネット通販最大手。工場・工事用、自動車整備用等の間接資材を販売。取扱商品は約2200万点。登録会員数は910万6521口座。購買管理システム事業は高成長。23.12期通期は2桁増収増益。 記:2024/04/15
3405 東証プライム
2,209.5
9/27 15:00
+60(%)
時価総額 784,072百万円
化学メーカー大手。1926年創業。ポバール樹脂などビニルアセテート部門が柱。光学用ポバールフィルム、ガスバリア材「エバール」などで世界トップシェア。米国における活性炭製造設備等の早期安定稼働を図る。 記:2024/07/29
3436 東証プライム
1,578
9/27 15:00
+38(%)
時価総額 552,576百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4063 東証プライム
6,343
9/27 15:00
+284(%)
時価総額 12,839,012百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4286 東証スタンダード
992
9/27 15:00
-3(%)
時価総額 10,753百万円
プロモーションサービス等を手掛けるレッグス、マーケティング・コミュニケーションサービス等を手掛けるCDGなどを傘下に収める持株会社。エンタメ顧客向けOEMは順調。エクス・テインメント事業領域等に注力。 記:2024/07/01
4307 東証プライム
5,414
9/27 15:00
-1(%)
時価総額 3,309,865百万円
大手システムインテグレーター。金融ITソリューション、産業ITソリューションが柱。戦略コンサル、IT基盤サービス等も。業界トップクラスの収益力が強み。26.3期売上810億円目標。海外売上の拡大等を図る。 記:2024/05/10
4312 東証スタンダード
1,095
2/8 15:00
+2(%)
時価総額 35,123百万円
製造業支援の解析ソフトをライセンス販売。ITソリューション、ビッグデータ可視化ツール等も。ITソリューションサービス事業は増収。23.12期3Qは増収。富士ソフトがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2023/12/02
4519 東証プライム
7,339
9/27 15:00
+197(%)
時価総額 12,322,607百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4523 東証プライム
5,525
9/27 15:00
-31(%)
時価総額 1,638,533百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
6146 東証プライム
40,700
9/27 15:00
+1,450(%)
時価総額 4,408,502百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6722 JQスタンダード
1,807
1/27 14:57
+27(%)
時価総額 11,308百万円
血液検査分野に特化した臨床検査機器メーカー。臨床検査情報システムや検体検査装置、試薬開発等を手掛ける。臨床検査試薬は伸び悩む。20.12期3Qは検体検査装置が増収。電解質分析装置のOEM向け販売が増加。 記:2020/11/11
6758 東証プライム
2,861
9/27 15:00
-11,379(%)
時価総額 3,607,956百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6981 東証プライム
2,978
9/27 15:00
+64.5(%)
時価総額 6,037,725百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7567 東証スタンダード
389
9/27 14:43
+9(%)
時価総額 1,980百万円
産業用電子部品・電子機器などを取り扱うエレクトロニクス総合商社。仕入先メーカーは約1000社。部品調達力などが強み。自社ECサイトの運営なども行う。海外メーカーをはじめとする新規商材の開拓を図る。 記:2024/07/28
7974 東証プライム
8,048
9/27 15:00
+52(%)
時価総額 10,451,857百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
27,475
9/27 15:00
+1,715(%)
時価総額 12,958,117百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17