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後場に注目すべき3つのポイント~決算前に業績見極めムード台頭

2019/10/23 12:48 FISCO
*12:48JST 後場に注目すべき3つのポイント~決算前に業績見極めムード台頭 23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり小幅反落、決算前に業績見極めムード台頭 ・ドル・円は下げ渋り、108円前半の押し目買いで ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日ぶり小幅反落、決算前に業績見極めムード台頭 日経平均は3日ぶり小幅反落。8.34円安の22540.56円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。 米株式市場でNYダウは21日に57ドル高、22日に39ドル安と一進一退だった。中国の劉鶴副首相が米中貿易協議の進展を示唆したことが好感される一方、決算が嫌気された外食のマクドナルドや保険のトラベラーズがNYダウを押し下げ、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感も相場の重しとなった。本日の日経平均は米中協議の進展や企業業績の改善への期待を背景に70円高からスタートしたが、朝方には一転して一時22457.89円(91.01円安)まで下落。その後も21日終値を挟んで上下に振れ、方向感に乏しい展開となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の4割強、対して値上がり銘柄は5割強となっている。 個別では、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで2%超の下落。米シェアオフィス大手がソフトバンクGによる経営支援を受け入れる方向と伝わっているが、負担増への懸念が先行した。東エレク<8035>やSUMCO<3436>、ルネサス<6723>といった、ここまで相場のけん引役だった半導体関連株の軟調ぶりが目立つ。米半導体大手の市場予想を下回る業績見通しがネガティブ視されているようだ。その他売買代金上位では任天堂<7974>やソニー<6758>が軟調で、ファーストリテ<9983>は小幅に下落。また、キャリアインデ<6538>が利益確定売りに押され急反落し、東証1部下落率トップとなった。一方、エーザイ<4523>はストップ高水準での買い気配が続いている。3月に治験中止を発表したアルツハイマー病新薬について、一転して米国で承認申請すると発表している。売買代金上位では村田製<6981>が堅調で、トヨタ自<7203>は小幅に上昇。また、業績上方修正のNSW<9739>が急伸し、アジア投資<8518>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。セクターでは、精密機器、繊維製品、金属製品などが下落率上位。反面、医薬品、海運業、非鉄金属などが上昇率上位だった。 前場の日経平均は方向感に乏しく、結局小幅な下落で前場を折り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の半数以上で、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながらプラスを確保しており、市場のムードはさほど悪くない。先週まで日経平均主導の急ピッチの株高を見せていたため、想定内の調整と捉える向きが多いだろう。上昇局面で乗り遅れた投資家の買いが入りやすいとみられ、日経平均も22500円水準で底堅さを見せている。 ただ半導体株安の流れを見ると、先行する海外企業の決算を受けて業績見極めムードが早くも台頭してきた感がある。先週末に当欄で指摘したとおり、底打ち期待が高まる半導体関連製品も向け先によって先行きへの見方は強弱分かれているようだ。決算で実際の事業環境が見えてくるにつれ、銘柄選別の動きが強まる可能性がある。本日の日本電産<6594>を皮切りに主要企業の決算発表がスタートし、24日には中外薬<4519>、25日にはエムスリー<2413>、信越化<4063>、NRI<4307>などが発表を予定している。日経平均はひとまず年初来高値水準で決算発表シーズンを迎える格好となりそうだが、ここまで外需株の業績底打ち期待を急速に織り込んできただけに、期待どおりあく抜け感のある決算内容かどうか慎重に見極めたいところだ。 ■ドル・円は下げ渋り、108円前半の押し目買いで 23日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。ブレグジットの不透明感で円買いに振れやすいなか、108円前半の押し目買いで下げは限定的となった。 ドル・円は、英国議会でブレグジットに関するジョンソン首相の議事進行動議が否決され、不透明感からポンド・円が弱含んでいる。それを受け日本株や上海総合指数が下げ、ややリスク回避の円買いに振れた。 ただ、ランチタイムの日経平均先物は変わらずとなり、目先の日本株は下げ渋るとの見方から円買いは後退。米株式先物の軟調地合いでドル買いは入りづらいが、国内勢の押し目買いで引き続きドルは底堅い値動きとなろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円25銭から108円51銭、ユーロ・円は120円43銭から120円78銭、ユーロ・ドルは1.1119ドルから1.1131ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ジェイテック<2479>、栄電子<7567>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・ジョンソン英首相 「EUは離脱延期に関する決定をしなければならない」 【経済指標】 ・NZ・9月貿易収支:-12.42億NZドル(予想:-14.00億NZドル、8月:-16.28億NZドル←-15.65億NZドル) <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《HH》
関連銘柄 20件
2413 東証プライム
1,425
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 967,675百万円
医療従事者専門サイト「m3.com」を運営。製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティング支援、薬剤師向け求人情報サイト「薬キャリ」の運営等も。メディカルプラットフォームでは医療現場のDX化支援が順調。 記:2024/07/29
2479 東証グロース
244
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 2,092百万円
技術者派遣特化の技術職知財リース事業を展開。産業用機器関連、自動車関連、建築関連、情報処理関連の売上比率が高い。デンソーテンなどが主要取引先。27.3期売上高45億円目標。事業ポートフォリオの拡大図る。 記:2024/09/01
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4063 東証プライム
5,649
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 11,307,558百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
4307 東証プライム
4,400
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 2,557,465百万円
大手システムインテグレーター。金融ITソリューション、産業ITソリューションが柱。戦略コンサル、IT基盤サービスも。業界トップクラスの収益力が強み。26.3期営業利益1450億円目標。DX事業の推進図る。 記:2024/10/25
4519 東証プライム
6,270
11/22 15:30
-113(%)
時価総額 10,527,694百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4523 東証プライム
4,650
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 1,379,037百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」、不眠症治療剤「デエビゴ」などが主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アルツハイマー病治療剤「レケンビ」に積極的な成長投資実施。 記:2024/10/20
6538 東証スタンダード
168
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 3,527百万円
転職サイト「キャリアインデックス」、不動産賃貸物件情報サイト「DOOR賃貸」等を手掛ける。営業支援サービス「Leadle」などのDX事業も展開。不動産領域の法人向けサービスではユーザーの掘り起こし図る。 記:2024/08/10
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7567 東証スタンダード
405
11/22 14:43
+8(%)
時価総額 2,061百万円
産業用電子部品・電子機器などを取り扱うエレクトロニクス総合商社。仕入先メーカーは約1000社。部品調達力などが強み。自社ECサイトの運営なども行う。海外メーカーをはじめとする新規商材の開拓を図る。 記:2024/07/28
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8518 東証スタンダード
216
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 4,813百万円
独立系総合投資会社。プライベートエクイティ投資、再生可能エネルギー等のプロジェクト投資を手掛ける。豊富な投資経験などが強み。ジーエヌアイグループと業務提携。中計では27.3期営業利益12.5億円目標。 記:2024/10/07
9739 東証プライム
3,060
11/22 15:30
+61(%)
時価総額 45,594百万円
独立系ITソリューションプロバイダ。システム開発ソリューション、組込み開発、デバイス開発、データセンターサービス等を手掛ける。NECグループなどが主要取引先。選択と集中による収益力の強化等に取り組む。 記:2024/10/06
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17