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個人投資家株道氏:被災後の株式アノマリー【FISCOソーシャルレポーター】

2019/10/21 11:03 FISCO
*11:03JST 個人投資家株道氏:被災後の株式アノマリー【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家株道氏(ブログ「株道−人に教えたくない私の相場帳−」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ---- ※2019年10月16日15時に執筆 台風19号で被害に遭われた方々の先の見えない不安、心持ちをおもんばかると胸が詰まります。心よりお見舞い申し上げます。 皆さんは、大災害が起こった後、なぜか「保険会社」の株が上がるという話を聞いたことがあるでしょうか?私も株を始めた頃は、被災保険金の支払いで損保会社が経営破たんするのではないか、倒産しないまでも大幅な収益悪化は免れないだろうと杞憂したものです。 結論から言うと、空売りなどはおすすめできません。損保会社にとって一定地域の被害に対する一時的な保険料支払い損失より、その後の全国規模の新規保険加入者の増加収益が上回り、株価はそれを織り込みに行くといえるからです。 アノマリーと言うのは不謹慎かもしれませんが、大災害の後はなぜか兜町関係者の心配をよそに株高になる傾向があるのも過去の相場史を紐解けば否定できません。 災害直後は、災害対応関連銘柄が物色されますので少し取り上げておきたいと思います。 地盤改良の不動テトラ<1813>は低位株ということもあり値が飛びやすい代表格だと思います。ライト工業<1926>、日本基礎技術<1914>、日特建設<1929>なども監視リストに入れておくと良いでしょう。アノマリー監視しているベテラン投資家は、先週半ばの台風情報の段階で仕込んでいたかも知れません。 ただ難しいと感じたのは、地方自治体向けのハザードマップを配信している大本命と考えていたゼンリン<9474>が週中に先回り買いされたためか、事後は不発でした。同じく災害情報関連銘柄でウェザーニューズ<4825>も今回は不発に終わっています。 私は「Xデー・その日に買う銘柄」リストを作っています。北朝鮮が動いた時、解散総選挙が決まった時、インフルエンザが猛威を振るった時、猛暑の年など、確度の高い投資をするために必要最低限の個人投資家の準備かと思います。 ブログでも株式市場を日々、興味深く斬っていますので宜しければご訪問下さい。 ---- 執筆者名:株道 ブログ名:株道−人に教えたくない私の相場帳− 《SF》
関連銘柄 6件
1813 東証プライム
2,096
11/22 15:30
+7(%)
時価総額 34,563百万円
土木事業、地盤改良事業が柱。テトラ、不動建設が2006年に合併。大阪沖埋立処分場護岸築造工事などで施工実績。消波・根固ブロック用鋼製型枠の賃貸等も。新規事業の創出図る。27.3期売上高780億円目標。 記:2024/10/10
1914 東証スタンダード
616
11/22 15:30
+14(%)
時価総額 18,077百万円
開発現場の基礎工事専門の建設会社。新国立競技場などで施工実績。官公庁やゼネコン各社などが主要取引先。防災・減災対策、環境・汚染対策等も。25.3期は増収増益計画。大型工事継続で米国現地法人の増収見込む。 記:2024/07/05
1926 東証プライム
2,166
11/22 15:30
+19(%)
時価総額 104,802百万円
斜面・法面対策工事、基礎・地盤改良工事など特殊土木に強み。建築事業は首都圏中心にマンション、オフィス建築等を手掛ける。基礎・地盤改良工事は受注順調。採算性重視の選別受注継続。建築事業、海外事業の拡充図る。 記:2024/06/17
1929 東証プライム
1,004
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 41,921百万円
麻生グループ傘下の建設会社。基礎工事や地盤改良工事などの特殊土木に強み。清水寺本堂の環境保全などでも実績。中期経営計画では26.3期PBR1.3倍以上目標。地盤改良工事、民間受注の拡大等に取り組む。 記:2024/06/24
4825 東証プライム
5,820
11/22 15:30
+80(%)
時価総額 68,932百万円
世界最大規模の民間気象会社。交通機関などに気象情報を提供。スマホアプリや24時間生放送配信を行う「ウェザーニュースLiVE」など個人向けも。DOE3%程度基準。中計では26.5期売上高260億円以上目標。 記:2024/06/11
9474 東証プライム
816
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 46,758百万円
住宅地図等のプロダクト事業、高精度空間データ等のオートモーティブ事業、IoTソリューション等を手掛ける。地図データで国内トップクラスのシェア。DOE3%以上目標。今期はストックビジネスの拡大等を見込む。 記:2024/06/18