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前場に注目すべき3つのポイント~英国のブレグジット問題が手控え要因に

2019/10/21 8:35 FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~英国のブレグジット問題が手控え要因に 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:英国のブレグジット問題が手控え要因に ■前場の注目材料:高砂熱、2Q上方修正 営業利益75.0億円←43.0億円 ■住友商、初の観測衛星輸出、ベトナム向け事業費200億円 ■英国のブレグジット問題が手控え要因に 21日の日本株市場は、利食い優勢の相場展開になりそうだ。18日の米国市場では、NYダウが255ドル安となった。医薬品のジョンソン&ジョンソンと航空機メーカーのボーイングがNYダウを押し下げた格好であり、これについての影響は限られよう。しかし、欧州連合(EU)が英国のEU離脱案に合意したものの、10月19日の英議会で同案が先送りされたため、10月末に英国が合意なくEUを離脱する公算が高まり、不安定な相場展開になろう。 英国は離脱期限を10月末から2020年1月末まで延長するようEUに要請する書簡を送ったが、英首相は「10月末離脱」の公約の実現をあきらめていない。ブレグジット問題を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすい。また、祝日を挟むこともあり、新たなポジションは取りづらい面もあり、商いは膨らみづらいだろう。 シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円高の22490円だが、英国の離脱案の採決先送りは織り込まれていないため、これにサヤ寄せする反応は期待しづらい。ただし、円相場は1ドル108円40銭台で推移しており、若干円高に振れて推移しているものの、108円台での底堅さが意識されており、売り込みづらくさせるだろう。また、米企業決算が本格化しているほか、祝日明け以降は国内でも決算発表が本格化してくるため、米国同様、決算を手掛かりとした業績相場への流れが意識されやすいだろう。 米国ではマイクロソフトの決算が予定されており、引き続きクラウドの成長が確認されるようだと、国内におけるクラウドやサブスクリプションなどの関連銘柄への波及が意識されやすいだろう。また、アマゾンの決算も予定されており、良好な決算ともなれば、FANGなどの物色が再燃する可能性が出てくることも考えられ、国内の主要なハイテクセクター等への支援材料になる展開も意識されやすい。 日経平均は22500円を挟んでのこう着が見込まれる中、まずは5日線を上回っての推移が意識されやすいだろう。売り優勢も底堅さが意識される局面においては、決算を手掛かりとした関連銘柄への広がりに期待したいところである。 ■高砂熱、2Q上方修正 営業利益75.0億円←43.0億円 高砂熱<1969>は第2四半期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の43億円から75億円に上方修正しているコンセンサス(67億円程度)を上回っている。大阪府や名古屋市で、採算の良いホテルや百貨店のリニューアル工事が増えた。訪日外国人の伸びを背景に改装に伴う需要が増えている。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(22492.68、+40.82) ・シカゴ日経225先物は上昇(22490、大阪比+30) ・米長期金利は低下 ・米追加利下げ観測 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・アサヒ<2502>清涼飲料の生産効率化、名古屋に新ライン ・住友商<8053>初の観測衛星輸出、ベトナム向け事業費200億円 ・川重<7012>4輪バギーを北米投入 ・加賀電<8154>ジオサインに出資 ・東亜合成<4045>「アロンアルフア」がギネス世界記録 ・積水ハウス<1928>ハノイに技能訓練施設、支援体制充実 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・09:00 9月貿易統計(予想:+540億円、8月:-1435億円) <海外> ・カナダ総選挙 《SF》
関連銘柄 7件
1928 東証プライム
3,532
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時価総額 2,418,300百万円
ハウスメーカー大手。戸建住宅事業、賃貸・事業用建物事業、賃貸住宅管理事業、国際事業が柱。建築・土木事業、仲介・不動産事業等も展開。戸建住宅事業では大空間リビング、次世代室内環境システムなどが好評。 記:2024/10/22
1969 東証プライム
6,321
11/22 15:30
+358(%)
時価総額 443,981百万円
空気調和設備の設計・施工等を行う。1923年創業。東京ドーム、新国立競技場などで施工実績。設備機器の製造・販売事業等も手掛ける。配当性向40%目途。大型物件受注時の採算性向上など収益力の強化を図る。 記:2024/08/12
1,605
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 2,441,221百万円
国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
4045 東証プライム
1,507
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 176,470百万円
中堅化学メーカー。カセイソーダ等の基幹化学品、アクリルポリマー、高純度無機化学品等を手掛ける。瞬間接着剤「アロンアルフア」は知名度高い。電解製品は販売数量が回復傾向。機能性接着剤は車載用電池向けが好調。 記:2024/06/25
7012 東証プライム
6,282
11/22 15:30
+53(%)
時価総額 1,054,886百万円
総合重機大手。二輪車や航空機、鉄道車両、造船、各種発電設備プラント、油圧機器・油圧装置等を手掛ける。ウェハ搬送ロボットで世界トップシェア。1878年創業。エネルギー・環境ソリューション分野などに注力。 記:2024/10/20
8053 東証プライム
3,282
11/22 15:30
+45(%)
時価総額 3,974,827百万円
総合商社大手。1919年設立。メディアなどの非資源に強み。SCSK、食品スーパーのサミットなどを傘下に持つ。中計では27.3期純利益6500億円目標。鉄鋼事業では米国、鉄鋼GX等の新領域での事業拡大図る。 記:2024/06/09
8154 東証プライム
2,733
11/22 15:30
-14(%)
時価総額 156,885百万円
独立系のエレクトロニクス総合商社。半導体、一般電子部品等の製造・販売を行う電子部品事業が柱。パソコン販売やCG映像制作なども。25.3期は増収計画。電子部品事業、ソフトウェア事業中心に売上増を見込む。 記:2024/07/01