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個人投資家・有限亭玉介:サマーラリーに乗れるか!?上昇期待の中小型株[その2]【FISCOソーシャルレポーター】

2019/7/21 10:00 FISCO
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:サマーラリーに乗れるか!?上昇期待の中小型株[その2]【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 ----------- ※2019年7月16日13時に執筆 株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。 この度は『サマーラリーに乗れるか!?上昇期待の中小型株[その2]』というテーマで寄稿させて頂きますよ。 さて、あたくしのブログでは日々「気になる銘柄」をピックアップし、その後の値動きに対する私観を交えた実況中継などを掲載しております。当記事ではここ最近注目した個別株についてザックリではありますが、ご紹介させて頂きます。 まず紹介させていただきますのは官公庁向けITコンサルティングや地盤調査改良事業を主力とするITbookホールディングス<1447>です。同社は、競合には無いITと土木を組み合わせた国土強靭化政策において優位性を持つ技術が注目されております。 また外国人労働者のテーマ性では、外国人労働者受入に関して5月に子会社とワタミ<7522>の合弁会社設立を発表した事に加え、地方自治体や地方大学と連携し留学サポートや日本語教育、企業への斡旋などのサービスを充実させております。この発表後に6月の底値圏から徐々に反発し上昇トレンドへ移行しております。地方創生も絡めた今後の躍進に期待したいところです。 2つ目の銘柄はネイティブ広告の配信プラットフォームを提供するログリー<6579>です。7月2日にデジタルマーケティング事業を手掛けるPLAN-Bから個々の匿名ユーザーを詳細に分析するDMPサービスを展開している「Juicer事業」を譲受すると発表しました。(DMP:データ・マネジメント・プラットフォーム) この発表を受けチャートは急騰。楽天<4755>やリコー<7752>等の大手企業も取り入れているこのDMPは、同社のビッグデータ活用と親和性の高く、それに市場が好感を示したようです。発表後は上昇トレンドへ向かうものの、7月12日のお昼に発表された月次速報の業績内容から、出尽くし的に売られました。ただ、財政状況は着実に結果を残しており、AI&ビックデータという今年も注目されるテーマ性もあってか、下値では買われている様子なので反発期待として見ています。 3つ目の銘柄は4月にもご紹介しましたゲーム用ミドルウェアを手掛けているシリコンスタジオ<3907>です。Googleが新たに提供するゲームプラットフォームの「STADIA」関連銘柄として、海外にも実績をもつ同社のミドルウェア「Enlighten」に注目が集まっております。7月9日の上期決算発表では自動車関連や人材派遣業が好調で黒字転換。今週は26週線をやや割り込むも、ここらが下値サポートとなるかと注視しておりました。これからAI・自動運転関連の各事業の伸びと新たな材料性にも注目したいところです。 4つ目の銘柄はバーコードリーダー大手のオプトエレクトロニクス<6664>です。消費税増税や政府主導のキャッシュレス促進の働きもあり、QRコードなどの関連テーマを持つ同社には今後注目を受けやすいと見ております。6月21日には米国で特許侵害の訴訟を受けたと発表があり、今期業績予想の大幅下方修正を余儀なくされ株価は急落しました。 ただ、訴訟の影響を除けば業績が大幅に拡大している事もあり、チャートは徐々に反発しております。キャッシュレスという今後の展開が期待されるテーマゆえに、底では拾ってみたい銘柄として監視しております。 5つ目の銘柄はビッグデータ解析などアナリティクス事業を主力とするブレインパッド<3655>です。AIによる主力製品である「SAP® Predictive Analytics」を活用した分析支援案件等が好業績を牽引しております。大型案件や長期案件の増加、プロジェクト管理を効率化した事で、5月10日発表の19.6期3Q(累計)業績は経常利益が前年同期比2.1倍の9.04億円と業績を大幅に伸ばしました。更に、19.6期業績予想を上方修正し過去最高益を上乗せるという目を見張る成長を続けています。 決算後、上昇トレンドに乗ったチャートは1万円を突破するかと思われる勢いでしたが、上場来高値を更新後、窓を埋めるよう下落。窓付近での保ち合いから、いつ再び反発の機運が高まるかと監視をしております。次なる決算(8月8日予定)も見定めたいところです。 最後の銘柄はインスペック<6656>です。半導体基板検査装置や精密基盤製造装置を手掛けている企業です。6月7日発表の19.4期決算では経費削減などの効果が実を結び黒字転換しました。20.4期業績予想では経常利益が前期比3.1%増の2.90億円と2期連続で過去最高益を更新する見込みで、上場来初となる3.00円の年間配当が実施される方針です。 決算発表後、チャートは下落しましたが、反発へ持ち直し、上昇トレンドへ向かっております。米国のSOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)も依然として高水準である事は同社にとっては追い風であり、IoTや自動運転、5Gに至る全てに必要とされる精密配線基盤に戦略的に事業を集中させるとの経営方針は、広いテーマ性において今後の成長が期待できるかと見ております。 と…ここでご紹介できるのはスペースの関係もあり、以上ではありますが…他にも「注目すべき」とする銘柄は沢山ございます。お時間がありましたらブログを検索して頂ければ幸甚です。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。 ---- 執筆者名:有限亭玉介 ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず 《SF》
関連銘柄 9件
1447 東証グロース
315
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 7,701百万円
ITbookとサムシングHDの経営統合で2018年に誕生。地盤調査改良事業が柱。人材派遣やシステム開発事業、コンサルティング事業等も。地盤調査改良事業ではスクリューフリクションパイル工法の販促推進。 記:2024/09/01
3655 東証プライム
1,006
11/22 15:30
-2(%)
時価総額 22,435百万円
データ活用支援を行うプロフェッショナルサービス事業が主力。自社製・他社製プロダクトの提供等も手掛ける。伊藤忠商事、りそなHDと資本業務提携。プロフェッショナルサービス事業は順調。有償稼働率が回復。 記:2024/06/18
3907 東証グロース
800
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 2,379百万円
先端リアルタイムCG技術等を提供する開発推進・支援事業、ゲーム・映像業界特化の人材紹介・派遣サービスを手掛ける人材事業を展開。開発推進・支援事業では顧客基盤拡大図る。人材事業では収益改善に取り組む。 記:2024/10/28
4755 東証プライム
879.4
11/22 15:30
-12.5(%)
時価総額 1,892,070百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6579 東証グロース
342
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 1,301百万円
ネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift」の提供を行う。ユーザー分析DMP「Juicer」、マーケティングツール「OPTIO」等も。アドプラットフォーム事業では積極営業で媒体枠の新規獲得図る。 記:2024/08/19
6656 東証スタンダード
569
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 2,263百万円
半導体製造装置メーカー。電子回路基板の外観検査装置や製造装置を製造、販売。フラットベッド型検査装置を主力に、ロールtoロール型検査装置、インライン検査装置など。EV向けが伸びる。半導体検査装置関連も堅調。 記:2024/11/01
6664 東証スタンダード
247
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 1,625百万円
自動認識装置メーカー。国内唯一、バーコード読み取りハネウェルの核となるモジュールエンジンを製造。レーザモジュールで国内トップシェア。海外が約半数。定置式スキャナ製品等が堅調。米特許訴訟は費用継続。 記:2024/11/02
7522 東証プライム
1,040
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 44,392百万円
居酒屋「三代目鳥メロ」や「ミライザカ」、「焼肉の和民」等の外食事業を手掛ける。現在は国内売上トップの宅食事業が柱に。有機農産物の生産販売等も。宅食事業の営業拠点数は520ヶ所超。配当性向20%以上目安。 記:2024/06/18
7752 東証プライム
1,647
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 966,771百万円
大手複合機メーカー。1936年創業。プリンターやオフィス機器消耗品、電子黒板、ITインフラ、ヘルスケア関連システム等も。海外売上高比率は6割超。25.3期はオフィスサービス事業の堅実な成長などを見込む。 記:2024/06/18