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後場に注目すべき3つのポイント~5日線レベルで踏みとどまるが懸念根強く

2019/5/21 12:43 FISCO
*12:43JST 後場に注目すべき3つのポイント~5日線レベルで踏みとどまるが懸念根強く ・日経平均は3日ぶり反落、5日線レベルで踏みとどまるが懸念根強く ・ドル・円は小じっかり、中国株高で円買い縮小 ・値下がり寄与トップは、ダイキン工業<6367>、同2位は花王<4452> ■日経平均は3日ぶり反落、5日線レベルで踏みとどまるが懸念根強く 日経平均は3日ぶり反落。83.11円安の21218.62円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えている。 週明け20日の米株式市場でNYダウは84ドル安と続落。複数の企業が中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)との取引を事実上禁じる米政府方針を順守することが報じられ、米中関係の更なる悪化懸念からハイテク株を中心に売りが広がった。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%安となった。東京市場でも半導体関連株や電子部品株に売りが先行し、日経平均は90円安からスタート。前場には21160.43円(141.30円安)まで下落する場面があったものの、指数寄与度の大きいソフトバンクG<9984>が買われたこと、円相場が1ドル=110円台と弱含みで推移していることが支えとなった。東証1部の値下がり銘柄は全体の7割ほど、対して値上がり銘柄は2割強となっている。 個別では、ソニー<6758>が4%超の下落。本日、経営方針説明会を開催している。半導体関連株では東エレク<8035>が3%近い下落。村田製<6981>などの電子部品株やキーエンス<6861>などのFA(ファクトリーオートメーション)関連株も軟調ぶりが目立つ。その他売買代金上位では任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、武田薬<4502>などがさえない。また、セレス<3696>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクGが売買代金トップで2%超の上昇。傘下の米スプリントと同業TモバイルUSの合併計画を米連邦通信委員会(FCC)のパイ委員長が認める意見を表明した。ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9434>、キヤノン<7751>もしっかり。スズキ<7269>は前日に続き買われ、3%高となっている。また、愛三工<7283>や杉本商事<9932>が東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、海運業、鉱業、電気機器などが下落率上位。反面、情報・通信業、ゴム製品、パルプ・紙など5業種が上昇した。 日経平均は3日ぶりに反落して前場を折り返したが、日足チャート上では21200円付近に位置する5日移動平均線水準で持ちこたえる形となっている。ソフトバンクGやファーストリテといった指数寄与度の大きい値がさ株に買いが入り、日経平均を下支えした。円相場の弱含みに加え、アジア市場で中国・上海総合指数が反発していることもあり、後場の日経平均は一段と売り込まれる流れにはならなそうだ。 しかし、日経平均の下げ幅こそ80円あまりにとどまったものの、東証1部銘柄のおよそ7割が下落するなど市場のムードは明るくない。米国では政府方針に従いファーウェイへの部品・サービス供給を停止する企業が相次ぐとみられている。米中対立の一段の激化が懸念され、企業活動にも広く影響を及ぼし始めた格好だ。本日は経済協力開発機構(OECD)が世界経済見通しを公表する予定となっており、貿易摩擦を背景とした経済下振れリスクが改めて意識される可能性がある。日経平均は短期的に戻りを試す場面があっても、まだまだ上値の重い展開が続きそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、中国株高で円買い縮小 21日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日本株は軟調の一方、中国株は上昇し米中摩擦を警戒した円買いはいったん収束したようだ。 ドル・円はNY市場の終値ベースで2日連続の110円台と、底堅さをみせている。本日は、日本時間早朝に行われたパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演で悲観的な見解が示されず、米中対立を警戒した円買いは後退した。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで、引き続き日本株安継続を嫌気した円買いに振れやすい。ただ、中国株や米株式先物はプラス圏を維持しており、円買いを弱めているようだ。目先も株高観測が続けば、ドルの底堅さが意識されよう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円02銭から110円21銭、ユーロ・円は122円85銭から123円04銭、ユーロ・ドルは1.1165ドルから1.1172ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・価値開発<3010>やピーエイ<4766>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、ダイキン工業<6367>、同2位は花王<4452> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長 「インフレの枠組みは、根本的変化の基準は厳しくなる」 「貿易と関税が金融政策の道筋に及ぼす影響を判断するのは尚早」 「最近の生産性と労働参加率、健全な供給サイドの兆候」 ・豪準備銀・議事要旨 「労働市場のさらなる改善がみられなければ利下げが適切」 <国内> 特になし <海外> ・日米通商交渉事務協議(ワシントン) 《HH》
関連銘柄 19件
3010 東証スタンダード
166
10/9 15:00
±0(%)
時価総額 20,392百万円
ホテル運営会社。1912年創業。旧社名は価値開発。「Best Western Hotels&Resorts」の国内展開の権利を持つ。ココホテルズなどの自社ブランドも。ホテル店舗数・客室数の増大などに注力。 記:2024/07/01
3696 東証プライム
1,378
10/9 15:00
-2(%)
時価総額 16,365百万円
国内最大級のポイントサイト「モッピー」の運営等を行うモバイルサービス事業が主力。DX化支援、ブロックチェーン関連事業等も。モッピーの会員数は525万人超。ブロックチェーン関連はステーキングサービスが順調。 記:2024/06/15
4452 東証プライム
7,051
10/9 15:00
+96(%)
時価総額 3,349,225百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,228
10/9 15:00
+18(%)
時価総額 6,689,859百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4766 東証スタンダード
299
10/9 15:00
-2(%)
時価総額 3,358百万円
採用メディア「ジョブポストweb」の運営等行う人材ソリューション事業が主力。人材派遣・人材紹介事業、こどもケアサポート事業等も手掛ける。人材ソリューション事業ではサービス提案力、営業力の強化図る。 記:2024/08/19
6367 東証プライム
19,550
10/9 15:00
-85(%)
時価総額 5,730,379百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6758 東証プライム
2,820
10/9 15:00
+9.5(%)
時価総額 17,605,536百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
69,080
10/9 15:00
+1,450(%)
時価総額 16,800,809百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
2,869.5
10/9 15:00
+77(%)
時価総額 5,817,748百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,563.5
10/9 15:00
-4.5(%)
時価総額 41,823,469百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7269 東証プライム
1,589
10/9 15:00
+11(%)
時価総額 3,121,727百万円
大手自動車メーカー。軽自動車で国内首位級、オートバイでも世界的。四輪車はインドでトップシェア。四輪事業は堅調。日本やインド、欧州で販売が増加。二輪事業はインドで販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/14
7283 東証プライム
1,401
10/9 15:00
-11(%)
時価総額 88,365百万円
トヨタグループの自動車部品メーカー。燃料ポンプなどの燃料系製品、スロットルボデーなどの吸排気系製品が主力。水素供給ユニット等も手掛ける。既存パワートレイン製品事業の競争力強化、新規領域の育成図る。 記:2024/07/04
7751 東証プライム
5,060
10/9 15:00
+88(%)
時価総額 6,748,841百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
7,877
10/9 15:00
-161(%)
時価総額 10,229,781百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
25,770
10/9 15:00
+310(%)
時価総額 12,153,982百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9434 東証プライム
191.9
10/9 15:00
+1.2(%)
時価総額 9,145,775百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9932 東証プライム
1,454
10/9 15:00
-39(%)
時価総額 33,148百万円
機械工具、測定機器の専門商社。1921年創業。無借金経営。測定・計測機器や光学・科学機器、環境・測量機器等が主要取扱商品。中計では27.3期売上高558億円目標。DX商材販売など新事業の開発等に注力。 記:2024/06/18
9983 東証プライム
50,710
10/9 15:00
+570(%)
時価総額 16,136,987百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,696
10/9 15:00
+115(%)
時価総額 14,982,808百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17