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前場に注目すべき3つのポイント~下へのバイアスが強まる中でも、押し目待ちのスタンスも多い

2019/5/14 8:47 FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~下へのバイアスが強まる中でも、押し目待ちのスタンスも多い 14日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:下へのバイアスが強まる中でも、押し目待ちのスタンスも多い ■前場の注目材料:コニカミノルタ、今期営業利益5.7%増見込む、コンセンサス上回る ■スルガ銀<8358>新生銀<8303>と提携 ■下へのバイアスが強まる中でも、押し目待ちのスタンスも多い 14日の日本株市場は、米中関係の悪化が嫌気されそうだ。13日の米国市場ではNYダウが617ドル安と大幅に下落した。米国政府は、中国からの輸入品3250億ドル相当への関税引き上げについても検討しており、米中貿易摩擦の長期化や深刻化に対する警戒感から投資家心理が急速に悪化。さらに、中国政府が米国製品600億ドル相当への関税引き上げを6月1日から実施すると表明し、米中関係の悪化が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円安の20805円と21000円を割り込み、円相場は1ドル109円20銭台と円高に振れて推移している。 米株安の流れを受けて、インデックス売りに押される格好から、日経平均は心理的な支持線として意識されていた21000円を割り込むことになろう。前日の段階でNYダウの250ドル安程度は織り込まれていたが、中国が報復関税を発表し、関税の応酬を巡る米中の衝突が激化する中では。ギャップ・ダウンで始まった後も目先底は確認しづらいだろう。 米国は中国からの全輸入品に高関税を課すことになるため、米通商代表部(USTR)が詳細を公表すると予定している13日までは動きづらく、発動は6月末以降と伝えられているほか、中国による報復関税は6月1日からと報じられている。6月下旬に大阪市で開かれるG20首脳会議で、トランプ大統領と中国の習近平国家主席が会談する可能性が高いとし、そこまで長引くことが警戒されそうである。 日経平均は節目の21000円割れが意識されていたが、これをあっさり割り込んでくる。3月安値水準とのボトム形成や一目均衡表の雲下限が支持線として意識されていただけに、シグナルが悪化する。指値状況の薄い中をインデックス売りによって下へのバイアスは強まろうが、ただし、足元で調整が続いていたこともあり、これまでポジションがロングに大きく傾いていた訳ではない。下へのバイアスが強まる中でも、押し目待ちのスタンスも多いとみられ、しばらくは米中協議の行方とともに、買い場を探るところである。また、マザーズ指数もこれまでの900-950Ptレベルのもち合いを割り込んでいるが、一部の銘柄による影響が大きく、指数の下落ほど需給は悪化していないだろう。 ■コニカミノルタ、今期営業利益5.7%増見込む、コンセンサス上回る コニカミノルタ<4902>の2020年3月期計画は、売上高が前期比5.7%増の1兆1200億円、営業利益が同5.7%増の660億円を見込んでいる。コンセンサス(640億円程度)を上回る。オフィス事業では、中国などの成長国、先進国ともに業務生産性向上に向けたカラー高速機の需要が高まり、セキュリティ意識の高まりに伴って中堅・中小企業を中心にITサービスへの需要拡大を想定。プロフェッショナルプリント事業では、商業印刷、産業印刷におけるデジタル化の進行。ヘルスケア事業では、医療診断機器のデジタル化が継続するとみている。 ■前場の注目材料 ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・追加金融緩和への期待 ・消費増税の延期観測 ・株安局面での自社株買い ・三菱重<7011>防衛・宇宙技術、民間に、安全向け提案 ・KDDI<9433>値下げ、NTTドコモ<9437>対抗、最大4割安く ・スルガ銀<8358>新生銀<8303>と提携 ・トピー<7231>中国から米輸出変更、アルミホイール、タイに切り替え検討 ・三菱電<6503>米ソフト買収、FAなどIoT関連強化 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 3月経常収支(予想:+3兆200億円、2月:+2兆6768億円) <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 8件
4902 東証プライム
477.8
10/11 15:00
-2.4(%)
時価総額 240,173百万円
カラー複合機、ITサービス等を手掛けるデジタルワークプレイス事業が主力。デジタルカラー印刷機、X線関連機器に強みを持つヘルスケア事業等も展開。オフィスユニットではコスト低減等で収益力の強化を図る。 記:2024/07/05
6503 東証プライム
2,394
10/11 15:00
-40(%)
時価総額 5,140,402百万円
総合電機大手。FA機器や自動車機器、昇降機、パワー半導体に強み。鉄道車両機器なども。24.3期3Q累計はFA機器が低調。だが自動車機器やインフラ関連が好調で増収増益に。4Qにルネサス株売却特益を計上予定。 記:2024/04/12
7011 東証プライム
2,211
10/11 15:00
+1.5(%)
時価総額 7,459,136百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7231 東証プライム
2,000
10/11 15:00
+3(%)
時価総額 48,156百万円
鉄鋼事業、自動車・産業機械部品事業が柱。1921年創業。日本製鉄の持分法適用関連会社。乗用車・商用車ホイールで国内トップシェア。配当性向30~35%目安。発電事業は廃止。事業ポートフォリオの最適化図る。 記:2024/06/29
8303 東証スタンダード
2,766
9/27 15:00
-32(%)
時価総額 567,127百万円
旧日本長期信用銀行。消費者金融のレイクが主力。SBI傘下。法人業務はストラクチャードファイナンスに強み。法人業務では利息収入が増加。個人業務ではアプラスの割賦収益等が増加。24.3期1Qは黒字転換。 記:2023/08/16
8358 東証プライム
1,105
10/11 15:00
-7(%)
時価総額 217,839百万円
静岡県東部地盤の地銀。神奈川県にも多くの店舗を有す。投資用不動産ローンや住宅ローンに強み。クレディセゾンと資本業務提携。貸出金は復調傾向。中計の26年3月期純益目標を110億円から135億円に上方修正。 記:2024/08/17
9433 東証プライム
4,715
10/11 15:00
-80(%)
時価総額 10,864,209百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
±0(%)
時価総額 12,527,081百万円
NTTグループの中核を担う国内最大の携帯キャリア。金融・決済など非通信領域の強化に力注ぐ。21.3期1Qはコロナ禍で国際ローミング急減。だが非通信領域の拡大などで補う。通期では利益反発・連続増配を見込む。 記:2020/09/03