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後場に注目すべき3つのポイント~米中懸念和らぐも結果見極めたいところ

2019/5/10 15:15 FISCO
*15:15JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中懸念和らぐも結果見極めたいところ 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は5日ぶり反発、米中懸念和らぐも結果見極めたいところ ・ドル・円は伸び悩み、米中対立回避の円売りは限定的 ・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はダイキン工業<6367> ■日経平均は5日ぶり反発、米中懸念和らぐも結果見極めたいところ 日経平均は5日ぶり反発。143.59円高の21545.72円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。 9日の米株式市場ではNYダウが一時450ドル近く下落。貿易問題を巡る米中対立への懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株も売りが先行した。ただ、9日からの閣僚級協議を前に中国の習近平国家主席がトランプ大統領に書簡を送ったことが明らかになると下げ幅を縮め、138ドル安で取引を終えた。為替市場でも円高進行が一服し、本日の日経平均は29円高でスタート。朝方は小高い水準でのもみ合いが続き、マイナスに転じる場面もあった。しかし、前場中ごろを過ぎると中国株の急反発を追い風に上げ幅を広げ、前引けにかけ一時21584.09円(181.96円高)まで上昇した。東証1部の値上がり銘柄は全体の8割ほど、対して値下がり銘柄は1割強となっている。 個別では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンク<9434>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、ZOZO<3092>などが堅調。武田薬<4502>はノンコア事業の譲渡を評価した買いが入っているとみられ、4%超上昇した。SUMCO<3436>など半導体関連株や安川電<6506>など設備投資関連株の一角でも上げが目立つ。決算発表銘柄ではダイキン<6367>が4%高。また日ユニシス<8056>やケーズHD<8282>が急伸し、ニホンフラッシュ<7820>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>は好決算ながら伸び悩み反落。三菱商<8058>は5%近く下落したが、前日の取引時間中に発表された決算や千代化建<6366>の再建支援を巡る不透明感がネガティブ視されたようだ。また業績下方修正の東海カーボ<5301>が急落し、昭電工<4004>などにも売りが波及した。セクターでは、医薬品、機械、石油・石炭製品などが上昇率上位。反面、食料品、精密機器など5業種が下落した。 習氏がトランプ氏に書簡を送ったことが明らかになり、トランプ氏も習氏と電話で協議する可能性を示唆したため、米中摩擦激化への過度な懸念が和らいでいる。中国・上海総合指数が朝方に一時2%を超える上昇となったことが追い風となり、日経平均も3ケタの上昇で前場を折り返した。日経平均はゴールデンウィークの連休明け3日間で計856円下落しており、空売り比率(東証)も前日時点で47%まで上昇していたため、売り方の買い戻しも出やすいところだろう。 とはいえ、トランプ氏が連休中、唐突に対中関税引き上げを表明したことを踏まえると、本日まで行われる米中閣僚級協議の結果を見極めたいとの思惑が強まりそうだ。日本時間の本日13時01分(米東部時間10日0時01分)には2000億ドル(約22兆円)分の中国製品への制裁関税発動が予定されており、後場の相場のかく乱要因となる可能性がある。上海総合指数も朝方の買いが一巡すると伸び悩んでおり、後場の日経平均は目先の利益を確定する売りが出て上値の重い展開となることを想定しておきたい。 (12:10作成) ■ドル・円は伸び悩み、米中対立回避の円売りは限定的 10日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み。米中貿易摩擦の回避に期待感が高まり円売りに振れたが、不透明感は払しょくされずドルは110円台から失速した。 ワシントンで開催中の米中貿易協議が注目されるなか、トランプ米大統領が習近平中国国家主席から書簡を受けたことを明らかにすると、両国の対立を回避した円売りが強まった。クロス円の上昇でドルは一時110円04銭まで浮揚。 ただ、米中の代表団は協議を延長する見通しで不透明感は払しょくされておらず、警戒感は根強い。また、米中協議の交渉期限が迫り米国が対中関税を発動するか注目され、円売り一服でドルは再び109円台に値を下げた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円69銭から110円04銭。ユーロ・円は123円06銭から123円61銭、ユーロ・ドルは1.1213ドルから1.1235ドルで推移。 (12:00作成) ■後場のチェック銘柄 ・ニホンフラッシュ<7820>や日本ユニシス<8056>など、8銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はダイキン工業<6367> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「習主席から素晴らしい書簡を受け取った」 ・米ホワイトハウス 「米通商代表部と財務長官、中国副首相は10日午前も協議継続で合意」 ・豪準備銀(金融政策報告) 「2019年6月までのGDP見通しを+2.50%から+1.75%に、12月までを+3.00%から+2.75%に下方修正」 「2019年6月までの消費者物価指数見通しを+1.25%から+1.75%に、12月までを1.75%から2.00%に上方修正」 【経済指標】 ・日・3月全世帯家計調査・消費支出:前年比+2.1%(予想:+1.6%、2月:+1.7%) ・日・3月毎月勤労統計・現金給与総額前年比:-1.9%(予想:-0.5%、2月:-0.7%) <国内> 特になし <海外> ・15:00 独・3月貿易収支(予想:+200億ユーロ、2月:+180億ユーロ) (12:40作成) 《HH》
関連銘柄 17件
3092 東証プライム
5,374
10/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,674,775百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3436 東証プライム
1,561.5
10/11 15:00
-10.5(%)
時価総額 546,798百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
3,793
10/11 15:00
+52(%)
時価総額 701,329百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4502 東証プライム
4,260
10/11 15:00
-13(%)
時価総額 6,740,492百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5301 東証プライム
881.8
10/11 15:00
-3.7(%)
時価総額 198,355百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。26年度営業利益530億円目標。黒鉛電極事業の構造改革などに取り組む。 記:2024/04/29
6366 東証スタンダード
294
10/11 15:00
-4(%)
時価総額 76,536百万円
プラントエンジニアリング大手。LNG受入基地建設で国内トップシェア。三菱商事が筆頭株主。世界中でプラント建設実績。水素サプライチェーンの構築等も。主要案件のインドネシア銅製錬は2024年に完工予定。 記:2024/06/29
6367 東証プライム
19,430
10/11 15:00
-150(%)
時価総額 5,695,205百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6506 東証プライム
4,627
10/11 15:00
-22(%)
時価総額 1,233,975百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども。工場の内製化、自動化を推進。26.2期営業利益1000億円目指す。 記:2024/05/08
6758 東証プライム
2,815
10/11 15:00
-11(%)
時価総額 17,574,321百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7820 東証プライム
911
10/11 15:00
+3(%)
時価総額 22,830百万円
住宅内装システム専門メーカー。マンション向け内装ドアで国内トップシェア。内装システム部材の完全受注生産が特徴。製造プロセスの見直しなどを継続実施。24.3期3Q累計は日本が増収。受注残の消化が順調。 記:2024/04/13
7974 東証プライム
7,878
10/11 15:00
-35(%)
時価総額 10,231,080百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8056 東証プライム
4,889
10/11 15:00
-26(%)
時価総額 536,147百万円
大手システムインテグレーター。旧社名は日本ユニシス。大日本印刷の持分法適用会社。金融向けに強み。配当性向40%目処。金融分野はフルバンキングシステム等の売上が拡大。27.3期売上高4200億円目標。 記:2024/06/13
8058 東証プライム
2,961.5
10/11 15:00
-2.5(%)
時価総額 12,771,415百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8282 東証プライム
1,537
10/11 15:00
+11.5(%)
時価総額 292,030百万円
郊外大型店中心の家電量販店。北関東地盤。店舗数は550店舗超。家電の取り扱いに特化。現金値引、長期無料保証などが特徴。配当性向40%目標。25.3期は直営店11店の出店計画。既存店効率の再点検等も図る。 記:2024/08/09
9434 東証プライム
189.5
10/11 15:00
-2.6(%)
時価総額 9,031,393百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
54,490
10/11 15:00
+3,130(%)
時価総額 17,339,862百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,954
10/11 15:00
-87(%)
時価総額 15,427,330百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17