マーケット
4/26 15:15
37,934.76
+306.28
38,239.66
+153.86
暗号資産
FISCO BTC Index
4/28 18:24:55
10,084,293
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

重要イベント通過後のアク抜けを意識した、押し目拾いのスタンス【クロージング】

2019/12/10 16:02 FISCO
*16:02JST 重要イベント通過後のアク抜けを意識した、押し目拾いのスタンス【クロージング】 10日の日経平均は4日ぶりに小幅反落。20.51円安の23410.19円(出来高概算10億4700万株)で取引を終えた。米国市場同様、連邦公開市場委員会(FOMC)や、15日に期限を迎える対中追加関税措置の発動可否を見極めたいとの思惑から、様子見姿勢の強い相場展開となった。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売りが先行するも、その後はプラス圏を回復するなど、前日の終値を挟んでのこう着感の強い相場展開が続いた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数がやや上回っているが概ね拮抗。セクターではその他製品、医薬品、水産農林、情報通信、繊維がしっかり。半面、電力ガス、パルプ紙、輸送用機器、陸運、鉄鋼が小安い。指数インパクトの大きいところでは、第一三共<4568>、アドバンテスト<6857>、中外薬<4519>、セコム<9735>が上昇。一方で、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、エーザイ<4523>が冴えない。 日経平均は引き続きこう着感の強い相場展開となったものの、想定内の値動きでもあり、不安視する流れにはならなかった。指数インパクトの大きいファーストリテやソフトバンクG<9984>が軟調な中でも日経平均は下へのバイアスが強まらない状況であり、どちらかというと底堅さが意識されている。 FOMCでは利下げ打ち止めがコンセンサスであり、結果を受けた米国市場の動向に振らされたとしても、基本的には15日に期限を迎える対中追加関税措置の発動可否を見極めるなかで、反応は限られるだろう。また、週末には先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えていることもあり、ロール中心の売買になりやすい。SQ前で大きく仕掛けてくる動きは考えづらく、下へ仕掛けてくるというよりは、足元の需給状況からはカバーを伴う上へのトレンドが意識されてこよう。 また、IPOラッシュによって中小型株の一角へは利益確定の動きもみられているが、IPOの好スタートが続くようだと、換金資金が他の中小型株へ波及する形で流入する可能性もあるため、相対的に出遅れ感の強い銘柄などへは、年末に向けた先高期待から見直す流れにも波及してくる展開が期待されるところでもあろう。重要イベント通過後のアク抜けを意識した、押し目拾いのスタンスとみておきたい。 《CN》
関連銘柄 8件
4519 東証プライム
4,852
4/26 15:00
-8(%)
時価総額 8,146,789百万円
大手医療用医薬品メーカー。がん領域で国内トップシェア。がんや免疫疾患、神経疾患、血液疾患の領域を中心に医薬品を開発し、血友病治療薬「ヘムライブラ」に注力。新型コロナ治療薬が一巡し、23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
4523 東証プライム
6,240
4/26 15:00
-19(%)
時価総額 1,850,578百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。アメリカス医薬品事業は堅調。レンビマの売上が伸びる。販管費減。24.3期2Qは大幅営業増益。 記:2024/01/16
4568 東証プライム
5,010
4/26 15:00
+244(%)
時価総額 9,754,640百万円
製薬大手。生活習慣病や感染症、循環器領域に強み。がん領域に傾注し、HER2抗体薬物複合体「エンハーツ」に注力。麻しん・おたふくかぜ・風しん3種混合ワクチンの製造販売承認を申請。3Q累計は大幅営業増益。 記:2024/03/29
6857 東証プライム
5,389
4/26 15:00
+47(%)
時価総額 4,128,885百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
34,230
4/26 15:00
+630(%)
時価総額 16,143,998百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9735 東証プライム
10,940
4/26 15:00
-95(%)
時価総額 2,552,302百万円
警備サービス最大手。機械警備や常駐警備、現金護送に加え、警備とシナジー効果のある防災、メディカル、保険、地理情報なども展開。強固な顧客基盤に強み。セキュリティサービスや防災の好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/02/29
9983 東証プライム
41,390
4/26 15:00
-150(%)
時価総額 13,171,167百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
7,782
4/26 15:00
+179(%)
時価総額 13,408,028百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10