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広済堂HD、霞ヶ関キャピタル、ミスミGなど

2024/4/3 15:16 FISCO
<7649> スギHD 2488 -17.5伸び悩んで続落。前日に24年2月期の決算を発表している。営業利益は366億円で前期比15.7%増、上方修正済みでサプライズはないとみられる。一方、25年2月期は400億円で同9.2%増の見通し。380億円強のコンセンサスは上回っているが、中計数値に沿ったガイダンスとの見方もあり、ストレートにポジティブ視する動きは限定的のもよう。株価が高値圏にある中で出尽くし感が徐々に強まっている。 <9983> ファーストリテ 45410 -1570大幅反落。前日に3月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比1.5%減と3カ月ぶりのマイナスに転じている。客単価が同6.7%上昇した一方、客数は同7.7%減少している。月を通して気温が低く推移したことで、春物商品の販売が伸び悩んだもよう。曜日の影響を考慮した場合は落ち込み幅がより大きくなる形にも。他の衣料品専門店各社との比較でもやや低調な数字と捉えられている。 <7868> 広済堂HD 667 +42大幅反発。SBI証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を1020円にまで引き上げた。葬祭公益、情報、人材の見通しを下方修正する一方、葬祭収益、資産コンサルティングの見通しを上方修正しており、24年3月期は従来予想から下方修正したものの、25年3月期営業利益は従来の83.1億円から84.4億円に上方修正した。株価が年初来安値圏にあった中、リバウンドへの手掛かり材料につながる形へ。 <1605> INPEX 2400 +75.5大幅続伸。前日のNY原油先物相場では、WTI5月物が前日比1.7%高の1バレル85.15ドルで取引を終え、一時は85.46ドルと2023年10月下旬以来の水準にまで上昇した。同社など石油関連株の買い手掛かり材料につながった。ウクライナによるロシア主要製油所への攻撃、シリアにあるイランの大使館がイスラエルによるとみられるミサイル攻撃を受けたことなど、地政学リスクの高まりが原油高の背景に。 <9697> カプコン 2760 +30.5大幅反発。3月22日に発売を開始したシリーズ最新作の「ドラゴンズドグマ 2」が、全世界250万本を販売したと発表している。「ドラゴンズドグマ」シリーズは、ファンタジーの世界で自由な冒険が楽しめるオープンワールドアクションゲーム。12年に第1作を発売して以降、シリーズ累計販売本数1000万本を突破している。新作リリース後は株価の調整色が強まっていただけに、見直しの材料につながっている。 <3498> 霞ヶ関キャピタル 16290 -980大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は19.9億円で前年同期比38.5%増と大幅増益になっている。物流関連市場、ホテル関連市場、ヘルスケア事業などで順調に事業が進捗しているもよう。ただ、第1四半期実績の6.5億円、同96.0%と比較して、水準自体は拡大しているものの、伸び率は鈍化。通期計画85億円、前期比91.3%増に対する進捗率も低く、一段の買い材料にはつながらなかったようだ。 <9022> JR東海 3722 +89反発。静岡県の川勝平太知事が辞意を表明、新規採用職員向けの訓示で職業差別と取れる発言をして批判を浴びていた。同知事は2017年にリニア新幹線の着工反対を表明、その後も、水資源への影響や環境保全を理由に工事を認めない姿勢を貫いてきた。今回の辞意表明によって、リニア工事の転換点につながっていくとの思惑が先行しているようだ。今後は新たな知事のスタンスがどのようなものかが注目されることになる。 <7453> 良品計画 2475 +68.5大幅反発。前日に3月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比16.1%増となり、4カ月ぶりの2ケタ成長となっている。客数が同8.1%増加したほか、客単価も同7.4%上昇へ。全分野が増収となり、とりわけ、生活や食品が2割強の増収となっている。新商品の効果や事前の在庫積み上げなどが奏効したようだ。他の衣料品各社との比較でも前年比好転度合いは大きくなっている。 <4633> サカタインクス 1592 +65大幅続伸。野村證券では投資判断「バイ」、目標株価1900円でカバレッジを開始した。マイクロプラスチックの削減に向けたPETボトルからアルミ缶への需要シフトに伴うメタルインキの需要増、自社株取得などで、堅調なEPS拡大が見込まれること、PER水準は9倍弱と低位にとどまり、割安感が強いと判断することなどを好評価の背景としている。24年12月期営業利益は会社計画110億円を上回る121億円を予想。 <9962> ミスミG 2162 +114.5大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も2600円から2900円に引き上げている。2023年以降は中国市場の減速や期待値を下回る会社計画を背景に株価が大幅調整し、その結果PER、PBRともに過去最低水準。魅力的なビジネスモデルが健在しているなかで株価は過剰に下落した水準と判断、中国をはじめとする景況感回復とともに、株価は再度上昇するとみているようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
3498 東証プライム
12,610
11/22 15:30
+220(%)
時価総額 124,335百万円
物流施設開発やホテル開発、ヘルスケア施設開発等を行う不動産コンサルティング事業を手掛ける。ホテルは「fav」等のブランドを展開。29.8期当期純利益500億円目標。事業の多角化、事業規模の大型化図る。 記:2024/10/24
4633 東証プライム
1,546
11/22 15:30
+18(%)
時価総額 83,750百万円
1896年創業の印刷インキメーカー。各種印刷インキ、粉体トナーなどの機能性材料を手掛ける。アルミ缶用インキで世界トップシェア。総還元性向50%以上目指す。パッケージ分野中心に環境配慮型製品を積極展開。 記:2024/07/01
7453 東証プライム
3,025
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 849,360百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1300店舗超。国内では日用品好調。生産管理を効率化。 記:2024/10/20
7649 東証プライム
2,528
11/22 15:30
+28(%)
時価総額 480,302百万円
ドラックストア大手の「スギ薬局」を中核とする持株会社。東海エリアが地盤。核店舗を中心としたドミナント出店が特徴。店舗数は1700店舗超。インバウンド追い風。調剤併設で伸長。27.2期売上高1兆円目標。 記:2024/10/22
7868 東証プライム
522
11/22 15:30
+15(%)
時価総額 75,235百万円
出版・商業印刷やBPOサービス等を手掛ける広済堂ネクスト、火葬場運営等を行う東京博善、人材紹介等を行う広済堂ビジネスサポートなどを傘下に持つ持株会社。資産コンサルティング事業の収益向上等に取り組む。 記:2024/07/28
9022 東証プライム
3,104
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 3,197,120百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線は個室を導入予定。台湾高鐵から技術コンサルティングを受託。 記:2024/06/04
9697 東証プライム
3,407
11/22 15:30
+5(%)
時価総額 1,815,968百万円
大手ゲームソフトメーカー。バイオハザード、モンスターハンターなど人気IPを多数保有。アミューズメント施設「プラサカプコン」の運営等も行う。デジタル販売施策推進。アミューズメント施設は新業態店舗の展開継続。 記:2024/10/06
9962 東証プライム
2,526
11/22 15:30
+25(%)
時価総額 719,875百万円
FA・金型部品等を扱う商社「ミスミ」を中核とする持株会社。メーカー機能も持つ。顧客数は世界で32万社超。ECサイトの取り扱いメーカーは3000社超。新商品、新サービス開発など新事業政策の加速を図る。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25