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協和キリン、ソフトバンクG、ディーエヌエーなど

2024/2/8 15:29 FISCO
<5706> 三井金 4415 -449大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、受取配当金増など営業外収支改善で累計経常利益は270億円、前年同期比10.6%増となったが、営業利益ベースでは金属価格の下振れなどで同20.2%減となった。通期予想は従来計画を据え置いたが、在庫要因などを除いた実力ベースでは従来の401億円から385億円に下方修正。生成AI向け銅箔への期待感などで株価が高値圏にある中、決算を売り材料視する動きが優勢に。 <2432> ディーエヌエー 1372 -156.5急落。前日に第3四半期の決算を発表、減損損失276億円の計上によって、10-12月期営業損益は324億円の赤字になっている。前四半期は30億円の黒字であった。減損はゲーム事業におけるソフトウェアなどの資産、ライブストリーミングやヘルスケア・メディカル事業の子会社に係るもの。大幅な赤字計上がネガティブなサプライズにつながる。また、ヘルスケア・メディカルの収益改善が鈍いことなどもネガティブ視へ。 <5201> AGC 5262 -415大幅反落。前日に23年12月期の決算を発表、営業利益は1288億円で前期比30.0%減となり、従来計画の1500億円を下振れ着地に。24年12月期は1500億円で同16.5%増の見通しだが、市場コンセンサスの1750億円を下回っている。市場環境の厳しさは認識されているものの、回復力は鈍いとの見方が優勢のようだ。また、配当引き上げや自社株買いなどの株主還元期待も一部ではあったとみられる。 <9613> NTTデータ 2210 +121.5大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は752億円で前年同期比0.5%減となり、市場予想線上での着地になっている。また、受注が好調に推移し、国内では前年同期の大型案件一巡があったものの、公共や金融が拡大して前年同期比プラスを確保、海外でも、大型案件の獲得などによって北米が7割超の増加となっている。来期に向けての業績拡大期待も高まる展開とみられる。 <4151> 協和キリン 2707.5 +439.5急騰。前日に23年12月期決算を発表、コア営業利益は968億円で前期比11.6%増、10-12月期が前年同期比39.0%と拡大したことで2ケタ増益での着地に。24年12月期は850億円、前期比12.2%減と計画、800億円程度のコンセンサスを上振れる。また、発行済み株式数の3.2%に当たる1700万株、400億円を上限とする自社株買いの実施を発表しており、ポジティブ評価が優勢の展開になる。 <5401> 日本製鉄 3597 +32続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計事業利益は6924億円で前年同期比9.1%減となり、通期予想は従来の7400億円から8000億円、前期比12.7%減に上方修正している。原料炭価格の下振れなどでスプレッドが想定以上に拡大のもよう。業界環境が厳しい中での上方修正をポジティブに捉える動きが先行。また、高配当利回り銘柄と位置付けられる中、年間配当金も150円から160円に引き上げられている。 <4543> テルモ 5425 +352大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は390億円で前年同期比4.0%増となり、市場予想を若干上回る着地に。通期予想は従来の1325億円から1400億円、前期比19.3%増に上方修正している。心臓血管やメディカルケアソリューションズが好調、価格政策見直しなども奏効した。市場予想並み水準への上方修正を受けて、買い安心感が優勢となる展開に。 <6315> TOWA 7770 +40続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は16.9億円で前年同期比2.2%増となり、市場予想の25億円を下振れた。スマホ、PC、民生向けなどで顧客の投資後ろ倒しがみられたもよう。一方、受注はガイダンス通りで、足元では出荷も順調に推移し、業績計画は達成可能と。ただ、株価が高値圏にある中、決算発表を契機とした利食い売りが先行したが、全般の上昇に歩調をあわせ買い直される。 <7269> スズキ 6816 -419大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1172億円で前年同期比14.2%増となり、コンセンサス水準での着地に。為替や売上構成変化などが増益要因に。通期計画は4300億円を据え置き、為替前提は円安方向に修正も、四輪販売台数計画などはやや引き下げられた。来期前半にかけてはインドの需要鈍化が想定される中、サプライズの少ない決算を受けて、目先の出尽くし感が優勢となる形に。 <9984> ソフトバンクG 7350 +732急伸。傘下企業である英半導体設計大手アームが前日に10-12月期決算を発表、売上高は8億2400万ドルで前年同期比14%増となり、コンセンサスの7億6200万ドルを上振れ。1-3月期の売上見通しも市場予想を上回る。スマホ市場の回復を受けて半導体開発に必要な回路設計図の収入が増加のもよう。アームは時間外取引で一時30%超の急騰となり、含み益拡大に伴う同社の企業価値向上が意識される展開になった。 《ST》
関連銘柄 10件
2432 東証プライム
2,517
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 307,441百万円
ゲームの自社開発・運営、協業タイトル等を手掛けるゲーム事業、「Pococha」等のライブストリーミング事業が柱。横浜DeNAベイスターズを傘下に持つ。ライブストリーミング、スポーツ事業等で成長投資行う。 記:2024/08/02
4151 東証プライム
2,523
11/22 15:30
-22(%)
時価総額 1,362,420百万円
キリンHD傘下の製薬会社。骨・ミネラル、血液がん・難治性血液疾患など疾患領域に注力。FGF23関連疾患治療剤「クリースビータ」などが主要製品。バイオテクノロジー、抗体医薬に強み。腎性貧血治療剤は順調。 記:2024/10/09
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
5201 東証プライム
4,623
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5706 東証プライム
4,772
11/22 15:30
+57(%)
時価総額 273,827百万円
1874年創業の非鉄金属大手。機能材料部門、金属部門が柱。亜鉛に強み。半導体パッケージ基板向け極薄銅箔、二輪用触媒などで世界トップシェア。機能材料部門では既存分野の深耕、環境貢献製品の創出等に取り組む。 記:2024/08/10
6315 東証プライム
1,600
11/22 15:30
-15(%)
時価総額 120,226百万円
半導体製造装置メーカー。京都府京都市に本社。半導体モールディング装置で世界トップシェア。超精密金型の製造・販売等も行う。海外売上比率は8割超。開発リソースへ積極的に資源投入。半導体事業の収益力強化図る。 記:2024/08/09
7269 東証プライム
1,638
11/22 15:30
-38(%)
時価総額 3,217,992百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17