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ブラザ、スペース、プロパティAGなど

2023/8/8 15:45 FISCO
<7011> 三菱重 7588 +270大幅続伸。決算発表後は上値追いの動きが強まったが、本日は大和証券が投資判断を「3」から「1」に2段階格上げ、目標株価も6500円から10000円に引き上げており、一段の上値追いに。原子力や防衛関連が新たな成長事業に変わりつつあるほか、ガスタービンや民間航空機事業の成長・回復も継続し、持続的な最高益更新が想定できると評価。事業環境の追い風効果は大きいが、風向きが変わる懸念は小さいとみている。 <6920> レーザーテック 21945 +745大幅続伸。前日に23年6月期決算を発表、営業益は623億円で前期比91.7%増となり、24年6月期は640億円で同2.7%増を見込む。コンセンサス比では、実績は上振れ、ガイダンスは下振れだが、7月24日に上方修正と新年度見通しを発表しており、業績数値にサプライズはない。受注に関して、ガイダンスは非開示としているものの、4-6月期実績は584億円で会社計画519億円を上振れ、プラス材料視された。 <6502> 東芝 4610 +26続伸。投資ファンドの日本産業パートナーズなど、国内連合によるTOBが発表されている。本日からTOBを開始して、成立すれば年内にも上場廃止に。TOB価格は4620円、9月20日までTOBを実施し、成立条件は3分の2以上の応募となる。成立しても応募が9割未満の場合、株主総会を経て株式併合を実施するもよう。TOB開始のタイミング、TOB価格ともに想定線だが、株価はTOB価格に一段とサヤ寄せする形に。 <6448> ブラザー 2536.5 +346急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は220億円で前年同期比12.0%減益となったが、社内計画は100億円程度上振れているもよう。市場コンセンサスも160億円程度の水準であったとみられる。為替要因のほか、プリンティング&ソリューションズが大きく上振れているようだ。通期計画700億円、前期比26.4%増は据え置いているが、コンセンサスは切り上がる状況となっている。 <6417> SANKYO 6465 +486大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は192億円で前年同期比2.0倍の水準となっている。コンセンサスは140億円程度の水準だったため、ポジティブな反応が優勢となる形に。「フィーバー炎炎ノ消防隊」を筆頭に主力のパチンコ機の販売が好調で、パチスロ機の販売台数も急拡大している。通期予想595億円、前期比1.7%増は据え置いているものの、大幅な上振れ期待があらためて強まる状況に。 <3863> 日本紙 1323 -52大幅反落。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は8.1億円で前年同期29.2億円の赤字から黒字に転換している。ただ、据え置きの通期計画240億円に対する進捗率は低水準であり、ネガティブな反応が先行する形に。紙・板紙における値上げの進展が収益改善の主因に。コンセンサス比でも実績値は下回ったとみられるが、石炭スポット価格の下落により、下期にかけてはコストの改善が見込める状況ではある。 <7606> Uアローズ 2232 -176大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は25億円で前年同期比35.0%増となり、会社計画は上振れたもよう。ただ、コンセンサス比では想定線、前回決算発表後に株価は大きく上昇しており、短期的な出尽くし感が先行する形のようだ。円安や減価上昇で粗利益率はやや計画を下回ったもようだが、売上が上振れる格好になっているようだ。足元では原価率なども改善してきている状況に。 <9622> スペース 943 -124急落。前日に上半期決算を発表、営業利益は10.3億円で前年同期比8.7%増となり、従来計画の11億円をやや下振れる着地になった。第1四半期は9.2億円で同3.4倍と大幅増益であったため、上振れへの期待は高かったものとみられる。通期予想の22億円、前期比5.9%増は据え置いている。特定の大型案件において貸倒引当金を計上したことから経費が大幅に増加し、採用活動の積極化で雇用費も増加しているもよう。 <2138> クルーズ 1009 +150ストップ高比例配分。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2.7億円で前年同期比10.0%増となった。新規事業であるGameFi事業が大きく利益増に貢献したもよう。会社側では通期予想を公表していないが、横ばい水準がコンセンサスとみられ、想定以上に順調な立ち上がりと捉えられた。なお、出資する投資事業組合において運用益が発生したことから、営業外収支改善により経常利益は同65.1%の大幅増となった。 <3464> プロパティAG 1389 +243急騰。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は18.4億円で前年同期比2.6倍の水準となった。据え置きの通期計画は25億円、前期比14.4%減であり、想定外の大幅増益スタート、並びに好進捗に対してポジティブなサプライズが強まった。DX推進事業における新規案件受注の拡大とDX不動産事業による好調な販売が業績拡大の背景に。新築物件の引き渡しが集中したようだが、大幅な業績上振れを意識する展開に。 《ST》
関連銘柄 10件
2138 東証スタンダード
614
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 7,956百万円
ファッション通販サイト「SHOPLIST」を運営。GameFi事業、商品比較メディア「ランク王」のメディア事業も展開。SHOPLIST事業では集客方法の見直しに取り組む。新規事業のGameFiに注力。 記:2024/10/11
3464 東証プライム
1,415
9/27 15:00
+14(%)
時価総額 10,342百万円
東京・神奈川で投資用マンションを開発・販売。中古マンション再販も。不動産DX領域を強化。開発用地、中古収益不動産等を積極的に取得。DX不動産事業は堅調。23.3期3Qは大幅増益。通期利益予想を上方修正。 記:2023/04/12
3863 東証プライム
848
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 98,584百万円
大手製紙メーカー。新聞用紙や印刷・情報用紙、家庭紙等を手掛ける。「クリネックス」、「スコッティ」ブランド等を展開。エネルギー事業等も。生活関連事業の収益力強化、グラフィック用紙事業の競争力強化等に注力。 記:2024/06/15
6417 東証プライム
2,155.5
11/22 15:30
+40.5(%)
時価総額 560,430百万円
パチンコ・パチスロ機メーカー大手。カードシステムや補給機器、喫煙ブース、内装施工等も。配当性向40%目安。パチンコ新台「Pフィーバー三国戦騎7500」の導入を開始。27.3期売上高2200億円目標。 記:2024/06/18
6448 東証プライム
2,752
11/22 15:30
+60(%)
時価総額 709,345百万円
レーザー複合機・プリンターなど通信・プリンティング機器が主力。1908年創業。愛知県名古屋市に本社。家庭用・工業用ミシンや工作機械、デジタル印刷機等も。製品ラインアップの強化などで産業用領域の拡大図る。 記:2024/08/09
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7011 東証プライム
2,309
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 7,789,753百万円
総合重機国内最大手。1884年創立。各種発電システムや航空機用エンジン、物流機器、製鉄機械、特殊車両等を手掛ける。ガスタービンで世界トップシェア。中期経営計画では27.3期売上高5.7兆円以上目標。 記:2024/09/03
7606 東証プライム
2,380
11/22 15:30
+100(%)
時価総額 71,909百万円
大手セレクトショップ。国内外のデザイナーズブランド、自社オリジナル企画の紳士服・婦人服、雑貨などを販売。グループ店舗数は300店舗超。ウィメンズの新ブランド「conte」は24年秋に販売開始予定。 記:2024/07/28
9622 東証プライム
1,118
11/22 15:30
+26(%)
時価総額 29,739百万円
商空間プロデュース企業。商業施設や飲食店、物販店等のディスプレーの企画、設計、施工を行う。成田国際空港第3ターミナルなどで実績。複合商業施設などで大型案件受注。営業奏功で既存、新規ともに受注範囲が拡大。 記:2024/07/05