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フジクラ、GSIクレオス、NTTデータなど

2020/11/4 16:09 FISCO
<9090> 丸和運輸機関 4370 -145大幅反落。2日に上半期決算を発表、営業利益は43.8億円で前年同期比27.6%増、従来予想の32.2億円を大きく上回った。通期予想も従来の73.2億円から79億円、前期比9.8%増に上方修正した。内食需要好調などで想定以上に物流が増加のもよう。12月末を基準とした1:2の株式分割実施も発表した。ただ、第1四半期の36.7%増から上半期業績上振れ幅は想定線、逆に通期の修正幅は限定的と捉えられた。 <3132> マクニカ富士 1983 +107大幅続伸。2日に上半期の決算を発表、営業利益は76億円で前年同期比13.0%増益、9月28日に上方修正した数値の70億円を上振れている。通期予想は従来の126億円から145.5億円、一転しての増益予想にまで上方修正へ。先端半導体、5G、データセンター向けの投資拡大、車載市場の回復、セキュリティ関連商品やネットワーク関連商品の導入拡大などが業績拡大の背景となっているもよう。 <8101> GSIクレオス 2158 +292大幅続伸。2日に上半期の決算を発表、営業利益は23億円で前年同期比3.7倍、第1四半期決算時に公表した通期計画の21億円、前期比76.2%増を超過する格好になっている。繊維原料や生地などの取引が低迷したことで減収となっているが、医療・衛生消耗品の需要拡大が収益を押し上げたものとみられる。通期予想は据え置いているものの、大幅な上振れが意識される状況に。 <7951> ヤマハ 5150 +70一時急伸。2日に第2四半期決算を発表、7-9月期営業利益は122億円で前年同期比25.5%減、4-6月期は15億円の赤字からは黒字転換となり、60億円程度の市場コンセンサスも大きく上回った。中国や国内での売り上げが想定以上に順調に推移した。取引先の工場火災の影響が不透明として、通期予想は変更していないが、実態面での想定以上の好調推移を評価する流れになった。なお、株価は朝高後、上げ幅を縮めた。 <2229> カルビー 3070 -140大幅反落。2日に上半期決算を発表、営業利益は130億円で前年同期比1.8%減、第1四半期は65.5億円で同1.6%増益だった。通期予想は従来の245億円から265億円に上方修正。売上高はやや下方修正だが、経費や販売費などの抑制が収益の押し上げ要因に。上方修正はほぼコンセンサス並みでサプライズはないが、注目される中華圏の7-9月期売上が第1四半期並みの水準にとどまったことなどは嫌気された。 <6806> ヒロセ電 14290 -650大幅反落。2日に上半期決算を発表、営業損益は129億円で前年同期比11.8%増、9月24日に従来の85億円から120億円に上方修正したが、同水準をやや上回る着地になった。当時据え置かれた通期予想は今回、172億円から215億円、前期比5.6%増に上方修正、上半期の上振れ分だけ上乗せする形に。上半期上方修正後に株価の水準訂正が強まったこともあり、限定的な修正幅を受けて出尽くし感が優勢になった。 <5803> フジクラ 362 +79大幅続伸。2日に上半期決算を発表、営業利益は89億円で前年同期比54.3%増、従来予想の10億円を大幅に上回った。エネルギー・情報通信事業が好調、エレクトロニクスも一転して黒字を確保したようだ。新たに公表した通期見通しは110億円で前期比3.3倍、60億円程度のコンセンサスを大幅に上振れ。構造改革費用計上などで通期純損益は100億円の赤字見通しだが、本業ベースでの上振れを好感する流れに。 <9613> NTTデータ 1318 +131大幅続伸。2日に上半期決算を発表、営業利益は638億円で前年同期比0.1%増益、4-6月期の同10.6%減に対して7-9月期は同9.5%増と増益に転じ、550億円程度であった市場予想も上回る着地になっている。国内における公共・社会基盤などが好調であったほか、北米も構造改革費用計上などを除けば順調とみられる。足元で株価の調整が目立っていた中、順調な決算確認で見直しの動きが優勢のようだ。 <8591> オリックス 1336.5 +65.5大幅続伸。2日に上半期決算を発表、純利益は938億円で前年同期比41.0%減、新たに公表した通期見通しは1900億円で同37.2%減益を見込む。航空機・船舶リース、空港事業などで新型コロナの影響が続いているもよう。決算に関してサプライズはないが、年間配当金計画を前期同様の76円としたこと、発行済み株式数の4.0%に当たる5000万株を上限とする自社株買いの実施を発表したことなどがプラス材料に。 <9984> ソフトバンクG 6535 -161大幅続落。アリババ傘下の金融会社アント・グループが、香港、上海で計画していたIPOを延期すると発表している。アリババ創業者が金融当局の聴取を受けたことが背景のようだ。5日に両市場での株式上場を目指し、調達額は円換算で約3.6兆円になる見込みであった。アリババ株は前日のADRで8%安と急落しており、同社にとっても株式含み益の減少がマイナス視される状況になっているようだ。 《ST》
関連銘柄 10件
2229 東証プライム
3,050
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 408,487百万円
かっぱえびせん等スナック菓子大手。ポテトチップスは国内シェア高い。北米、アジアなど海外でも事業展開。25年度の海外売上高比率は30~35%目標。国内海外ともに堅調。値上げで原材料高こなす。工場効率化進める。 記:2024/10/08
1,784.5
11/22 15:30
+39(%)
時価総額 325,800百万円
半導体や電子部品、ネットワーク関連商品などを扱う専門商社「マクニカ」を中核とする持株会社。アナログ、その他標準ICなど集積回路の売上比率が高い。集積回路及び電子デバイスその他事業ではシェア拡大見込む。 記:2024/09/03
5803 東証プライム
5,749
11/22 15:30
+162(%)
時価総額 1,700,916百万円
独立系電線メーカー大手。1885年創業。光ファイバケーブルや通信ケーブル、圧力センサ、プリント回路、自動車電装品等を手掛ける。光ファイバ融着接続機に強み。自動車事業部門は収益性改善に引き続き取り組む。 記:2024/08/05
6806 東証プライム
17,820
11/22 15:30
+40(%)
時価総額 636,067百万円
コネクタ専業メーカー。1937年創業。FPC用コネクタなどの多極コネクタが主力。高周波同軸コネクタなどの同軸コネクタも手掛ける。海外販売比率は7割超。中期経営計画では28.3期売上高2300億円目標。 記:2024/08/29
7951 東証プライム
1,090.5
11/22 15:30
+12(%)
時価総額 592,142百万円
世界最大の総合楽器メーカー。1887年創業。静岡県浜松市に本社。ピアノ、電子楽器、弦楽器等の製造・販売を行う。音響機器、電子デバイス等も手掛ける。総還元性向50%目標。業務用音響機器は旺盛な需要続く。 記:2024/08/30
8101 東証プライム
2,110
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 26,649百万円
原糸・繊維原料等の販売・輸出入を行う繊維事業、半導体製造関連製品等を扱う工業製品事業を軸とする商社。自社ブランド「MR.HOBBY」は模型用塗料で国内トップシェア。サステナブル事業分野に積極投資。 記:2024/06/04
8591 東証プライム
3,303
11/22 15:30
-11(%)
時価総額 4,013,016百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
1,012
11/22 15:30
-26(%)
時価総額 139,641百万円
3PLサービス、輸配送サービス「桃太郎便」などを手掛ける丸和運輸機関を中核とする持株会社。マツキヨココカラ&カンパニー、アマゾンジャパンなどが主要取引先。ラストワンマイル事業では配送エリアが拡大。 記:2024/08/27
9613 東証プライム
2,884.5
11/22 15:30
+77(%)
時価総額 4,045,511百万円
国内最大の専業システムインテグレーター。NTT傘下。世界50カ国以上でITサービスを提供。金融分野、公共・社会基盤分野向けに強み。海外売上比率は6割超。製造業領域を強化。データセンター事業は積極投資継続。 記:2024/08/10
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17