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パイオニア、村田製、サイバーなど

2018/5/15 16:19 FISCO
<6773> パイオニア 162 -16大幅反落で年初来安値更新。前日に18年3月期決算を発表。営業益は11.9億円で前期比71.3%減と4月26日に下方修正した水準で着地。OEM・市販ともにカーナビ不振で、タイパーツの上昇なども響く。19年3月期は50億円の営業赤字を計画。市場予想は70億円程度の黒字だった。カーエレの利益改善策を実施する計画で、最終損益は未定としている。資本毀損リスクなどに不透明感が残り、見切り売りが優勢に。 <6981> 村田製 15835 +2956日続伸。みずほ証券が投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も15000円から18000円に引き上げている。最近の海外企業の1-3月期決算や統計データによると、スマートフォンの底入れの条件が整ってきたと考えており、需要構造変化を受けてのセラミックコンデンサを中心とした中期的な業績拡大を期待するとしている。今期営業利益予想は会社計画並みの2400億円に上方修正した。 <4751> サイバー 5980 -1703日ぶり反落。本日早朝にMSCIへの新規採用が発表される。需給発生日は5月31日の大引け、480万株程度の買い需要が発生するともよう。需給改善にはつながるものの、従前から採用期待は比較的高く、先回り買いの動きもあったとみられ、本日は材料出尽くし感が優勢に。他の新規採用銘柄でも、小林製薬<4967>や東京センチュ<8439>は売り先行、相対的に期待が低かったSGHD<9143>は買い優勢に。 <8515> アイフル 387 +143日ぶり大幅反発。前日に18年3月期決算を発表している。営業利益は24.9億円で前期比64.4%減と、5月7日に下方修正した水準で着地した。利息返還関連費用を除くと111億円だった。19年3月期は164億円で同6.6倍の見通しであり、利息返還関連費用を除くベースでは同48%増益となる。期初から市場予想を上回る見通しとなり、利息返還問題の影響が低下するなか先行き期待が高まる展開となっている。 <7618> PCDEPOT 599 -111大幅続落で一時下落率トップ。前日に発表した決算内容が嫌気される。18年3月期営業益は29.8億円で前期比12.4%減、19年3月期は24億円で同19.5%減の見通しに。前期は従来予想の24.2億円を上回って着地したが、業績回復が期待された今期も2ケタの減益見通しとなり、失望感が先行している。また、4月全店売上高が前年同月比6.7%減と、4カ月連続で前年割れとなっていることもネガティブ視。 <4651> サニックス 327 +35急伸。前日に18年3月期決算を発表している。営業利益は12.5億円で前期比20.2%増となり、従来予想の12.1億円をやや上回って着地した。また、19年3月期は21.9億円で同75.7%の大幅増益見通し。環境資源開発事業などがけん引するとみられる。大幅増益見通しに加え、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消するとも発表しており、信用リスクの低下による買い安心感も高まっている。 <6815> ユニデンHD 327 +34急伸。前日に決算を発表しており、18年3月期営業利益は19.9億円で前期比60.6%増、19年3月期は40.4億円と倍増の見通しとなっている。前期実績は従来予想の26.1億円を下回ったが、今期は円高の影響が警戒されていたなかで想定以上の大幅増益予想となっており、見直しの動きが進んでいるようだ。なお、今期の想定為替レートは1ドル=105円と実勢より保守的な水準になっている。 <2206> グリコ 5410 -530急落。JPモルガン証券が投資判断を「オーバーウェイト」から「アンダーウェイト」に2段階格下げ、目標株価も6200円から5100円に引き下げていることが売り材料とされている。19年3月期は市場予想を大幅に下回る減益ガイダンスだが、その説明を得るまでの空白は失望売りを誘うと考えている。減益ガイダンスという痛みは耐え難く、同社の戦略執行力への信頼度は低下したと指摘している。 <7201> 日産自 1125.5 +9.54日続伸。前日に18年3月期決算を発表。営業益は5748億円で前期比22.6%減だが、市場予想を100億程度上回ったもよう。19年3月期は5400億円で同6.0%減の見通し。6200億円程度の市場予想を下回るが、為替前提(1ドル=105円)を考慮すれば想定内と捉えられているようだ。今期年間配当は同4円増の57円を計画。従来の配当方針を大きく上回る水準で、積極的な株主還元姿勢も評価されている。 <6334> 明治機 415 +80ストップ高比例配分。前日に18年3月期決算を発表している。営業利期は1.8億円で前期比52.3%減となり、先週末に下方修正した水準で着地した。大型工事の売上ずれ込みなどが響いた。一方、19年3月期は5.1億円で同2.9倍と急回復する見通し。株価が安値圏にあることからも、収益回復トレンドの持続を評価した押し目買いの動きが活発化する展開となっている。 《DM》
関連銘柄 13件
2206 東証プライム
4,355
11/28 15:30
+111(%)
時価総額 298,182百万円
1922年創業の総合食品メーカー。健康・食品事業、乳業事業、栄養菓子事業などを展開。ロングセラー商品にポッキー、プリッツなど。アジア中心に海外でも事業展開。中国、東南アジアなどでの事業成長加速に注力。 記:2024/10/13
4651 東証スタンダード
264
11/28 15:30
-2(%)
時価総額 12,915百万円
基礎補修・家屋補強工事や白蟻防除施工、自家消費型太陽光発電システムの販売施工、埋立処理や廃液処理などの環境資源開発事業等を手掛ける。26.3期売上高515億円目標。HS事業では法人営業体制の強化拡充図る。 記:2024/07/26
4751 東証プライム
1,031
11/28 15:30
-0.5(%)
時価総額 522,041百万円
インターネット広告事業が主力。運用型広告で国内首位。検索連動型広告に強み。ABEMA等のメディア事業、ゲーム事業、投資育成事業等も手掛ける。ABEMAはスポーツコンテンツの拡充、マネタイズを強化。 記:2024/08/26
4967 東証プライム
6,019
11/28 15:30
+39(%)
時価総額 469,783百万円
1919年設立の医薬品・日用品メーカー。医薬品、口腔衛生品、芳香・消臭剤等を手掛ける。ブランド数は150超。アイボン、消臭元などが主力取扱ブランド。広告、販促などへの積極投資で国際事業の売上拡大図る。 記:2024/10/08
6334 東証スタンダード
339
11/28 15:30
-10(%)
時価総額 3,866百万円
1899年創業の食品産業機械メーカー。精選機械や粉砕機械等の製造・販売、プラントエンジニアリングを手掛ける。製粉、飼料向けに強み。Abalanceの持分法適用関連会社。食品関連顧客向けで受注強化図る。 記:2024/08/27
6773 東証1部
65
3/26 15:00
±0(%)
時価総額 125,017百万円
カーナビ等カーエレクトロニクス事業が主力。家電AV機器事業から撤退。車載関連ビジネスの成長等に注力。地図事業を強化。香港投資ファンドの完全子会社化により、同社株は上場廃止予定。19.3期2Qは業績苦戦。 記:2019/01/21
4,090
11/28 15:00
±0(%)
時価総額 24,049百万円
無線通信・応用機器メーカー。監視カメラ、スキャナー、レーダー探知機、ドライブレコーダー、CB無線機などを展開。北米・中南米ではレーダー探知機、CB無線機などが堅調。為替差益計上。23.3期1Qは収益伸長。 記:2022/08/26
6981 東証プライム
2,489.5
11/28 15:30
-19(%)
時価総額 4,955,631百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7201 東証プライム
373.9
11/28 15:30
+0.4(%)
時価総額 1,578,125百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
479
10/26 15:00
+1(%)
時価総額 25,206百万円
PCショップ運営会社。大型店の「PC DEPOT」や中小型店の「スマートライフ」、「パソコンクリニック」を展開。24.3期1Qはインターネット関連事業が大幅増収増益。ISP事業では大会数が想定下振れ。 記:2023/09/02
8439 東証プライム
1,493
11/28 15:30
+18(%)
時価総額 734,725百万円
大手リース会社。情報通信機器に強み。不動産ファイナンス、売掛債権流動化等も。伊藤忠商事の持分法適用関連会社。ニッポンレンタカーサービスを傘下に持つ。使用済みEV電池を用いた蓄電池システムの実証試験を開始。 記:2024/07/04
8515 東証プライム
330
11/28 15:30
+2(%)
時価総額 159,925百万円
大手消費者金融会社。無担保ローンや事業者ローンの提供が主力。カードローンやキャッシングローン、事業サポート等の融資に関するサービスを提供。ビットキャッシュ買収。新規顧客拡大。タイは貸し倒れ増加。 記:2024/11/05
9143 東証プライム
1,463.5
11/28 15:30
+2(%)
時価総額 937,217百万円
宅配便大手の佐川急便を中核とする持株会社。飛脚宅配便のデリバリー事業、倉庫や通関等のロジスティクス事業、不動産事業などを手掛ける。成長領域への進出、新規事業の拡大、省人化・自動化投資などに取り組む。 記:2024/06/03