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パナソニック、スズキ、日ハムなど

2018/5/11 15:46 FISCO
<6752> パナソニック 1638 +76大幅続伸。前日に18年3月期決算を発表し、営業利益は3805億円で前期比37.5%増だった。一過性要因が大きいが、従来予想の3500億円を上回って着地した。19年3月期は4250億円で同11.7%増の見通し。4300億円レベルの市場予想に近い数値となっている。保守的な計画との見方も多いようであり、中期計画の4500億円達成も視野に入る状況。米国向け車載電池の拡大が業績のけん引役となる見通しだ。 <7269> スズキ 6143 +5056日ぶり大幅反発。18年3月期営業利益は3742億円で前期比40.3%増だった。従来予想の3000億円を上回ったほか、市場予想の3500億円レベルも上回る着地に。19年3月期は3400億円で同9.1%の減益見通し。3800億円水準の市場予測を下回るが、同社予想は保守的傾向が強く、1ケタの減益見通しはガイダンスリスク通過として安心感に。成長が続くインド市場での優位性など見直しが強まる展開に。 <6976> 太陽誘電 2288 +276年初来高値更新。前3月期営業益は202億円で前期比63%増と、195億円レベルの市場予想を上回る。今3月期は1ドル=105円前提で210億円、同4%増の見通し。市場予想の230億円は下回るが、為替感応度が大きくネガティブな印象は乏しいもよう。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を1800円から2400円に引き上げた。セラミックコンデンサの中期成長期待を織り込むとしている。 <6997> 日ケミコン 3205 +502ストップ高。前日に18年3月期決算を発表。営業益は58.2億円で従来予想の62億円を下回る。最終損益は21億円の黒字予想に対し161億円の赤字で着地。独禁法関連損失の計上が要因に。ただ、米反トラスト法違反の疑いに対して司法取引で合意したことから、今後の業績リスクの低減が想定される状況に。また、19年3月期営業利益は75億円で前期比29%増と、強のガイダンスなども好感されているようだ。 <9517> イーレックス 1014 +150ストップ高。前日に18年3月期決算を発表している。営業利益は48.1億円で前期比36.2%増となり、従来計画の44.9億円を上回った。販売量の増加に伴い、仕入電力量や託送料金が増加した。19年3月期は69.3億円で同43.9%増の見通し。従来の中計目標値66.6億円を上回っている。さらに20年3月期は93億円を計画しているようだ。高い業績成長の継続を評価する動きが強まっている。 <9449> GMO 2472 +289大幅続伸で年初来高値更新。前日に第1四半期決算を発表しており、営業利益は52.7億円で前年同期比49.0%増だった。通期の市場コンセンサスである前期比2割超の増益予想に対し順調なスタートとなっている。インターネット金融事業の復調がけん引役。今期から計上している仮想通貨事業において、マイニング事業は仮想通貨評価損計上後でも黒字を確保しており、順調に推移していることも評価材料となっている。 <7952> 河合楽器 4615 +700ストップ高。前日に18年3月期決算を発表している。経常利益は30.7億円で前期比19.1%増となり、従来の減益予想(25億円)から一転して2ケタ増益で着地した。楽器教育事業、素材加工事業ともに伸びた。19年3月期も35億円で前期比14.1%増と、連続2ケタ増益の見通し。市場予想は30億円レベルだったとみられ、想定以上の好業績見通しに株価インパクトも強まる格好となっている。 <2282> 日ハム 4470 -225大幅反落。前日発表の決算を受けて、JPモルガン証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「アンダーウェイト」に、目標株価も5600円から4200円に引き下げている。設備投資の増加計画が想定以上に大きく、新中期経営計画期間のフリーキャッシュフローは3年間累計ではマイナスとなり、株主還元は望みにくいとみる。また、今期業績予想は市場予想を下回るが、更なる下振れリスクも台頭すると考えているようだ。 <4544> みらかHD 3485 -695一時ストップ安。18年3月期営業利益は176億円で前期比37.1%減だった。先に業績修正を発表済みでサプライズはないが、19年3月期も190億円で同7.7%増にとどまる見通し。200億円超の市場予想を大きく下回っている。また、中期計画を一部下方修正しており、受託臨床検査事業の成長施策遅延、主要顧客との契約終了などを要因に、20年3月期営業利益目標を290億円から250億円に引き下げた。 <2193> COOKPAD 556 -75大幅に3日続落し年初来安値更新。前日発表の第1四半期決算が嫌気される。営業益は8.3億円で前年同期比57.8%減だった。料理動画サービスなどとの競争激化による大幅減収に加え、採用増や新規事業に関わるコスト増などが要因。5月に大阪スタジオを稼働させることから、第2四半期もコストの増加傾向は続く見通し。今期市場予想は2割強の減益となる40億円弱だが、これに対して低調なスタートとなっている。 《FA》
関連銘柄 10件
2193 東証スタンダード
163
11/28 15:30
+3(%)
時価総額 17,511百万円
料理レシピ検索・投稿サービス「クックパッド」を世界70カ国超で展開。生鮮食品ECサービス「クックパッドマート」の運営等も。国内プレミアムサービス会員数は140万人超。事業開発体制の見直しなどに取り組む。 記:2024/07/05
2282 東証プライム
5,181
11/28 15:30
+80(%)
時価総額 533,431百万円
国内食肉業界最大手。食肉事業のほか、加工事業、海外事業、ボールパーク事業も手掛ける。「シャウエッセン」などロングセラー商品多数。配当性向40%以上目安。加工事業では主力商品のブランディング強化を図る。 記:2024/08/02
2,445
11/28 15:30
+17(%)
時価総額 140,524百万円
遺伝子関連検査等を行う検査・関連サービス事業が主力。染色体検査で国内トップシェア。特殊検査に強み。臨床検査薬事業、滅菌関連事業等も。臨床検査薬事業ではCDMO・原材料供給事業中心にベース事業が順調。 記:2024/06/15
1,503.5
11/28 15:30
+24.5(%)
時価総額 3,690,260百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
2,164
11/28 15:30
+11.5(%)
時価総額 281,792百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6997 東証プライム
1,109
11/28 15:30
+15(%)
時価総額 24,331百万円
1931年創業の電子部品メーカー。アルミ電解コンデンサで世界トップシェア。電気二重層キャパシタにも強み。ホンダなどが主要取引先。ICT市場、産業機器市場を最重要戦略市場に位置付け。高付加価値品の拡販図る。 記:2024/06/29
7269 東証プライム
1,590
11/28 15:30
+10(%)
時価総額 3,123,692百万円
四輪車、二輪車メーカー。1909年創業。静岡県浜松市に本社。軽自動車に強み。四輪車はインドでトップシェア。船外機なども手掛ける。日本、インド、欧州が主要事業地域。インドは四輪車の累計生産が3000万台超。 記:2024/10/10
7952 東証プライム
2,863
11/28 15:30
-9(%)
時価総額 25,801百万円
1927年創業の楽器メーカー。静岡県浜松市に本社。グランドピアノや電子ピアノなどの販売、音楽教室の運営を行う。電子電気部品用金属材料加工等も手掛ける。東南アジアにおけるファン獲得の取り組みに注力。 記:2024/10/13
2,611
11/28 15:30
+32.5(%)
時価総額 285,061百万円
クラウド・ホスティング、決済関連サービス等のインターネットインフラ事業が主力。インターネット金融事業、インターネット広告・メディア事業等も。総還元性向50%目標。電子印鑑の契約社数は増加傾向続く。 記:2024/09/01
9517 東証プライム
630
11/28 15:30
+4(%)
時価総額 46,885百万円
相対や取引所を通じて調達した電力を小売販売。自社でバイオマス発電所も。大口の高圧顧客伸ばす。逆ざや販売も解消。ベトナムなどアジア諸国で発電所建設へ。JFEエンジ等4社引受先に第三者割当増資し財務改善。 記:2024/08/26