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日経平均は5日続伸、タカ派なFOMCも無難に消化

2023/6/15 12:10 FISCO
*12:10JST 日経平均は5日続伸、タカ派なFOMCも無難に消化  日経平均は5日続伸。113.15円高の33615.57円(出来高概算7億3194万株)で前場の取引を終えている。  14日の米株式市場でダウ平均は232.79ドル安(-0.68%)と7日ぶり反落。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、序盤はもみ合いが続いた。連邦準備制度理事会(FRB)は予想通り政策金利を据え置いたが、声明や見通しでタカ派色を想定以上に強めたため、年内の追加利上げを警戒した売りが一時膨らんだ。その後、パウエル議長が会見で追加利上げを明確化しなかったため下げ止まり、終盤にかけては下げ幅を縮めた。ナスダック総合指数は+0.39%と5日続伸。ダウ平均の下落を受け、短期的な過熱感もくすぶる日経平均は8.73円安と小安くスタート。ただ、海外投資家の旺盛な買い意欲や買い遅れた投資家による押し目買いなどが下値を支え、日経平均は前日終値を挟んだ一進一退が続いた。  個別では、ソシオネクスト<6526>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>の半導体が軒並み大幅高。ローム<6963>、京セラ<6971>、TDK<6762>などハイテクも高い。ほか、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>の商社が大幅続伸で、SOMPO<8630>、東京海上<8766>の保険、今週軟調だった郵船<9101>、商船三井<9104>の海運などが高い。レーティングが引き上げられたクボタ<6326>、三菱地所<8802>も大きく上昇。決算や上方修正など業績絡みの材料でLink-U<4446>、Hamee<3134>が急伸し、パーク24<4666>も上昇、MSOL<7033>はストップ高買い気配のまま終えている。  一方、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>が下落。エーザイ<4523>、第一三共<4568>の医薬品は大幅続落となり、ホンダ<7267>、日産自<7201>、三菱自<7211>の自動車の一角は軟調。ほか、楽天グループ<4755>、7&I-HD<3382>などが安い。決算を受けて東京ベース<3415>、ブラス<2424>が急落している。  セクターでは証券・商品先物取引、海運、その他金融が上昇率上位に並んだ一方、医薬品、電気・ガス、小売が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の63%、対して値下がり銘柄は32%となっている。  今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)については予想通り利上げが一時停止されたが、全体的な内容としては事前の市場想定よりはタカ派な印象を受けた。FOMCの開催前、金利先物市場は次回7月会合での利上げ再開を予想し、年内はこの1回の利上げだけを織り込んでいた。また、年内の利下げ予想は既にほぼ後退していたが、1回の利下げを織り込む確率もまだ僅かながら残っていた状況だった。  一方、新たに発表された政策金利見通し(ドットチャート)が示す今年年末の政策金利中央値は5.63%と、前回3月時点から0.5ポイント引き上げられ、利上げの回数としては残り2回という数字が示唆された。また、FOMC参加者18人のうち過半数の12人が5.63%の中央値ないしこれより上の水準を予想していた。加えて、パウエル議長は会見で利下げは「2年ほど先になるかもしれない」と発言しており、これは、少なくとも来年からの利下げは確実と考えている市場とは異なるもので、全体的にはタカ派寄りの結果となった。  一方、相場への影響は限定的のようだ。というのも、インフレ動向を見誤り、後に政策を急激に変更させた過去の失敗から、FRBは再び政策方針を二転三転させることで当局としての信頼を失うことを恐れており、こうした状況は誰もが分かっている。そのため、インフレが依然として目標の2%を大幅に上回っている状況ではタカ派な姿勢を維持せざるを得ないことは自明であるからだ。  また、結局は今後発表される経済データ次第とうい従来からの方針は変わっておらず、FRBのタカ派なスタンスをそのまま真に受ける向きは少ないのだろう。むしろ、一回停止させた利上げを再開させるにはそれ相応の根拠が必要であり、ハードルは高いと市場は見透かしている様子。株式市場が利上げに怯える局面はとうに終わったと考えているようだ。  こうした中、市場の関心はやはり前日の当欄で指摘したように、期待通りに米経済がソフトランディングできるかどうかにかかっていると思われる。今晩は米国で5月小売売上高や5月鉱工業生産、そして、6月ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月フィラデルフィア連銀景況指数の景気指標が発表される。  これらの結果を受けて景気減速懸念が再燃しないかが焦点となろう。仮に市場予想を下振れると、前日に発表された米5月卸売物価指数(PPI)の市場予想を超える減速ぶりからも窺えるように、景気減速懸念が強まる可能性があり、積み上がった投機筋の円売りポジションの巻き戻しとともに円高・ドル安に振れる展開も想定される。本日は景気敏感株の株価が軟調だが、ソフトランディングの手掛かりをもう少し得るまでは安易な押し目買いには慎重になるべきだろう。(仲村幸浩) 《AK》
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貸切型ゲストハウスウェディングの企画・運営を行う。婚礼衣裳のレンタル、フォトウエディングスタジオの運営等も。東海エリアが地盤。受注件数は回復。「Buttery大名古屋ビルヂング店」がグランドオープン。 記:2024/06/04
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国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。株主優待制度を導入。26.2期EBITDA1.1兆円以上目指す。 記:2024/05/08
3415 東証プライム
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国内ブランドに特化のセレクトショップを展開。海外は中国を開拓。25.1期は既存実店舗の増収を想定。中国の不採算店閉鎖やECの値引き抑制による利益率改善も見込む。中計では28.1期に営業益30億円を目指す。 記:2024/04/16
4446 東証プライム
499
9/27 15:00
-3(%)
時価総額 7,052百万円
Link-U Technologies等を傘下に収める持株会社。マンガサービス事業が柱。マーケティング事業等も手掛ける。26.7期売上60億円目標。総合書店系マンガサービス、自社プロダクトが重点強化領域。 記:2024/05/06
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時価総額 1,638,533百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
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大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
4666 東証プライム
1,827
9/27 15:00
-0.5(%)
時価総額 312,505百万円
時間貸し駐車場「タイムズ」を運営。英国や豪州などにも進出。カーシェアが成長。レンタカーも。23.10期1Qは交通量回復により駐車場の稼働率改善。外出機会増でカーシェアも好調続く。通期最高業績・復配を計画。 記:2024/04/12
4755 東証プライム
965.7
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時価総額 1,990,317百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6146 東証プライム
40,700
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時価総額 4,408,502百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6326 東証プライム
2,126
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6526 東証プライム
3,098
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時価総額 551,698百万円
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6762 東証プライム
1,970.5
9/27 15:00
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時価総額 766,075百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
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時価総額 5,523,312百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6963 東証プライム
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時価総額 685,774百万円
半導体・電子部品メーカー。LSI事業、半導体素子事業が柱。パワーダイオードや小信号ダイオードは世界シェア上位。LSI事業では自動車向けを強化。絶縁ゲートドライバIC、SiCパワーデバイスなどが注力製品。 記:2024/04/30
6971 東証プライム
1,759.5
9/27 15:00
+39(%)
時価総額 2,657,679百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
1,707
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時価総額 28,649百万円
プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)サービスが主力のマネジメント専門企業。マネジメントコンサル、プロジェクトマネジメント実行支援等を行う。支援実績は年間960件超。積極的な新規採用進める。 記:2024/05/08
7201 東証プライム
428.1
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時価総額 1,806,888百万円
自動車大手。仏ルノー、三菱自と3社連合を形成。EV展開で先行。24.3期3Q累計は中国の競争激化。だが半導体不足解消を受けて中国以外で販売を伸ばす。値上げ効果も出て増収増益に。ホンダとEV分野で提携検討。 記:2024/04/12
7211 東証プライム
408.6
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+8.6(%)
時価総額 608,929百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7267 東証プライム
1,621.5
9/27 15:00
+6.5(%)
時価総額 8,811,693百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
8002 東証プライム
2,427.5
9/27 15:00
-1(%)
時価総額 4,170,960百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
8031 東証プライム
3,269
9/27 15:00
+30(%)
時価総額 9,896,528百万円
大手総合商社。鉄鉱石や原油・LNGなど資源分野に強み。機械・インフラ、化学品、生活産業などの事業を多角的に展開。インドネシアのパイトン発電事業の持分売却は完了。中計では26.3期当期利益9200億円目標。 記:2024/06/04
8058 東証プライム
3,082
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+23(%)
時価総額 13,291,070百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
8630 東証プライム
3,287
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-12(%)
時価総額 3,255,714百万円
大手損害保険会社の損害保険ジャパンを中核とする持株会社。セゾン自動車火災保険、SOMPOひまわり生命保険、SOMPOケアなども傘下に持つ。自動車保険が主力。海外保険事業では地域、事業領域の拡大を図る。 記:2024/08/30
5,381
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+6(%)
時価総額 10,977,240百万円
メガ損保の一角。生保も。M&Aで海外拡大。北米を中心とする海外保険事業、アセットマネジメント事業なども。損害保険事業は国内事業の自動車保険料率改定、海外事業の成長により好調な業績推移を見込む。30年3月末までに政策保有株ゼロにする方針。 記:2024/05/09
8802 東証プライム
2,477.5
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+106(%)
時価総額 3,447,389百万円
総合不動産大手。三菱グループ。新丸の内ビルディングなど東京・丸の内エリアでオフィスビルを多数保有。住宅事業や投資マネジメント事業等も。配当性向30%程度目処。再開発プロジェクトの推進、事業化等に取り組む。 記:2024/07/07
9101 東証プライム
5,314
9/27 15:00
-36(%)
時価総額 2,711,017百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9104 東証プライム
5,063
9/27 15:00
-59(%)
時価総額 1,832,862百万円
海運国内2位。1884年創業。三井グループ。ドライバルク事業、エネルギー事業、製品輸送事業が柱。LNG船の所有・管理・運航で世界シェアトップクラス。配当性向30%目安。非海運事業のアセット積み増し図る。 記:2024/07/29
9983 東証プライム
49,110
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時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17