マーケット
4/26 10:56
37,792.94
+164.46
38,085.80
-375.12
暗号資産
FISCO BTC Index
4/26 11:16:17
10,046,116
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は4日続落、米株先物などの動きを横目に一進一退の攻防

2022/9/5 12:11 FISCO
*12:11JST 日経平均は4日続落、米株先物などの動きを横目に一進一退の攻防  日経平均は続落。40.09円安の27610.75円(出来高概算3億9996万株)で前場の取引を終えている。  前週末2日の米株式市場のNYダウは337.98ドル安(-1.07%)と大幅反落。8月雇用統計の結果を受けて、ハードランディング回避を期待した買いが優勢に。ただ、後場からロシアのガスプロムがノルドストリーム稼働停止を継続すると発表すると欧州発の燃料危機を警戒した売りに下落に転じた。連休前の手仕舞い売りも目立ち下げ幅を拡大。ナスダック総合指数も大幅続落、後場から軟調な展開となった米株市場を受けて、日経平均は前週末比83.55円安の27567.29円と4日続落でスタート。その後は、マイナス圏での軟調もみ合い展開となった。  個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>などの半導体関連株の一角が下落、商船三井<9104>や日本郵船<9101>などの海運株も軟調。ファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>、デンソー<6902>なども大幅安、レノバ<9519>やソニーG<6758>、任天堂<7974>などのグロース株なども冴えなかった。ほか、第1四半期決算はコンセンサス下振れとなったアインHD<9627>、第1四半期大幅減益決算を嫌気されたロックフィールド<2910>などが急落、LITALICO<7366>、ジャムコ<7408>などが値下がり率上位に顔を出した。  一方、ネクソン<3659>やリクルートHD<6098>、ダブル・スコープ<6619>が大幅上昇、INPEX<1605>やENEOS<5020>なども上昇。日本電産<6594>や信越化<4063>、三菱重工業<7011>なども堅調に推移した。国内証券では業績上方修正で目標株価引き上げとなった日揮HD<1963>、投資有価証券売却益の計上を発表した凸版印刷<7911>などが大幅高となった。第一稀元素化学工業<4082>、セグエグループ<3968>などが値上がり率上位に顔を出した。  セクターでは海運、陸運、輸送用機器が下落率上位となった一方、石油・石炭、鉱業、鉄鋼が上昇率上位となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の35%、対して値下がり銘柄は60%となっている。  本日の日経平均株価は、続落してスタートした後マイナス圏での軟調もみ合い展開となった。雇用統計の内容自体は好感されたが米国株が下げ止まらなかったことで個人投資家心理が悪化、節目の27500円が下値抵抗線として意識されている。また、アジア市況や米株先物がやや軟調に推移するなか、日経平均株価は一進一退の動き。そのほか、米国市場は本日レーバー・デーで休場、連休明けの米国市場の動向を見極めたい動きが広がっており積極的な売買は限られている。  一方、新興市場では押し目買い優勢の展開が続いている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は、下落してスタートしたものの即座に買いが広がりプラス圏に浮上。再度マイナス圏に転落したが、前引けにかけて買い気が強まり再びプラス圏に浮上して上げ幅を拡げた。1日に一時3.3%近くまで急伸していた米10年債利回りがいったん低下しており、目先は新興株への逆風が小休止。前引け時点で東証マザーズ指数が1.16%高、東証グロース市場Core指数が1.81%高で時価総額上位銘柄中心に買いが集まっている。  さて、2日に発表された米8月雇用統計では雇用者数の伸びが31.5万人と予想(29.8万人)を上回ったものの、平均賃金の伸びは前年比+5.2%と予想(+5.3%)を下回り、失業率は3.7%と予想(3.5%)を上回った。8月の労働参加率は62.4%に上昇して2020年3月以来の高水準と一致、労働市場の逼迫の緩和を示唆するものとなった。平均時給も前月比0.3%増加(前月は0.5%増)。ここにきて需給が均衡しつつある兆しが出てきたようだ。  ブルームバーグによると、トレーダーの間では統計発表後に9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で3回続けて0.75ポイントの利上げが決まるとの織り込みが若干後退したという。ブルームバーグ・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、アナ・ウォン氏らは「より多くの人が労働力に加わった8月統計は、ソフトランディング(景気の軟着陸)を目指す金融当局にとって、いくつかの好材料を含む」と指摘しているようだ。  ただ、雇用者数の増加ペースは7月に比べて鈍化したもののなお底堅く、FRBがタカ派姿勢を和らげることはないだろう。9月からは量的引き締め(QT)が2倍のスピードに引き上げられていく。市場の関心は今後、FOMC前に発表される消費者物価指数(CPI)に移る。  そのほか、欧州中央銀行(ECB)は8日に75ベーシスポイントの利上げという前例のない金融引き締めを発表すると予想されている。7日には、カナダ銀行(中銀)も同規模の利上げを決定する見通しで、オーストラリアとチリの中銀は6日に0.5ポイントの利上げを決定すると見込まれている。  世界各国で今までにない利上げが実施されればグローバルな金利上昇に繋がる可能性があり、今月が世界的に重要な局面となる。20、21両日の米FOMCでは少なくとも0.5ポイントの追加利上げが決定される公算が大きい。FOMCを前にFRB高官らの発言には依然として注目しておきたい。  さて、今週も米国や中国で景気指標や経済指標など、多くの重要な指標が発表される。これらの動向が明らかになるまでは積極的に売買する動きは限られるだろう。後場の日経平均は、米株先物などの動きを横目に一進一退の攻防が続くか。米国市場は本日レーバー・デーで休場、連休明けの米国市場の動向を見極めたい動きが広がると積極的な売買は限られそうだ。 《AK》
関連銘柄 26件
1605 東証プライム
2,379.5
4/26 10:54
+19.5(%)
時価総額 3,299,574百万円
原油・ガス開発生産で国内最大手。世界20カ国以上で約70の石油・天然ガスプロジェクトを展開。水素・アンモニアなどネットゼロ分野を育成。アブダビでe-メタン製造事業の共同調査に参画。23.12期は足踏み。 記:2024/02/29
1963 東証プライム
1,497.5
4/26 10:54
+4.5(%)
時価総額 388,466百万円
プラント建設大手。海外LNG案件に強み。配当性向は30%目安。先端技術産業分野では基本設計役務、EPC役務などを複数受注。受託製造ケミカル触媒、脱硝触媒用原料は販売が堅調。24.3期3Q累計は大幅増収。 記:2024/03/05
2910 東証プライム
1,560
4/26 10:53
-60(%)
時価総額 41,791百万円
惣菜店「RF1」「神戸コロッケ」などを百貨店や駅ビルに出店。配当性向は40%以上目処。ロック・フィールドメンバーズの会員数は23.8万名超。グリーン・グルメ、いとはん等は売上増。24.4期3Qは2桁増益。 記:2024/04/07
3659 東証プライム
2,505
4/26 10:48
-12.5(%)
時価総額 2,169,012百万円
PCオンラインゲームやモバイルゲームを世界展開。NXC保有IPを活用したPCゲームの開発に強み。中国や韓国で人気タイトルを複数保有。運営型アクションゲーム投入で欧米開拓。韓国好調で、3Q累計は営業増益。 記:2024/02/09
3968 東証プライム
500
4/26 10:49
-8(%)
時価総額 17,581百万円
セキュリティ製品などを輸入・販売。SIも。24.12期はセキュリティ製品の増販を想定。SIも伸びる見込み。デリバティブ損失をこなして最高純益を計画。新中計を5月に公表へ。26.12期まで配当性向5割目安。 記:2024/04/15
4063 東証プライム
5,947
4/26 10:49
-361(%)
時価総額 12,037,459百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4082 東証プライム
927
4/26 10:44
-3(%)
時価総額 22,619百万円
化合物メーカー。自動車の排ガス触媒や電材向けのジルコニウム化合物の世界トップメーカー。セシウム化合物や希土類化合物の製造、販売も行う。今期3Q累計はヘルスケア分野が伸長も、在庫販売効果の剥落が影響した。 記:2024/04/14
5020 東証プライム
707.8
4/26 10:49
+4.4(%)
時価総額 2,286,394百万円
大手エネルギーグループ会社。石油元売りトップ。サービスステーションの運営や石油・ガス開発、金属資源開発、製錬を行う。今期3Q累計は原油価格や金属価格の下落が影響も、在庫影響を除き営業増益となった。 記:2024/04/16
6,546
4/26 10:49
+30(%)
時価総額 11,101,754百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6594 東証プライム
7,085
4/26 10:49
+199(%)
時価総額 4,224,672百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6619 東証プライム
505
4/26 10:49
-6(%)
時価総額 27,846百万円
リチウムイオン二次電池セパレータ事業が主力。イオン交換膜事業も手掛ける。取引先のハイエンド車種の堅調な需要により、車載向け売上高は伸長。24.1期3Q累計は2桁増収。収益面は売上原価の増加等が重し。 記:2024/02/26
6758 東証プライム
12,735
4/26 10:49
-25(%)
時価総額 16,059,879百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6902 東証プライム
2,751.5
4/26 10:49
-35(%)
時価総額 8,672,123百万円
自動車部品で国内最大。カーエアコンや燃焼噴射装置に強み。トヨタ系列も系列外への販売も多い。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて販売伸長。だが燃料ポンプのリコール費用が利益の重石に。政策保有株縮減の意向。 記:2024/04/12
6920 東証プライム
33,780
4/26 10:49
+420(%)
時価総額 3,184,981百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。24.6期上期は半導体市況軟化の影響で受注足踏み。だが受注残の消化を進めて大幅増収増益に。最高業績を見込む通期計画を上方修正。増配予定。 記:2024/02/08
7011 東証プライム
1,325
4/26 10:49
-3(%)
時価総額 4,470,084百万円
国内最大の総合重機械メーカー。火力発電プラントで世界トップクラス。造船事業や米ボーイング向け機体製造等も。エナジー部門は受注好調。原子力発電システムの受注増などが寄与。24.3期3Q累計は大幅増益。 記:2024/04/08
7203 東証プライム
3,507
4/26 10:49
+10(%)
時価総額 57,216,659百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7366 東証プライム
1,800
4/26 10:49
-32(%)
時価総額 64,152百万円
障がい者就労支援サービスや児童発達支援サービスを提供。関連サイトの運営なども。24.3期3Q累計は新規開設施設の貢献などで就労支援、児童発達支援ともに順調。営業外に株売却益計上。通期最高業績・増配を計画。 記:2024/02/06
7408 東証プライム
1,071
4/26 10:49
-36(%)
時価総額 28,771百万円
航空機内装設備メーカー。ギャレーやラバトリー等の内装品、航空機シートや空調用機器、エンジン部品も提供する。ギャレーとラバトリーで世界的。今期3Q累計は約4割の増収も、人件費や試験研究費が重しとなった。 記:2024/03/11
7911 東証プライム
3,619
4/26 10:49
-13(%)
時価総額 1,265,586百万円
大手印刷会社。印刷で2強。マーケティングやコンテンツ等の情報関連、包装資材や建装材、ディスプレイ、半導体関連も手掛ける。今期3Q累計はDXや半導体関連が堅調も、海外のパッケージや建装材が足踏みとなった。 記:2024/03/11
7974 東証プライム
7,527
4/26 10:49
+121(%)
時価総額 9,775,240百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
34,100
4/26 10:49
+500(%)
時価総額 16,082,685百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
9101 東証プライム
4,140
4/26 10:49
+31(%)
時価総額 2,112,083百万円
海運最大手。コンテナ船等の定期船に加え、ドライバルクやエネルギー等の不定期専用船を展開。海洋資源開発等も。物流事業は足踏み。ターミナル関連部門は国内で取扱量が増加。24.3期3Qは不動産業が増益確保。 記:2024/02/23
9104 東証プライム
4,624
4/26 10:49
+9(%)
時価総額 1,673,939百万円
海運国内2位。船隊数世界2位。コンテナ船・各種専用船・油送船・フェリー内航船を手掛け、タンカーやLNG船、自動車船、ドライバルク船に強み。コンテナ船の短期運賃・期間契約運賃下落で、3Q累計は利益足踏み。 記:2024/02/28
9519 東証プライム
1,500
4/26 10:49
+13(%)
時価総額 136,718百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマスも。徳島津田バイオマス発電所などの商業運転を開始。再生可能エネルギー発電事業は売上堅調。バイオマス発電所の営業運転開始等で、24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/08
9627 東証プライム
5,914
4/26 10:45
-39(%)
時価総額 209,521百万円
国内最大の調剤薬局チェーン。都心部で女性向けドラッグストアも。セブン&アイHDと提携。24.4期上期はコロナ影響緩和で処方箋枚数が回復。ドラッグも訪日客増や人流回復を追い風に好調続く。通期計画を上方修正。 記:2024/02/07
9983 東証プライム
41,670
4/26 10:49
+130(%)
時価総額 13,260,269百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27