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日経平均は続伸、金利上昇下での米ハイテク株高を好感

2022/2/9 12:08 FISCO
*12:08JST 日経平均は続伸、金利上昇下での米ハイテク株高を好感  日経平均は続伸。246.30円高の27530.82円(出来高概算7億1090万株)で前場の取引を終えている。  8日の米国市場でNYダウは371.65ドル高(+1.05%)と続伸。企業決算を好感した買いから寄り付き後上昇。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」感染の流行がピークをつけた可能性から経済活動再開への期待が一段と高まり、引けにかけて上げ幅を拡大。ハイテク・グロース(成長)株にも買いが入り、ナスダック総合指数は+1.27%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は+2.40%となった。こうした流れを引き継いで日経平均は204.13円高でスタートすると、取引開始直後に27543.76円(259.24円高)まで上昇。節目の27500円近辺では戻り待ちの売りが根強く一時失速する場面もあったが、香港ハンセン指数の上昇などを支えに再度騰勢を強めると、再び27500円を回復。その後は同水準を挟んだ一進一退となった。  個別では、SOX指数高を受けてレーザーテック<6920>、ルネサス<6723>が大幅高となり、米長期金利の上昇を追い風に三菱UFJ<8306>も上昇。丸紅<8002>や三菱商事<8058>などの商社が堅調で、郵船<9101>もしっかり。業績予想を上方修正した日産自<7201>が大幅高となり、本日後場に決算発表予定のトヨタ自<7203>も堅調。ほか、決算が好感されたところでJFE<5411>、AGC<5201>、IHI<7013>などが大幅に上昇し、CMK<6958>、シマノ<7309>、ジェイリース<7187>などは急伸し、東証1部値上がり率上位に並んだ。一方、原油先物価格の下落を受けINPEX<1605>やENEOS<5020>が下落、NTT<9432>、KDDI<9433>、第一三共<4568>など内需系の一角も軟調。ほか、決算が失望感を誘ったところでデジハHD<3676>、BEENOS<3328>、レノバ<9519>、ポピンズHD<7358>などが値下がり率上位に並んでいる。  セクターでは精密機器、鉄鋼、輸送用機器などが上昇率上位に並んだ。一方、鉱業、石油・石炭製品、食料品などが下落率上位に並んだ。東証1部の値上がり銘柄は全体の67%、対して値下がり銘柄は26%となっている。  本日の日経平均は3桁の上昇で心理的な節目の27500円を超えてきている。上値抵抗線とみられる25日移動平均線に近づいており、上昇一服も意識されるところだが、東証株価指数(TOPIX)はすでに25日線を超えてきている。TOPIXが先んじて上値抵抗線だった同線を超えてきたことはトレンド転換に期待を持たせてくれる。また、朝方の上昇後に一時失速した日経平均だが、そのまま軟調が続けば、27500円での上値の重さが改めて印象付けられてしまい、嫌な流れになるところだったが、すぐに切り返して再び同水準を上回ってきたことは強い動きを印象として与える。  前日の米国市場では米10年国債利回りが一時1.97%と2019年11月以来の高水準にまで上昇した。注目点は、そうした中でも、ナスダックやSOXが大幅に上昇したことだ。これは、株式市場が金融引き締めを相当程度織り込んできた証左とも考えられ、ポジティブに捉えられる。実際、米金利先物市場は年内の利上げ回数として5回以上をほぼ完全に織り込んでいるうえ、6回以上の織り込みも進んできている。他方で、米連邦準備制度理事会(FRB)では、複数の高官から、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ幅として0.5%は考えていないなどと、ややハト派に修正するような発言が出はじめている。市場が想定している以上にタカ派的な引き締め確率が下がっているのだとすれば、株式市場の足元での買いも無謀なものではなく合理的といえる。  しかし、10日に発表予定の米1月消費者物価指数(CPI)を確認するまではまだ楽観できない。既に記録的な伸びは予想されているため、市場予想並みにとどまれば無難に通過することが見込まれるが、仮に大幅に上振れると再び楽観の揺り戻しが起きかねない。また、来週には1月FOMCの議事要旨が発表予定だ。1月5日の議事要旨(昨年12月開催分)公表を受けて相場が急落したことを踏まえれば、注目度は高く、これを見極めたいとの思惑もくすぶるだろう。足元の相場は悲観的になり過ぎで、絶好の買い場と指摘する大手金融機関もある。ただ、年始からの急落相場のなかで醸成された過度な悲観を徐々に修正することは必要だろうが、依然過度な楽観に傾くことには慎重になった方がよいだろう。  さて、後場の日経平均は27500円を上回ったまま推移できるかが焦点となる。そうした中、後場中頃には注目のトヨタの決算が予定されており、内容次第では全体の流れを左右しそうだ。トヨタの決算がポジティブなものとなり、日経平均が一段高となって27500円を優に上回った状態で本日を終えることができれば、市場のムードも好転してきそうだ。 《AK》
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海外向け購入サポートサービス「Buyee」が主力。日本の通販商品の海外発送代行サービス、海外通販サイト「セカイモン」の運営等を手掛ける。グローバルコマース部門では積極プロモーションによる流通拡大図る。 記:2024/08/02
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大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
5020 東証プライム
812.9
11/22 15:30
+25.6(%)
時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
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時価総額 1,005,202百万円
1907年創立の素材メーカー。建築ガラスや自動車用ガラス、塩化ビニル等の化学品、医薬品・農薬等を手掛ける。フロート板ガラス、自動車用ガラスなどで世界トップシェア。26.12期営業利益2300億円目標。 記:2024/10/07
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
2,012
11/22 15:30
-3(%)
時価総額 3,763,677百万円
大手半導体メーカー。車載用マイコンで世界首位級。海外での大型買収により、電圧制御用や通信用の半導体を拡大。自動車向け事業は堅調。円安や自動運転支援、EV向け製品の売上が増加。米GaNパワー半導体会社買収へ。 記:2024/06/15
6920 東証プライム
17,280
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時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6958 東証プライム
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時価総額 31,994百万円
プリント配線板専業メーカー。車載向けビルドアップ配線板で世界トップシェア。車載用売上高比率が高い。デンソーなどが主要取引先。配当性向30%程度目安。パワートレイン・走行安全系を注力分野に位置付け。 記:2024/06/29
7013 東証プライム
8,529
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時価総額 1,319,266百万円
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時価総額 22,743百万円
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7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(%)
時価総額 1,714,877百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7309 東証プライム
21,335
11/22 15:30
+360(%)
時価総額 1,906,922百万円
自転車部品大手。スポーツ自転車向けに強く、変速機やブレーキ等で世界トップシェア。リール、ロッドなど釣具も手掛ける。1921年創業。大阪府堺市に本社。自転車部品はロードバイク向けコンポーネントの需要が堅調。 記:2024/10/21
7358 東証スタンダード
1,301
11/22 15:30
+18(%)
時価総額 13,240百万円
保育施設や学童児童館の運営等を行うエデュケア事業が主力。ナニーサービスやベビーシッターサービス等のファミリーケア事業、人材派遣・紹介等も。エデュケア事業では高収益のポピンズプラスの拡大などに注力。 記:2024/08/20
8002 東証プライム
2,395.5
11/22 15:30
+6.5(%)
時価総額 4,015,766百万円
大手総合商社。芙蓉グループ。生活産業、食料・アグリ、素材産業、エナジー・インフラソリューション、社会産業・金融分野などで事業展開。みずほリースと資本業務提携。総還元性向は30%~35%程度が目安。 記:2024/08/30
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時価総額 11,059,771百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
1,825
11/22 15:30
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時価総額 24,239,641百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9101 東証プライム
4,975
11/22 15:30
-62(%)
時価総額 2,293,475百万円
海運の国内最大手。1885年創業。三菱グループ。不定期専用船事業、物流事業が柱。定期船事業、航空運送事業等も展開。世界最大規模の自動車専用船を保有。配当性向30%目安。25.3期は最終増益見通し。 記:2024/07/04
9432 東証プライム
156
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-0.9(%)
時価総額 14,125,849百万円
国内最大の通信会社。NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモ、NTTデータグループなどを傘下に持つ。研究開発部門を有する点が特徴。データセンターを拡張。コンシューマ通信事業では顧客基盤の強化を推進。 記:2024/10/10
9433 東証プライム
5,030
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 11,024,985百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9519 東証プライム
800
11/22 15:30
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時価総額 72,950百万円
再エネ発電所を開発・運営。太陽光を軸にバイオマス、洋上風力発電事業も。小規模分散型の太陽光発電所も順次運転を開始したことで、発電量は順調に増加。東京ガとの間で資本業務提携、第三者割当増資で資本増強。 記:2024/08/26