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日経平均は反落、来週からの決算発表前に様子見

2021/1/22 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は反落、来週からの決算発表前に様子見  日経平均は反落。109.87円安の28646.99円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。  21日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに小幅反落し、12ドル安となった。12月住宅着工件数などの経済指標が良好な内容で、取引時間中には最高値を更新。しかし、高値圏で利益確定の売りが出たほか、コロナ禍の終息が見通せないことへの警戒感も重しとなって、引けにかけて下落に転じた。本日の東京株式市場もこうした流れを引き継いだうえ、取引開始前には海外メディアが「日本政府が東京オリンピックの中止を内々に結論づけた」と報じたことが伝わり、日経平均は176円安からスタート。朝方には28527.16円(229.70円安)まで下落する場面があったものの、来週から主要企業の決算発表が本格化するのを前に持ち高を傾ける動きは限られ、マイナス圏でもみ合う展開となった。  個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、東エレク<8035>などが軟調で、トヨタ自<7203>やファーストリテ<9983>は小安い。太陽誘電<6976>やTDK<6762>といった電子部品株は利益確定売りが広がり、やや下げが目立つ。また、東京五輪を巡る報道を受けてか乃村工芸<9716>や丹青社<9743>が急落し、サイバリンクス<3683>などとともに東証1部下落率上位に顔を出している。一方、パナソニック<6752>が3%超、東京電力HD<9501>や資生堂<4911>は4%超の上昇となっている。資生堂は日用品事業の売却観測報道が買い材料視されているようだ。任天堂<7974>やレーザーテック<6920>もしっかり。また、業績上方修正を発表したアルペン<3028>などが大きく買われ、曙ブレーキ<7238>は電動車部品の受注報道を受けて東証1部上昇率トップとなっている。  セクターでは、鉱業、鉄鋼、保険業などが下落率上位。半面、海運業、石油・石炭製品、化学などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の62%、対して値上がり銘柄は32%となっている。  本日の日経平均は朝方に200円超下落する場面があったものの、その後28600円台を中心とした軟調もみ合いが続いている。日足チャートを見ると、28500円台に位置する5日移動平均線を大きく割り込まず、まずまず底堅い印象を受ける。一方、14日に取引時間中の昨年来高値28979.53円を付けてからは上値の重さも拭えない。  ここ数日、上昇が目立っていた太陽誘電などの電子部品株が反落しているあたり、週末、さらに来週から本格化する決算発表を前に利益確定売りが出ていると考えられる。前日の米市場では決算発表を控えていたインテルなどの半導体関連株が堅調だったものの、東京市場はというと東エレクなどが軟調。前日の当欄でも触れたが、決算発表前に一段の上値は追いづらいという思惑が透ける。  また、前日はマザーズ市場の売買代金が3112億円とおよそ3カ月半ぶりの高水準で、マザーズ指数は+3.73%と大幅に上昇した。本日も日経平均と比べるとマザーズ指数はまずまずしっかりした動きだが、やはり週末を控え利益確定の売りが出ているようで伸び悩んでいる。  25日の日本電産<6594>を皮切りに、主要企業の2020年10-12月期決算発表が本格化する。また、26日から27日にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)もあり、週末を挟んで様子見ムードが強まりそうだ。東証株価指数(TOPIX)が0.19%の下落で前場を折り返しているため、日銀による上場投資信託(ETF)買い実施も期待しにくく、後場の日経平均は軟調もみ合いが続くとみておきたい。(小林大純) 《AK》
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3028 東証プライム
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時価総額 77,582百万円
スポーツ小売大手。愛知県名古屋市に本社。アルペン、ゴルフ5、スポーツデポなどを全国展開。店舗数は400店舗超。PBブランドにティゴラ、キスマークなど。大型旗艦店の出店などスポーツ業態中心に新規出店強化。 記:2024/10/11
3683 東証スタンダード
744
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 8,473百万円
流通業や官公庁向けに基幹業務システム等を提供するITサービス会社。電子認証サービス、デジタル証明書発行サービス、モバイルネットワーク事業等も。流通クラウド事業はクラウドサービスの提供拡大で定常収入が増加。 記:2024/06/24
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
1,551
11/22 15:30
+31(%)
時価総額 3,806,846百万円
電機大手のパナソニックを中核とする持株会社。1918年創業。家電や住宅設備、AV機器、デジカメ、電子部品、産業電池・車載用電池等を手掛ける。配当性向30%目安。車載電池、空質空調等を投資領域に位置付け。 記:2024/09/02
6758 東証プライム
2,948
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-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6976 東証プライム
2,149
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時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7203 東証プライム
2,664.5
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7238 東証プライム
115
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時価総額 15,639百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
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8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
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558.8
11/22 15:30
-2.2(%)
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9716 東証プライム
778
11/22 15:30
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9743 東証プライム
817
11/22 15:30
+4(%)
時価総額 39,562百万円
ディスプレイ業界2強の一角。商業施設や博物館等の内装・展示デザインなどを手掛ける。プロジェクト数は年間6000件超。飛騨高山美術館などで実績。商業その他施設事業は受注順調。27.1期売上高860億円目標。 記:2024/10/29
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17