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日経平均は小幅続落、薄商いのなか上にも下にも動きづらく

2020/4/10 12:23 FISCO
*12:23JST 日経平均は小幅続落、薄商いのなか上にも下にも動きづらく  日経平均は小幅続落。18.99円安の19326.78円(出来高概算6億4000万株)で前場の取引を終えている。  9日の米株式市場でNYダウは続伸し、285ドル高となった。連邦準備制度理事会(FRB)が追加支援策を導入し、中小企業、州・地方自治体支援などで最大2.3兆ドルの融資を提供すると発表。パウエル議長が融資可能な規模は「無制限」と述べたこともあり、好感した買いが先行した。また、東京市場ではオプション4月物の特別清算指数(SQ)算出に絡んだ売買が買い越しだったこともあり、本日の日経平均は154円高からスタート。ただ、寄り付きを高値にマイナスへ転じ、小安い水準でもみ合う場面が多かった。国内で新型コロナウイルスの感染者の増加が続くなか、週末とあって目先の利益を確定する売りが出た。なお、オプション4月物のSQ値は概算で19577.48円となっている。  個別では、OLC<4661>が2%超下落したほか、東エレク<8035>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>などが軟調。前日に決算発表した小売大手では7&iHD<3382>やローソン<2651>、良品計画<7453>が売りに押された。串カツ田中<3547>や鳥貴族<3193>といった外食株も下げが目立ち、ペッパー<3053>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、決算が評価されたファーストリテ<9983>、米金融株高の流れを引き継いだ三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>は揃って3%超の上昇。富士フイルム<4901>は2%超上昇し、ソフトバンクG<9984>もしっかり。中小型株では好決算が散見され、C&R社<4763>が東証1部上昇率トップとなり、SHIFT<3697>はストップ高水準で前場を折り返した。  セクターでは、鉱業、空運業、ゴム製品などが下落率上位で、その他も全般軟調。半面、銀行業、電気・ガス業、医薬品など4業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の66%、対して値上がり銘柄は31%となっている。  日経平均は寄り付きで3月25日以来、およそ2週間ぶりに19500円台を回復したものの、これを高値に伸び悩む展開となった。個別株やセクターごとの動向を見ると、原油相場の下落を受けて関連セクターが軟調なほか、新型コロナの影響が懸念される業種を中心に売りが出ている印象。反面、FRBの追加支援策が安心感につながった銀行株に加え、新型コロナの影響が相対的に小さいとみられる内需・ディフェンシブ関連の一角が上昇している。これらは一昨日の当欄でも触れたとおり、週半ばまでの動きの「リターン・リバーサル」的な流れだろう。ここまでの東証1部売買代金は1兆円をやや上回る程度で、オプションSQだったことを踏まえるとかなり少ないと言える。  日経平均の日足チャートを見ると、19100円台に位置する5日移動平均線が下支えとなっている。日経平均はファーストリテが押し上げ要因として大きいため、東証株価指数(TOPIX)の方はというと前引けで-0.53%と軟調。このため、後場は薄商いのなか日銀による上場投資信託(ETF)買い観測も出てきそうだ。一方、このところ欧米株高を背景に海外投資家から株価指数先物の買い戻しが断続的に入っていたが、本日は聖金曜日の祝日で海外主要市場が休場となるため期待しにくい。上に付けた「幻のSQ」値が当面の壁として意識される可能性もある。  米国では企業の資金繰り不安が一段と後退し、金融株やファーストリテの値動きも心強い。しかし、小売大手の決算全般としては新型コロナの影響による先行き不透明感が意識される内容となっている。注目される原油相場を巡っては、石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成するOPECプラスが減産で合意できず会合を終了した。サウジアラビアとロシアが合意したものの、メキシコが参加を拒否したという。産油国の財政不安は今後もくすぶることになるだろう。東京都では9日、新たに181人の新型コロナ感染者が確認された。連日で1日当たり最多を更新しており、感染拡大ペースは鈍化していない。  これらを考慮すると積極的な売買は手掛けづらく、後場の日経平均は一段とこう着感を強めそうだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 17件
2651 東証プライム
10,330
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±0(%)
時価総額 1,036,099百万円
コンビニ大手。ローソン、ローソンストア100などの運営を行う。成城石井、ローソン・ユナイテッドシネマ等を傘下に収める。国内総店舗数は1万4600店舗超。KDDIによるTOBは成立、同社株は上場廃止へ。 記:2024/05/06
3053 東証スタンダード
131
6/26 14:29
+2(%)
時価総額 7,101百万円
レストランチェーン。いきなり!ステーキを主力に、炭焼ステーキやとんかつ業態を展開。不採算店舗の閉店等で、いきなり!ステーキ事業は収益性向上。23.12期通期は営業損益改善。24.12期は営業黒字転換計画。 記:2024/03/30
3,655
6/26 14:24
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時価総額 42,478百万円
料金均一の居酒屋チェーン「鳥貴族」を運営。国産チキンバーガー専門店「TORIKIBURGER」、やきとり大吉なども。グループ店舗数は1138店舗。24.7期2Qは大幅増収増益。通期業績予想を上方修正。 記:2024/04/13
1,979
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+14.5(%)
時価総額 5,262,806百万円
国内流通グループ最大手。セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂、セブン銀行等を傘下に収める。海外コンビニ事業の売上構成比率が高い。株主優待制度を導入。26.2期EBITDA1.1兆円以上目指す。 記:2024/05/08
3547 東証スタンダード
1,675
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-21(%)
時価総額 15,743百万円
串カツ専門店を直営・FCで全国展開。新業態の「鳥玉」「焼肉くるとん」を育成へ。24.11期は価格改定効果の通期化。新規出店はFCを含め38店舗を予定。営業最高益を計画。5月にサブスク宅配サービスを開始へ。 記:2024/03/12
3697 東証プライム
14,820
6/26 14:29
+560(%)
時価総額 263,959百万円
ソフトウェアテスト・品質保証サービス、セキュリティソリューション、DXサービス等を手掛ける。サービス提供社数は1760社超。エンジニア数、単価は上昇傾向続く。AI特化型品質保証サービスの提供を開始。 記:2024/05/10
4661 東証プライム
4,517
6/26 14:29
+13(%)
時価総額 8,213,943百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
1,815
6/26 14:27
-13(%)
時価総額 41,761百万円
TV業界などにプロフェッショナルやクリエイターを紹介・派遣。VRやAI関連にも進出。医療やITも定評。クリエイティブ分野(日本)は堅調。医療分野は売上増。24.2期3Q売上高、営業利益は過去最高。 記:2024/02/25
3,737
6/26 14:29
+35(%)
時価総額 4,648,368百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
6758 東証プライム
13,265
6/26 14:29
+95(%)
時価総額 16,728,253百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
7203 東証プライム
3,272
6/26 14:29
-24(%)
時価総額 53,382,637百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7453 東証プライム
2,676.5
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時価総額 751,508百万円
生活雑貨や衣服、食品等の販売を行う「無印良品」を国内展開。西友のプライベートブランドとして1980年に誕生。海外では「MUJI」を展開。店舗数は国内外で1240店舗超。国内では生活雑貨中心に新商品を投入。 記:2024/05/17
8035 東証プライム
35,790
6/26 14:29
+1,390(%)
時価総額 16,879,745百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,654
6/26 14:29
+12.5(%)
時価総額 21,968,420百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
10,410
6/26 14:29
+60(%)
時価総額 14,310,533百万円
総合金融グループ大手。傘下に三井住友銀行、SMBC日興証券、三井住友カードなど。ノンバンク子会社多数。燃費効率の高い次世代型航空機に特化した投資・ファイナンスを実施。全事業部門好調で、3Q累計は増収増益。 記:2024/03/25
9983 東証プライム
41,500
6/26 14:29
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時価総額 13,206,172百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
10,100
6/26 14:29
+162(%)
時価総額 17,401,835百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17