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日経平均は大幅続落、パンデミックへの警戒が高まる展開

2020/3/12 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は大幅続落、パンデミックへの警戒が高まる展開  日経平均は大幅続落となり、前日比1003.82円安の18412.24円(出来高概算12億1870万株)で前場の取引を終えた。11日の米国株式市場では、引き続き新型コロナウイルス蔓延への警戒感から売りが先行するなか、世界保健機関(WHO)が「パンデミック」に認定すると売りに拍車がかかり、主要3指数は揃って大幅に反落。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の19165円となり、東京市場にも朝方から売りが先行した。全面安商状のなか、トランプ米大統領が欧州からの入国を30日間全面停止すると発表したことも相まって、その後もパンデミックに対する警戒感の高まりから売りが売りを呼ぶ動きに。日経平均の下げ幅は1000円を超え、ザラ場ベースでは17年4月以来の安値水準をつけている。  セクターでは、東証33業種が全て下落となるなか、とりわけ海運業が7%安、不動産業や精密機器、金属製品、鉱業の下げが目立った。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>が9%安になったほか、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自動車<7203>、オリエンタルランド<4661>、武田薬<4502>、東京エレクトロン<8035>、みずほ<8411>、資生堂<4911>、リクルートホールディングス<6098>、村田製作所<6981>、KDDI<9433>、信越化<4063>などが下落。東証1部銘柄全体のおよそ98%超の銘柄が下げる展開であった。  米NYダウは高値から20%下落した水準を割り込んだことで弱気相場入りが指摘されており、本日の東京市場でもパンデミックへの警戒感から安全逃避的な取引が活発になっている。海外ファンドなどからの大口売りも観測されており、特に値がさ株の下落が目立っている格好だ。3月にかけて、新型肺炎による感染拡大を受けたニュースフローに絡んで商品投資顧問業者(CTA)やリスク・パリティ戦略をとるファンドなどによる先物売りが本格的な下落トレンドを作り、それに中長期目線の海外マネーも少しずつ東京市場から流出するような格好になっているとみられる。  投資主体別売買動向をみると、2月第4週(25日~28日)から海外投資家による日本株(現物)への本格的な売りがようやく開始した段階であり、本日引け後に発表を控える3月第1週分(2日~6日)の現物売りの拡大幅で中長期マネーの動向を注視しておきたいところである。原油相場急落を受けた産油国の財政悪化や信用不安の高まりなども新たなリスク要因として加わり、依然として先物主導による下げ相場から現物株に対する本格的な資金流出が警戒されるタイミングでは、積極的な押し目買いは入れにくい地合いが続こう。  また、足元で日米株式市場の下支え要因になった米政府による景気刺激策の実現性に対しても不透明感が出ている。米トランプ大統領の掲げる給与税の免除については、与野党間での調整が難航している感は否めず、具体的な内容や実施時期は不透明である。そのような状況下で新たに中小企業の資金繰り支援も表明され、議会に約5兆円規模の予算措置が求められているものの、市場でこれを好感する向きも現状は乏しいようだ。一定のキャッシュポジションと、引き続き資金の逃げ足の速さを意識しながらの投資スタンスは継続する必要がありそうだ。(雲宮 祥士) 《AK》
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時価総額世界上位の化学メーカー。1926年設立。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英などで世界トップシェア。海外売上比率が高い。先端露光材料の新拠点建設推進。機能材料事業は高機能性製品の販売に注力。 記:2024/10/28
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時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4661 東証プライム
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時価総額 6,150,001百万円
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時価総額 1,091,600百万円
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時価総額 16,208,048百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6758 東証プライム
2,948
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時価総額 18,404,653百万円
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時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
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時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
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三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
3,835
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時価総額 9,738,024百万円
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5,030
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49,020
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9984 東証プライム
8,586
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時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17