マーケット
5/17 15:15
38,787.38
-132.88
39,869.38
-38.62
暗号資産
FISCO BTC Index
5/17 18:14:22
10,328,181
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は大幅続落、パンデミックへの警戒が高まる展開

2020/3/12 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は大幅続落、パンデミックへの警戒が高まる展開  日経平均は大幅続落となり、前日比1003.82円安の18412.24円(出来高概算12億1870万株)で前場の取引を終えた。11日の米国株式市場では、引き続き新型コロナウイルス蔓延への警戒感から売りが先行するなか、世界保健機関(WHO)が「パンデミック」に認定すると売りに拍車がかかり、主要3指数は揃って大幅に反落。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比205円安の19165円となり、東京市場にも朝方から売りが先行した。全面安商状のなか、トランプ米大統領が欧州からの入国を30日間全面停止すると発表したことも相まって、その後もパンデミックに対する警戒感の高まりから売りが売りを呼ぶ動きに。日経平均の下げ幅は1000円を超え、ザラ場ベースでは17年4月以来の安値水準をつけている。  セクターでは、東証33業種が全て下落となるなか、とりわけ海運業が7%安、不動産業や精密機器、金属製品、鉱業の下げが目立った。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>が9%安になったほか、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自動車<7203>、オリエンタルランド<4661>、武田薬<4502>、東京エレクトロン<8035>、みずほ<8411>、資生堂<4911>、リクルートホールディングス<6098>、村田製作所<6981>、KDDI<9433>、信越化<4063>などが下落。東証1部銘柄全体のおよそ98%超の銘柄が下げる展開であった。  米NYダウは高値から20%下落した水準を割り込んだことで弱気相場入りが指摘されており、本日の東京市場でもパンデミックへの警戒感から安全逃避的な取引が活発になっている。海外ファンドなどからの大口売りも観測されており、特に値がさ株の下落が目立っている格好だ。3月にかけて、新型肺炎による感染拡大を受けたニュースフローに絡んで商品投資顧問業者(CTA)やリスク・パリティ戦略をとるファンドなどによる先物売りが本格的な下落トレンドを作り、それに中長期目線の海外マネーも少しずつ東京市場から流出するような格好になっているとみられる。  投資主体別売買動向をみると、2月第4週(25日~28日)から海外投資家による日本株(現物)への本格的な売りがようやく開始した段階であり、本日引け後に発表を控える3月第1週分(2日~6日)の現物売りの拡大幅で中長期マネーの動向を注視しておきたいところである。原油相場急落を受けた産油国の財政悪化や信用不安の高まりなども新たなリスク要因として加わり、依然として先物主導による下げ相場から現物株に対する本格的な資金流出が警戒されるタイミングでは、積極的な押し目買いは入れにくい地合いが続こう。  また、足元で日米株式市場の下支え要因になった米政府による景気刺激策の実現性に対しても不透明感が出ている。米トランプ大統領の掲げる給与税の免除については、与野党間での調整が難航している感は否めず、具体的な内容や実施時期は不透明である。そのような状況下で新たに中小企業の資金繰り支援も表明され、議会に約5兆円規模の予算措置が求められているものの、市場でこれを好感する向きも現状は乏しいようだ。一定のキャッシュポジションと、引き続き資金の逃げ足の速さを意識しながらの投資スタンスは継続する必要がありそうだ。(雲宮 祥士) 《AK》
関連銘柄 15件
4063 東証プライム
5,840
5/17 15:00
-90(%)
時価総額 11,820,878百万円
大手総合化学メーカー。塩化ビニル樹脂や苛性ソーダ、シリコンウエハ、機能材料を手掛ける。塩化ビニル樹脂等で世界首位。希土類磁石は車載市場等への拡販図る。24.3期3Q累計は自動車用入力デバイスが堅調維持。 記:2024/02/02
4502 東証プライム
4,130
5/17 15:00
-8(%)
時価総額 6,534,796百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4661 東証プライム
4,572
5/17 15:00
+7(%)
時価総額 8,313,958百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
4911 東証プライム
4,916
5/17 15:00
+54(%)
時価総額 1,966,400百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
7,697
5/17 15:00
-13(%)
時価総額 13,053,804百万円
国内最大の人材関連サービス企業。米国発祥の求人情報検索サイト「Indeed」や不動産の「SUUMO」、求人・企業情報サイト「Glassdoor」を運営。マッチング&ソリューション好調で3Q累計は営業増益。 記:2024/02/22
6758 東証プライム
13,100
5/17 15:00
+85(%)
時価総額 16,520,174百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6981 東証プライム
2,860
5/17 15:00
+43(%)
時価総額 5,798,487百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,436
5/17 15:00
+84(%)
時価総額 56,058,295百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7974 東証プライム
8,503
5/17 15:00
-97(%)
時価総額 11,042,761百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
36,090
5/17 15:00
-730(%)
時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
1,553.5
5/17 15:00
+31(%)
時価総額 20,633,579百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
3,134
5/17 15:00
+67(%)
時価総額 7,958,010百万円
3メガ銀の一角。傘下に銀行、信託、証券など。連結総自己資本比率は15.97%。配当性向40%は目安。特定取引収益は伸び悩むが、貸出金利息は伸長。役務取引等収益なども増加。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/03/30
9433 東証プライム
4,332
5/17 15:00
+12(%)
時価総額 9,981,708百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,010
5/17 15:00
-370(%)
時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
5/17 15:00
+11(%)
時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10