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日経平均は3日続落、いったん下げ渋りも積極的な押し目買いは入れにくい

2020/3/10 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は3日続落、いったん下げ渋りも積極的な押し目買いは入れにくい  日経平均は3日続落となった。293.19円安の19405.57円(出来高概算13億3034万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、寄り付き直後にS&P500種指数が7%下落したことで「サーキットブレーカー」が発動し、15分間取引停止となった。世界中で新型肺炎の感染拡大が報告されて経済活動が停滞するなか、原油価格が急落したことで、金融市場の新たなリスクになるとの不安が広がり、米主要3指数も終日軟調推移に。  これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比535円安の18875円となったが、原油相場の下げ止まりや為替市場にて円高・ドル安進行が一服。本日の東京市場では、日経平均が朝方に下げ幅を一時800円超に広げる場面もあったが、その後は海外短期筋による買い戻しの動きが入り、下げ渋りの展開となった。  セクターでは、東証33業種が全て下落となるなか、とりわけ鉱業や海運業、繊維製品の下げが目立った。売買代金上位銘柄では、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自動車<7203>、三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>、KDDI<9433>、SUMCO<3436>がさえない。一方で、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>、オリエンタルランド<4661>、アドバンテスト<6857>、太陽誘電<6976>は堅調。  本日の東京市場では、直近で急落を見せた原油相場がひとまず下げ止まったことが投資家心理の下支え要因となり、日経平均も下げ渋り・下げ幅を縮小。物色としても、ディフェンシブセクターへの消去法的な商いのほか、足元で外資系証券によるショートポジションが積み上がっていたとみられるハイテク株中心に自律反発や買い戻しの動きが出たような状況であろう。  ただ、それら銘柄群においても前場中ごろから揃ってマイナスに転じているアジア株式市場の動向を受け、前引けにかけては戻りの鈍さが意識されている。また、本日の参院財政金融委員会にて日銀・黒田総裁は、日銀が保有する株価指数連動型上場投資信託(ETF)の時価が簿価を下回る損益分岐点について、日経平均株価19000円程度と述べたことも伝わっており、保有ETFが含み損の状態に陥っている可能性があるとの懸念も投資家心理の重しになっているもよう。  日米ともにボラタイルな相場が目先的には継続することが見込まれるなか、今週末には先物オプション特別清算指数算出(SQ)を控えている。足元の荒い値動きを受けたヘッジに伴う動きも強まりやすいところであり、特に週半ばにかけての動向は引き続き注視しておきたいところである。新型肺炎の感染拡大においては、依然として収束の兆しはみられておらず、株式市場においても積極的な押し目買いを入れにくい地合いは継続するだろう。本日動意をみせている銘柄に関しても、短期資金が主体で資金の逃げ足が速い可能性が高い点には十分に留意する必要がありそうだ。 《AK》
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半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
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6861 東証プライム
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業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
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時価総額 412,791百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサやフェライト製品、インダクタ、ノイズ対策製品、複合デバイス等を製造、販売する。セラミックコンデンサで世界的。今期3Q累計は情報機器向けと通信機器向けが増加した。 記:2024/02/08
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自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
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時価総額 11,042,761百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8035 東証プライム
36,090
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時価総額 17,021,235百万円
世界的半導体製造装置メーカー。半導体の成膜や洗浄の前工程からテストまでの製造装置を展開。リソグラフィーでトップシェア。24.3期3Q累計はウェーハボンディング/デボンディング装置の量産受注が拡大。 記:2024/02/24
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時価総額 20,633,579百万円
国内最大の金融グループ。傘下に三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJニコス、三菱UFJモルガンスタンレー証券。アセットマネジメント事業を強化。金利上昇や国内外の預貸金収益増加で3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/28
9,723
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時価総額 13,366,121百万円
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9433 東証プライム
4,332
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+12(%)
時価総額 9,981,708百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。子会社に沖縄セルラーやJCOMなど。1409次元の次世代暗号を世界で初めて解読し、耐量子暗号実用化に向け前進。業容好調で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/04
9983 東証プライム
41,010
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時価総額 13,050,243百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,550
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時価総額 14,731,257百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10