マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 22:23:34
15,306,086
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は4日ぶり小幅反落、「質への逃避」一服は変わらず?

2020/2/7 12:20 FISCO
*12:20JST 日経平均は4日ぶり小幅反落、「質への逃避」一服は変わらず?  日経平均は4日ぶり小幅反落。18.22円安の23855.37円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。  6日の米株式市場でNYダウは88ドル高と4日続伸し、ナスダック総合指数やS&P500指数とともに過去最高値を更新した。中国政府が14日より米国からの輸入品750億ドル相当に対する関税を半減させると発表。米中貿易協議の進展期待が高まったほか、新型肺炎を巡る懸念がひとまず一服したこともあり、堅調推移となった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで25円高からスタート。朝方には一時23943.45円(69.86円高)まで上昇したが、前日までの3日間で900円あまり上昇していたことから利益確定の売りが出て、一転23759.42円(114.17円安)まで下落する場面もあった。  個別では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>がさえない。決算が嫌気されたテルモ<4543>や富士フイルム<4901>は下げが目立ち、日総工産<6569>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで6%超の上昇。またオリンパス<7733>が12%近い上昇となり、2銘柄で日経平均を約96円押し上げた。ソフトバンクGは米アクティビスト(物言う株主)ファンドの株式保有が伝わり、オリンパスは決算が市場予想を大きく上回った。検査試薬を大幅増産すると報じられたタカラBIO<4974>も商いを伴って急伸。その他、売買代金上位ではソニー<6758>や資生堂<4911>が小高い。東証1部上昇率上位にはアイロムG<2372>などが顔を出している。  セクターでは、パルプ・紙、その他製品、繊維製品などが下落率上位。半面、情報・通信業、医薬品、精密機器など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は33%となっている。  前場の日経平均は米国株の最高値更新を受けて小高く始まったものの、その後一転して3ケタの下落となるなど方向感に乏しい展開だった。とはいえ、前日までの3日間で900円あまり上昇したあとの週末としては小幅な調整にとどまっている印象だ。ソフトバンクGやオリンパスといった一部銘柄が個別材料を手掛かりに大幅高となり、日経平均を押し上げている形だが、その他の主力株を見ても下値で押し目買いが入り底堅い。  新型肺炎に対する懸念がくすぶるなかで日経平均が急ピッチの戻りを見せたことに違和感を覚えてか、前日の日経レバETF<1570>動向や先物手口を見ると売り持ち高を積み上げる動きも見られた。しかし、今週に入ってから新型肺炎を巡る「質への逃避」の動きは一服した感があり、米国では一時低下した長期債利回りの水準訂正とともに、主要株価指数が再び最高値を付けるに至った。  もちろん、世界保健機関(WHO)が新型肺炎の感染拡大について、ピークを越えたと判断するのは「時期尚早」との見方を示していることなどから、過度な楽観に傾くべきではないだろう。また、一段の米利回り上昇には本日発表される1月雇用統計で米経済の堅調さが確認される必要があるとの見方もあり、後場の株式市場では様子見ムードが強まる可能性がある。しかし、前述のとおり大きな流れとしては株式への資金流入が続くとみられ、株価調整は短期的なものにとどまると想定しておきたい。  なお、本日はホンダ<7267>、ソフトバンク<9434>などが決算発表を予定しており、米国では1月雇用統計の発表がある。(小林大純) 《NH》
関連銘柄 14件
2372 東証プライム
2,598
11/22 15:30
+2(%)
時価総額 32,054百万円
治験実施施設を支援するSMO事業、製薬企業等の研究開発業務を支援するCRO事業が柱。先端医療事業、創薬事業、メディカルサポート事業等も手掛ける。SMO事業ではプライマリー領域の試験受託などを推進。 記:2024/10/13
4543 東証プライム
3,073
11/22 15:30
+35(%)
時価総額 4,580,912百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
3,265
11/22 15:30
+43(%)
時価総額 4,061,258百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
4974 東証プライム
1,086
11/22 15:30
+33(%)
時価総額 130,772百万円
研究用試薬などの試薬事業が主力。宝HD傘下。滋賀県草津市に本社。再生医療等製品関連受託などのCDMO事業、遺伝子医療事業も手掛ける。25.3期は大幅増益計画。再生医療等製品関連受託の増収などを見込む。 記:2024/07/05
6569 東証プライム
775
9/27 15:00
+22(%)
時価総額 26,607百万円
製造系人材サービス大手。自動車、電子部品・デバイスメーカー向けを中心に、介護・福祉分野も展開。製造スタッフの在籍数は1万6111名と順調増。人材ニーズ増で自動車関連は売上堅調。23.3期3Qは2桁増収。 記:2023/02/27
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7267 東証プライム
1,362.5
11/22 15:30
+17(%)
時価総額 7,194,000百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
9434 東証プライム
193.7
11/22 15:30
+0.8(%)
時価総額 9,235,495百万円
通信キャリア大手。個人向けモバイルサービス、ブロードバンドサービスの提供等を行うコンシューマ事業が主力。メディア・EC事業等も手掛ける。コンシューマ事業では付加価値サービスの拡充等で収益拡大を図る。 記:2024/08/05
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17