マーケット
5/7 15:15
38,835.10
+599.03
38,852.27
+176.59
暗号資産
FISCO BTC Index
5/8 0:52:48
9,862,350
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は4日ぶり小幅反落、「質への逃避」一服は変わらず?

2020/2/7 12:20 FISCO
*12:20JST 日経平均は4日ぶり小幅反落、「質への逃避」一服は変わらず?  日経平均は4日ぶり小幅反落。18.22円安の23855.37円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。  6日の米株式市場でNYダウは88ドル高と4日続伸し、ナスダック総合指数やS&P500指数とともに過去最高値を更新した。中国政府が14日より米国からの輸入品750億ドル相当に対する関税を半減させると発表。米中貿易協議の進展期待が高まったほか、新型肺炎を巡る懸念がひとまず一服したこともあり、堅調推移となった。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで25円高からスタート。朝方には一時23943.45円(69.86円高)まで上昇したが、前日までの3日間で900円あまり上昇していたことから利益確定の売りが出て、一転23759.42円(114.17円安)まで下落する場面もあった。  個別では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>がさえない。決算が嫌気されたテルモ<4543>や富士フイルム<4901>は下げが目立ち、日総工産<6569>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで6%超の上昇。またオリンパス<7733>が12%近い上昇となり、2銘柄で日経平均を約96円押し上げた。ソフトバンクGは米アクティビスト(物言う株主)ファンドの株式保有が伝わり、オリンパスは決算が市場予想を大きく上回った。検査試薬を大幅増産すると報じられたタカラBIO<4974>も商いを伴って急伸。その他、売買代金上位ではソニー<6758>や資生堂<4911>が小高い。東証1部上昇率上位にはアイロムG<2372>などが顔を出している。  セクターでは、パルプ・紙、その他製品、繊維製品などが下落率上位。半面、情報・通信業、医薬品、精密機器など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は33%となっている。  前場の日経平均は米国株の最高値更新を受けて小高く始まったものの、その後一転して3ケタの下落となるなど方向感に乏しい展開だった。とはいえ、前日までの3日間で900円あまり上昇したあとの週末としては小幅な調整にとどまっている印象だ。ソフトバンクGやオリンパスといった一部銘柄が個別材料を手掛かりに大幅高となり、日経平均を押し上げている形だが、その他の主力株を見ても下値で押し目買いが入り底堅い。  新型肺炎に対する懸念がくすぶるなかで日経平均が急ピッチの戻りを見せたことに違和感を覚えてか、前日の日経レバETF<1570>動向や先物手口を見ると売り持ち高を積み上げる動きも見られた。しかし、今週に入ってから新型肺炎を巡る「質への逃避」の動きは一服した感があり、米国では一時低下した長期債利回りの水準訂正とともに、主要株価指数が再び最高値を付けるに至った。  もちろん、世界保健機関(WHO)が新型肺炎の感染拡大について、ピークを越えたと判断するのは「時期尚早」との見方を示していることなどから、過度な楽観に傾くべきではないだろう。また、一段の米利回り上昇には本日発表される1月雇用統計で米経済の堅調さが確認される必要があるとの見方もあり、後場の株式市場では様子見ムードが強まる可能性がある。しかし、前述のとおり大きな流れとしては株式への資金流入が続くとみられ、株価調整は短期的なものにとどまると想定しておきたい。  なお、本日はホンダ<7267>、ソフトバンク<9434>などが決算発表を予定しており、米国では1月雇用統計の発表がある。(小林大純) 《NH》
関連銘柄 14件
2372 東証プライム
1,835
5/7 15:00
+22(%)
時価総額 22,583百万円
医薬品の治験を行う医療機関を支援するSMO事業が柱。製薬会社向け開発支援や医薬品製造受託等も。24.3期3QはCRO事業が黒字転換。海外の臨床試験実施施設の新規試験受託等が寄与。先端医療事業は売上増。 記:2024/04/16
4543 東証プライム
2,666.5
5/7 15:00
+3.5(%)
時価総額 3,974,944百万円
医療機器大手。注射器で国内トップシェア。心臓血管領域のカテーテル治療に加え、脳血管領域向けのカテーテル治療でも実績。京大iPS細胞研究財団とiPS細胞の培養分化自動化で共同研究を開始。3Q累計は増収増益。 記:2024/03/29
3,488
5/7 15:00
+75(%)
時価総額 4,338,643百万円
富士フイルムグループの持株会社。デジカメや写真関連、医薬品製造開発受託、高機能材料、オフィス関連等を手掛ける。イメージング部門は堅調。デジタルカメラなどの販売が伸びる。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/02/25
4911 東証プライム
4,320
5/7 15:00
+52(%)
時価総額 1,728,000百万円
大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
4974 東証プライム
1,013
5/7 15:00
+3(%)
時価総額 121,981百万円
バイオ産業支援会社。研究開発用試薬や診断薬、理化学機器に加え、医薬品受託サービスを提供する。創薬基盤技術の開発、がん治療薬も提供する。今期3Q累計は検査関連製品やライフサイエンス関連が足踏みとなった。 記:2024/02/24
6569 東証プライム
775
9/27 15:00
+22(%)
時価総額 26,607百万円
製造系人材サービス大手。自動車、電子部品・デバイスメーカー向けを中心に、介護・福祉分野も展開。製造スタッフの在籍数は1万6111名と順調増。人材ニーズ増で自動車関連は売上堅調。23.3期3Qは2桁増収。 記:2023/02/27
6758 東証プライム
12,680
5/7 15:00
-380(%)
時価総額 15,990,520百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
7203 東証プライム
3,599
5/7 15:00
+18(%)
時価総額 58,717,638百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7267 東証プライム
1,773.5
5/7 15:00
-9.5(%)
時価総額 9,637,704百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。日本、北米を中心に販売台数が増加。二輪は欧州販売台数が大幅増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/25
7733 東証プライム
2,284
5/7 15:00
+28(%)
時価総額 2,936,977百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7974 東証プライム
7,759
5/7 15:00
+184(%)
時価総額 10,076,536百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9434 東証プライム
1,899
5/7 15:00
+1(%)
時価総額 9,090,788百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9983 東証プライム
42,110
5/7 15:00
+1,290(%)
時価総額 13,400,286百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
9984 東証プライム
8,078
5/7 15:00
+285(%)
時価総額 13,918,022百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10