マーケット
5/2 15:15
38,236.07
-37.98
38,675.68
+450.02
暗号資産
FISCO BTC Index
5/4 19:12:39
9,687,784
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は3日ぶり反落、ソフトバンクGの株価推移やトヨタ自決算反応を見極め

2019/11/7 12:17 FISCO
*12:17JST 日経平均は3日ぶり反落、ソフトバンクGの株価推移やトヨタ自決算反応を見極め  日経平均は3日ぶり反落。8.86円安の23294.96円(出来高概算6億1702万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、主要指数の連日での最高値更新を受けた利益確定の動きのほか、米中首脳会談の開催時期が12月となる見込みであると報じられたことで貿易摩擦解消期待がやや後退し、NYダウは反落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの23300円であったが、円相場は1ドル=109円を割り込み、本日の東京市場にもいったん利食い売りが先行した。一方で、決算反応の注目されていたソフトバンクG<9984>が朝方の売り一巡後に下げ幅を縮小したことで、225先物に対する売り方による買い戻しの動きも観測され、日経平均は一時プラスに転じる場面もあった。その後、中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場が軟調な出足をみせたことで、投資家心理の重しとなり、日経平均は小幅安で前場の取引を終えた。  セクターでは、海運業や鉄鋼、石油・石炭製品などがさえない一方で、精密機器が3%を超える上昇となった。売買代金上位銘柄では、ファンド事業における損失計上で7-9月期が大幅赤字になったソフトバンクGがトップとなり、朝方に一時4%安となった後に急速に下げ幅を縮小した。同様に決算が嫌気されたところとしてSUMCO<3436>や東海カーボン<5301>が軟調であったほか、ソニー<6758>、任天堂<7974>、トヨタ自動車<7203>、ソフトバンク<9434>、三菱商事<8058>、オリエンタルランド<4661>などもさえない。一方で、前日の決算発表で7-9月期の上振れや中期目標数値などが評価されたオリンパス<7733>が19%高になったほか、武田薬<4502>、キーエンス<6861>、三桜工<6584>などは上昇。  米中の第1段階の通商合意の署名は12月にずれ込む可能性があると伝わり、国内外の市場でいったん嫌気される向きがあった。一方で、条件や開催地を巡る協議は続いており、開催地は12月3-4日に北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開催されるロンドンになる可能性もあるとみられている。11月中に署名される可能性は低下しているものの、米中通商協議が中断されるとの懸念は特に高まっていないことから、切り返しをみせるアジア株市場の一角もあり、日本株にとっても大きく売り込む材料とは認識されていないようである。  前場の東京市場では、ソフトバンクGによる急速な切り返しの展開が相場の下支え要因となった。米ウィーカンパニーの動向は既に市場に織り込まれていたこともあり、今回の決算を悪材料出尽くしと捉える向きも一定程度観測されている。同社が後場プラスに転じた場合は、短期筋による指数先物への買い戻しが加速する可能性があることから動向を注視しておきたいところである。  本日から明日8日にかけて約800社の決算発表が控えており、引き続き相場全体としては、決算絡みの個別対応の動きが継続しやすく、物色が日替わりでシフトしている分、資金の逃げ足の速さには注意である。特に後場にかけては、取引時間中に決算発表を控えるトヨタ自動車<7203>の動向に注目が集まろう。足元の信用倍率は0.4倍台と売り長の需給状況が続いているものの、為替の円安進行や米中摩擦懸念の後退を受けて株価は先んじて上昇しており、現状では決算後のアク抜けの動きに期待する向きは限られているもよう。 《AK》
関連銘柄 13件
3436 東証プライム
2,386.5
5/2 15:00
+14.5(%)
時価総額 835,693百万円
半導体用シリコンウエハで世界2位。最先端ロジック半導体向けに強み。23.12期は顧客の在庫調整が痛手に。24.12期はAI需要を追い風に半導体需要が上向く見通し。だがウエハの需要回復は年後半になる見込み。 記:2024/04/04
4502 東証プライム
4,125
5/2 15:00
-18(%)
時価総額 6,526,884百万円
製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
4661 東証プライム
4,330
5/2 15:00
-53(%)
時価総額 7,873,893百万円
ディズニーリゾート運営会社。アジアで最大規模。東京ディズニーランドやディズニーシー、ホテル、複合商業施設を展開する。今期3Q累計はテーマパークとホテルが堅調に推移した。入園者数や商品、飲食の販売が増加。 記:2024/02/23
5301 東証プライム
1,028.5
5/2 15:00
-10.5(%)
時価総額 231,354百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。電炉用黒鉛電極やカーボンブラックに強み。23.12期3Q累計は競争激化の黒鉛電極で在庫評価損を計上。半導体向け製品も振るわず。だがカーボンブラックが好調。円安も寄与して増収増益に。 記:2024/01/15
6584 東証プライム
1,112
5/2 15:00
+5(%)
時価総額 41,269百万円
自動車部品メーカー。ブレーキ配管や燃料配管、シートベルト、熱交換等の関連製品を手がけ、車両配管で世界2位。流体解析や振動解析など解析技術に定評。半導体不足とサプライチェーン混乱解消で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/23
6758 東証プライム
13,060
5/2 15:00
-40(%)
時価総額 16,469,731百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
69,360
5/2 15:00
+140(%)
時価総額 16,868,907百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
7203 東証プライム
3,581
5/2 15:00
-24(%)
時価総額 58,423,968百万円
自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
7733 東証プライム
2,256
5/2 15:00
+65(%)
時価総額 2,900,972百万円
内視鏡世界首位。消化器内視鏡で世界シェア7割。外科用も手掛け、顕微鏡、非破壊検装置も展開。ソニーと医療分野での協業を強化。キヤノンメディカルシステムズとは超音波内視鏡システムで協業。3Q累計は増収確保。 記:2024/02/14
7974 東証プライム
7,575
5/2 15:00
-62(%)
時価総額 9,837,577百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
8058 東証プライム
3,544
5/2 15:00
-90(%)
時価総額 15,283,436百万円
大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。24.3期3Q累計は天然ガス部門が増益。LNG販売事業が牽引。産業インフラ部門なども収益増。 記:2024/02/24
9434 東証プライム
1,898
5/2 15:00
-4(%)
時価総額 9,086,001百万円
大手キャリア。個人向けのモバイル通信やブロードバンド、法人向け通信ソリューション、プロダクト等の販売、ファイナンスを行う。今期3Q累計は増収も、ペイペイの子会社化に伴う差益の剥落等が利益に影響した。 記:2024/03/04
9984 東証プライム
7,793
5/2 15:00
+4(%)
時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10