マーケット
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
44,296.51
+888.04
暗号資産
FISCO BTC Index
11/23 19:26:10
15,252,270
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は反落、米中懸念での追随売りは限られたが

2019/11/1 12:15 FISCO
*12:15JST 日経平均は反落、米中懸念での追随売りは限られたが  日経平均は反落。93.81円安の22833.23円(出来高概算6億株)で前場の取引を終えている。  10月31日の米株式市場でNYダウは反落し、140ドル安となった。中国が米国との通商協議で包括的かつ長期的な合意に達することは困難であると考えていることが一部メディアの報道で伝わり、米中摩擦への懸念が再燃。10月のシカゴ購買部協会景気指数が2カ月連続で節目の50を割り込み、製造業の不振が示されたことも嫌気された。為替相場はリスク回避的な円買いで一時1ドル=107円台まで円高に振れ、本日の日経平均はこうした流れを引き継いで196円安からスタート。寄り付き直後には22705.60円(221.44円安)まで下落する場面があったが、先物の買い戻しなどから下げ渋り、この日の高値圏で前場を折り返した。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は3割弱となっている。  個別では、資生堂<4911>や太陽誘電<6976>が軟調で、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>、TDK<6762>は小安い。TDKの決算に対する市場評価は高いが、材料出尽くし感と米中摩擦への警戒感から売りも出たようだ。また、短期的な過熱感から売りが続く三桜工<6584>、上期が減収減益となったJVCKW<6632>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>が売買代金トップで6%近い上昇。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の好調などで上期決算が市場予想を上回った。キーエンス<6861>や村田製<6981>も決算発表を受けて大きく買われた。その他売買代金上位では武田薬<4502>や東エレク<8035>が堅調で、前日に値を崩したアドバンテス<6857>は急反発。また、イマジカG<6879>や沖縄電力<9511>が東証1部上昇率上位に顔を出した。セクターでは、鉱業、非鉄金属、精密機器などが下落率上位。反面、その他製品、電気機器、陸運業などが上昇率上位だった。  海外メディアの報道を受けて米中摩擦への警戒感が高まり、米株安につれて本日の日経平均は200円近い下落からスタートした。ただ追随する売りは限られ、寄り付き直後を安値に買い戻し主導で下げ渋る展開となっている。前述の報道については、中国の対米姿勢として特段サプライズのある内容ではなく、部分的な合意に対する期待は変わらないと冷静に受け止める市場関係者の声もある。アジア市場では中国・上海総合指数などが小じっかり。日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ、企業の自社株買いといった需給要因も引き続き株価の下支えとして期待されているとみられる。  だが、日本では3連休が控え、この間に米国では10月の雇用統計やサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の発表が予定されている。31日発表の米シカゴ購買部協会景気指数が3年10カ月ぶりの低水準まで下げ、米長期金利の低下とともに為替が1ドル=108円近辺まで円高方向に振れただけに、米景況感悪化への警戒感が出てくる可能性はある。またセクターごとの動向を見ると、決算による個別物色の影響を除けば景気敏感株が売られ、内需・ディフェンシブ株に資金が向かっている印象。米中摩擦への警戒感は拭いづらいようだ。後場の日経平均は戻り一服となることも想定しておきたい。前日は7-9月期決算発表の第1のピークだったが、来週も主要企業の決算発表が続く。このため引き続き個別株物色中心の相場展開となりそうだ。(小林大純) 《NH》
関連銘柄 15件
4502 東証プライム
4,113
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 6,543,528百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
6584 東証プライム
820
11/22 15:30
+3(%)
時価総額 30,432百万円
自動車部品メーカー。ブレーキ配管関連製品や燃料配管関連製品、シートベルト関連製品等を手掛ける。データセンター向け水冷装置のマーケティングを加速。電動車向けバッテリーの冷却用クーリングプレートを開発。 記:2024/07/02
6632 東証プライム
1,478
11/22 15:30
+17.5(%)
時価総額 242,392百万円
カーナビ等の車載機器、無線システム、音響機器等を手掛ける電機メーカー。日本ビクターとケンウッドの経営統合により誕生。中計では26.3期売上高3700億円以上目標。ゲーム・アニメ事業の強化等に取り組む。 記:2024/06/04
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
1,875.5
11/22 15:30
-6.5(%)
時価総額 3,645,709百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6857 東証プライム
9,447
11/22 15:30
+62(%)
時価総額 7,237,734百万円
SoC半導体用試験装置など半導体・部品テストシステム事業が主力。半導体検査装置で世界トップシェア。メカトロニクス関連製品の製造・販売等も。海外売上高比率は9割超。グローバル及びサポート力の増強図る。 記:2024/10/12
6861 東証プライム
65,660
11/22 15:30
-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6879 東証プライム
489
11/22 15:30
+10(%)
時価総額 21,878百万円
映像制作会社。映画やドラマの撮影や編集、字幕・吹替等を行う映像制作技術サービス事業が柱。ハイスピードカメラの販売等も。26.3期売上高1100億円目標。映像コンテンツ事業はデジタル化推進で収益性改善図る。 記:2024/06/09
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,562
11/22 15:30
-8(%)
時価総額 5,099,951百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9511 東証プライム
974
11/22 15:30
-1(%)
時価総額 55,448百万円
沖縄県が営業エリアの電力会社。沖縄本島、30超の有人離島に電力を供給。発電電力量は石炭、LNG比率が高い。送配電、電気設備工事等も。発電事業では発電費用の低減進める。小売事業は販売電力量の維持・拡大図る。 記:2024/08/06