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日経平均は4日ぶり反落、スピード調整と海外情勢睨みと

2019/9/25 12:16 FISCO
*12:16JST 日経平均は4日ぶり反落、スピード調整と海外情勢睨みと  日経平均は4日ぶり反落。110.56円安の21988.28円(出来高概算5億6000万株)で前場の取引を終えている。  24日の米株式市場でNYダウは反落し、142ドル安となった。トランプ大統領が国連総会で中国の貿易慣行などを批判したほか、下院がトランプ氏の弾劾調査を開始すると伝わり、米中摩擦や政治混乱への懸念から売りが出た。また、9月消費者信頼感指数などの経済指標が市場予想を下回ったことも景気減速への懸念につながった。為替相場は1ドル=107円近辺まで円高方向に振れる場面があり、本日の日経平均は米株安や円高を嫌気して137円安からスタート。寄り付き後は21900円台でもみ合う展開が続いた。前場の高値は21999.26円(99.58円安)、安値は21906.00円(192.84円安)。東証1部の値下がり銘柄は全体の6割強、対して値上がり銘柄は2割強となっている。  個別では、任天堂<7974>が売買代金トップで4%の下落。20日に発売したゲーム機「ニンテンドースイッチライト」の初動が期待以下との見方が出ている。ソフトバンクG<9984>は2%超下落し、日経平均の押し下げ役となった。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>などが軟調。ファナック<6954>などの設備投資関連株や、SUMCO<3436>などの半導体関連株の一角は軟調ぶりが目立つ。業績観測が報じられたニトリHD<9843>は4%の下落。一部証券会社が液晶パネルの需給緩和を指摘し、シャープ<6753>は5%の下落となった。一方、スマートフォンゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が好調のコロプラ<3668>は大幅に6日続伸し、連日で年初来高値を更新。レーティング引き上げ観測のルネサス<6723>、株式分割実施を発表した神戸物産<3038>も大きく上昇した。売買代金上位ではソニー<6758>、武田薬<4502>、村田製<6981>などがしっかり。セクターでは、その他製品、石油・石炭製品、機械などが下落率上位。反面、電気・ガス業、空運業、医薬品などが上昇率上位だった。  本日の東京市場では売りが先行し、日経平均は3ケタの下落でスタートすると、そのまま22000円手前でもみ合う展開となった。前日の当欄でも指摘したとおり、9月に入ってからの上昇ピッチが急だったうえ、22000円台を回復してから上値の重さも見られたため、目先の利益を確定する売りが出やすいところではあっただろう。この程度の下落であれば想定内の調整と考えられる。9月末の権利付最終売買日が明日に迫り、株価指数連動型運用(パッシブ運用)での配当再投資に絡んだ先物買い需要(市場推計で6000~7000億円規模)への期待は根強い。為替の円高進行も一服。日経平均は22000円を割り込んでも大きく売り込まれる流れとはなっていない。  ただ、再来週に開催される見通しとなった米中閣僚級協議や、来年の米大統領選を睨んだ駆け引きも見られるようになってきた。現時点で米中摩擦激化や米政治混乱への警戒感が市場で強まっている印象はさほどないが、トランプ氏や米政府要人の発言に一喜一憂する場面は増えてくると考えられる。日経平均は前述したスピード調整の意味合いも含め、22000円近辺で一進一退の展開となりそうだ。(小林大純) 《AK》
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冷凍・加工食品など食品中心の「業務スーパー」を展開。デザート、菓子類に大ヒット商品多数。独自の輸入ルートに強み。中計では26.10期営業利益370億円目指す。業務スーパーの店舗数拡大、PB商品の強化図る。 記:2024/05/06
3436 東証プライム
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3668 東証プライム
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4502 東証プライム
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製薬最大手。糖尿病治療薬のピオグリタゾン、消化性潰瘍治療剤のランソプラゾールなどを展開。希少疾患部門は売上増。フォン・ヴィレブランド病治療剤「ボンベンディ」は米国で需要増。24.3期3Q累計は増収。 記:2024/02/10
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6753 東証プライム
970.2
5/31 15:00
+11.2(%)
時価総額 631,025百万円
大手電気機器メーカー。台湾の鴻海精密工業グループ。液晶パネルやテレビ、スマホ、白物家電等を製造、販売する。液晶パネルが主力事業。今期3Q累計はPCやタブレット、スマホ向け液晶ディスプレイが足踏みとなった。 記:2024/02/29
6758 東証プライム
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時価総額 16,261,652百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や半導体画像センサに強み。モバイル機器向けイメージセンサーは販売数量が伸びる。映画分野は劇場興行収入などが増加。金融ビジネス収入は大幅増。24.3期3Q累計は2桁増収。 記:2024/02/22
6861 東証プライム
70,690
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時価総額 17,192,374百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
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時価総額 4,440,997百万円
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6981 東証プライム
2,966.5
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大手電子部品メーカー。コンデンサやEMI除去フィルタ高周波モジュールを手掛け、積層セラミックコンデンサで高シェア。業界最高水準の車載向けメタルパワーインダクタを商品化。生産減少や値下がりで3Q累計は一服。 記:2024/02/04
7203 東証プライム
3,401
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時価総額 55,487,271百万円
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7974 東証プライム
8,555
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時価総額 11,110,293百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
9843 東証プライム
17,370
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+310(%)
時価総額 1,987,875百万円
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9983 東証プライム
40,210
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時価総額 12,795,666百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,042
5/31 15:00
+284(%)
時価総額 15,578,950百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10