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日経平均は小幅反落、金利低下続くなか米雇用統計見極め

2019/7/5 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は小幅反落、金利低下続くなか米雇用統計見極め  日経平均は小幅反落。10.73円安の21691.72円(出来高概算4億6000万株)で前場の取引を終えている。  4日の米株式市場は独立記念日の祝日のため休場だった。本日の日経平均は手掛かり材料に乏しいなかで1円高からスタートすると、前日終値を挟みもみ合う場面が続いた。米国では本日、6月雇用統計の発表が予定されており、その内容を見極めたいとのムードも強かった。ただ、アジア市場では中国・上海株などがさえない展開となっており、日経平均もこれにつれて一時21647.73円(54.72円安)まで下落した。東証1部の値下がり銘柄は全体の5割強、対して値上がり銘柄は4割弱となっている。  個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が2%近く下落しているほか、ファーストリテ<9983>、資生堂<4911>などがさえない。一部証券会社のレーティング引き下げが観測された楽天<4755>は3%超の下落。このところ賑わいを見せている中小型株では日本通信<9424>など利益確定売りに押される銘柄が見られ、日鋳鉄管<5612>は東証1部下落率トップとなっている。一方、第1四半期決算が市場予想を上回った7&iHD<3382>は4%の上昇。その他売買代金上位では任天堂<7974>、ソニー<6758>、東エレク<8035>、ZOZO<3092>などがしっかり。マニー<7730>、乃村工芸<9716>、イオンモール<8905>といった好決算銘柄や、6月の既存店売上高が好調だったラウンドワン<4680>も7&iHD同様に大きく買われた。また、新サービス開始のSMN<6185>はストップ高水準で前場を折り返した。セクターでは、鉱業、水産・農林業、パルプ・紙などが下落率上位。反面、小売業、保険業、空運業などが上昇率上位だった。  前日の米株式市場は休場だったうえ、本日は米6月雇用統計の発表を控えている。東京市場でも売買低調、方向感に乏しい値動きとなるのは致し方ないところだろう。今回の雇用統計に関する市場予想は、非農業部門雇用者数が前年比16万人程度の増加、失業率が5月と同じ3.6%、平均時給が前年比3.2%の増加などとなっているが、先に発表された米雇用サービス会社ADPの全米雇用リポートは市場予想を下回る内容だった。今晩発表される雇用統計が市場予想水準なら経済の堅調さが意識され、大きく下回った場合は米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が一段と高まりそうだ。  4日の欧州市場で独10年物国債の利回りが過去最低を更新するなど、引き続き世界的に金利低下圧力が強まっている。ただ、再び金融緩和に傾く主要国・地域と比べ、日銀は緩和余地に乏しいとみられている。たびたび指摘しているとおり、世界的な利下げ機運の高まりは円高圧力につながりやすい。今回の雇用統計に対する債券、為替市場の反応はしっかり見極めたいところだ。日本株全体として方向感がつかみにくいなか、国内の大型イベントや都市再開発が追い風となるディスプレイ大手の乃村工芸といった良好な業績モメンタムが期待できる銘柄を個別物色する動きが続きそうだ。(小林大純) 《AK》
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3092 東証プライム
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日本最大の衣料品EC「ZOZOTOWN」を運営。ヤフーLINE傘下。24.3期3Q累計は商品取扱高が着実増。販管費増こなし増収増益に。通期最高業績を計画。配当性向の目安を5割→7割に修正。大幅増益を予定。 記:2024/02/08
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国内流通グループ最大手。国内外のコンビニエンスストアを中核に、スーパーや外食、金融事業を展開。国内コンビニエンスストア事業は堅調。人流回復や販促施策が奏功し、既存店売上が増加。24.2期3Qは営業増益。 記:2024/01/27
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時価総額 201,164百万円
屋内型複合レジャー施設を全国展開。海外は米国を軸に中国開拓にも取り組む。売上は2Q、4Qに偏重する傾向。日本はカラオケ、スポッチャの売上が伸びる。米国はカラオケ中心に売上増。24.3期3Qは2桁増収増益。 記:2024/02/11
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4911 東証プライム
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大手化粧品メーカー。世界でも有数。スキンケアやメイクアップ、フレグランス、化粧用具等の高級化粧品を製造、販売する。23年12月期は国内が黒字化。欧米やアジアが堅調も、中国の日本製品買い控えが影響した。 記:2024/02/24
5612 東証スタンダード
1,337
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時価総額 4,403百万円
上下水道・ガス用ダクタイル鋳鉄管を製造・販売。鉄管リサイクル、マンホール蓋の点検・調査DXツールアプリ「だいさくくん」等も。24.3期3Q累計は大幅増益。販売価格の改定に加え、コスト削減などが寄与。 記:2024/04/14
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7730 東証プライム
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7974 東証プライム
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8905 東証プライム
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9424 東証プライム
202
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9716 東証プライム
857
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9983 東証プライム
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9984 東証プライム
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時価総額 13,918,022百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10