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日経平均は3日続伸、米半導体株高などを支えに戻り続くが

2019/6/11 12:19 FISCO
*12:19JST 日経平均は3日続伸、米半導体株高などを支えに戻り続くが  日経平均は3日続伸。73.67円高の21208.09円(出来高概算4億7000万株)で前場の取引を終えている。  週明け10日の米株式市場でNYダウは78ドル高と6日続伸し、およそ1カ月ぶりに26000ドル台を回復した。トランプ政権がメキシコからの輸入品に対する関税引き上げの見送りを発表し、アジア・欧州株が全面高となった流れを引き継いだ。ただ、東京市場では前日に関税引き上げの見送りを織り込んでおり、日経平均も節目の21000円台を回復していただけに、本日は戻り待ちの売りが先行して34円安からスタート。寄り付き後は円相場の下落とともに買い戻しが入り、プラスに切り返すとこの日の高値で前場を折り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の6割ほど、対して値下がり銘柄は3割強となっている。  個別では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、日立<6501>などがしっかり。米半導体株高の流れを引き継いで東エレク<8035>などが買われ、村田製<6981>などの電子部品株や安川電<6506>などの設備投資関連株も上げが目立つ。決算発表のピジョン<7956>は朝安後に切り返し4%高。業績は一過性要因で市場予想を下回ったものの、中国事業の正常化が確認された点などがポジティブ視されたようだ。5月の月次売上高が好調だったMRO<3064>は5%超高。また、富士興産<5009>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>などは軟調。このところ活況だった日本通信<9424>は過熱警戒感もあって反落している。また、新たな施工不良が判明したレオパレス21<8848>などが東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、証券、鉱業、銀行業などが上昇率上位。反面、陸運業、倉庫・運輸関連業、精密機器などが下落率上位だった。  日経平均は前日、米メキシコの摩擦懸念が後退したことにより250円近く上昇し、節目の21000円台を回復。一方でNYダウは6日続伸ながら連騰の影響で伸び悩んだ印象もあり、本日の東京市場では戻り待ちの売りが先行する格好となった。ただ、米国でもフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は2%超上昇しており、これにつれて東エレクなどが買われ日経平均を押し上げた。日経平均の日足チャートを見ると、前日の上昇で25日移動平均線を上抜けており、短期的には追随の買いが入りやすいところだろう。主要国で金融緩和への期待が高まっていることも、ハイテク株を中心とした株高の背景にある。  ただ、日経平均が21000円台半ばに差し掛かると、過去の累積売買代金が多い価格帯だけに戻りは鈍くなるとみられている。日経平均の予想PERは前日時点でなお12倍を下回っており、割安とみることもできるだろうが、世界的に経済の減速を示す指標が相次いでいることなどを考慮するとバリュエーションが本格的に上向くことも期待しづらい。また、株式市場では消費増税見送りと衆参ダブル選実施への期待が根強くあったが、各種メディアでダブル選見送り、増税実施観測が伝わっている。目先戻りが続くとしても、21000円半ばから後半がひとまずメドとして意識されるか。(小林大純) 《AK》
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3064 東証プライム
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時価総額 918,717百万円
間接資材のインターネット通販最大手。工場・工事用、自動車整備用等の間接資材を販売。取扱商品は約2200万点。登録会員数は910万6521口座。購買管理システム事業は高成長。23.12期通期は2桁増収増益。 記:2024/04/15
5009 東証スタンダード
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時価総額 15,599百万円
石油販社。ENEOSグループから燃料油やアスファルトなどの石油製品を調達。グリーン商品販売やメガソーラー発電も手掛け、北海道でガス小売りと建機レンタルも展開。石油以外の事業好調で、3Q累計は利益急伸。 記:2024/02/06
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総合電機大手。ITサービスやエネルギーソリューション、鉄道システム、家電・空調システム等を手掛ける。鉄道システムは大口案件の進展で増収。水・環境部門は空調システム事業が拡大。24.3期3Qは2桁最終増益。 記:2024/02/10
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メカトロニクス・ロボットメーカー。サーボモータとインバータは世界シェアトップ。産業用、半導体製造装置用ロボット等も。モーションコントロール部門は堅調。インバータ事業が牽引。24.2期3Q累計は増収。 記:2024/01/27
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6861 東証プライム
69,360
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時価総額 16,868,907百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
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7203 東証プライム
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自動車メーカー最大手。自動車生産台数で世界トップ。コンパクトカーやセダン、SUV、ワゴン、商用車、トラックを製造、販売する。ダイハツや日野を傘下に持つ。今期3Q累計はHEVを中心に販売台数が増加した。 記:2024/02/29
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世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。当期ミリオンセラータイトル数は自社17、他社7の計24本。新作タイトル好調や円安で3Q累計は増収増益。 記:2024/02/27
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時価総額 169,965百万円
単身者向けアパートの開発・賃貸が主力。介護施設「あずみ苑」やレオパレスホテルズ、入居者向けブロードバンド等も。賃貸事業は堅調。家賃単価や入居率の上昇等が寄与。特別利益を計上。24.3期3Qは大幅増益。 記:2024/02/24
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40,820
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-370(%)
時価総額 12,989,781百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。24.8期1Qは2桁増収増益。海外ユニクロ事業は堅調。マーケティング強化等が奏功し、中国大陸は販売好調。 記:2024/01/27
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時価総額 13,426,981百万円
大手投資会社。傘下にビジョンファンドや通信会社、LINEヤフー等を持ち、AIやインターネット等の分野の企業に投資。今期3Q累計は増収、利益は改善傾向となった。デリバティブ関連や公開投資先の株価上昇が寄与。 記:2024/02/10