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日経平均は反落、海外株安でも積極的に売り込む動きは限定的

2019/4/10 12:21 FISCO
*12:21JST 日経平均は反落、海外株安でも積極的に売り込む動きは限定的  日経平均は反落。143.43円安の21659.16円(出来高概算5億9000万株)で前場の取引を終えている。  9日の米株式市場でNYダウは190ドル安と続落。欧州連合(EU)の航空機大手エアバスへの補助金を巡りトランプ政権がEU製品への関税措置を検討していることや、国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しの下方修正が嫌気された。為替相場もリスク回避の動きから1ドル=111.10円近辺と前日に比べ円高方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを引き継ぎ222円安からスタート。寄り付き直後には前場の安値を付けたが、下値では個人投資家などの押し目買いも入り下げ渋った。東証1部の値下がり銘柄は全体の8割弱となっている。  個別では、前日買われたソニー<6758>が反落し、3%近い下落で前場を折り返した。任天堂<7974>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>、NTTドコモ<9437>、ファナック<6954>も軟調。ファナックなどは取引開始前に発表された2月機械受注の予想下振れが意識されたようだ。政府の保有株売却が発表された日本郵政<6178>は需給悪化懸念で売られた。また、直近で株価上昇する場面のあったJDI<6740>や曙ブレーキ<7238>は売りがかさみ、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>、楽天<4755>、ファーストリテ<9983>などが堅調。決算発表のあった小売株ではJフロント<3086>やイズミ<8273>が大きく買われた。また、経営再建に向けたスポンサー候補との交渉について報じられたスルガ銀<8358>が東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、石油・石炭製品、鉱業、電気機器、建設業、その他金融業などが下落率上位だった。  米欧の通商問題が浮上してきたことや、世界経済の鈍化懸念が再び意識されたことで、日本株も欧米株に連れ安となっている。このところ株価が上昇していた景気敏感株に利益確定の売りが出ているほか、内需・ディフェンシブ関連株も決算が好感された一部銘柄を除き売りが続く。反面、積極的に売り込む動きは限られ、押し目買いの動きが下値の支えとなっている。前引け時点の東証1部売買代金は1兆円弱で、売買活発とまでは言えないが前日(およそ9200億円)より増えている。  決算発表シーズンやゴールデンウィークの10連休を前に、売りにも買いにも傾きづらいところだろう。長期投資家の参加はなお限定的で、短期筋の反対売買や個人投資家の押し目買いが中心の相場展開とみられる。今週予定される安川電<6506>や小売り企業などの決算が注目されるが、これらを通過した後も日替わり的な物色が続く可能性がありそうだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 16件
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時価総額 465,103百万円
大丸と松坂屋HDが経営統合して誕生した持株会社。パルコ等も傘下に収める。百貨店事業が主力。SC事業、デベロッパー事業、決済・金融事業も。27.2期ROE8%以上目標。心斎橋店などはインバウンド売上が好調。 記:2024/10/24
4755 東証プライム
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時価総額 1,892,070百万円
国内最大のネットショッピングモール「楽天市場」、旅行予約サービス「楽天トラベル」を運営。楽天モバイル、楽天カード、楽天銀行などを傘下に持つ。クレジットカード関連サービスなどフィンテック部門は順調。 記:2024/07/08
6178 東証プライム
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-7(%)
時価総額 5,518,046百万円
日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険を傘下に収める日本郵政グループの持株会社。約2万4千局の郵便局ネットワークを持つ。郵便・物流事業、不動産事業に資源を積極投入。アジア中心にロジスティクス事業を強化。 記:2024/10/04
6506 東証プライム
4,157
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-70(%)
時価総額 1,108,630百万円
ACサーボモータ等のモーションコントロール、産業用ロボットが柱。1915年創業。鉄鋼用大型プラント設備、環境・エネルギー機器なども手掛ける。欧州地域のロボット生産体制を強化。販売力の強化にも取り組む。 記:2024/10/25
6740 東証プライム
20
11/22 15:30
+1(%)
時価総額 77,608百万円
ディスプレイデバイスメーカー。自動車用ディスプレイの車載向けが主力。スマートウォッチやVR機器等の民生機器用ディスプレイ、医療用モニター等も。eLEAP、HMO、メタバースなどを成長ドライバーに位置付け。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
2,948
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-3.5(%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
65,660
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-20(%)
時価総額 15,969,037百万円
センサや測定器、画像処理システム、制御・計測機器等を手掛けるFAの総合メーカー。製造は国内外の協力会社に委託。取引先は全世界に35万社超。グローバル直販体制が強み。販売力の強化などで海外事業の拡大図る。 記:2024/10/12
6954 東証プライム
4,114
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+13(%)
時価総額 4,095,154百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7238 東証プライム
115
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±0(%)
時価総額 15,639百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
7974 東証プライム
8,166
11/22 15:30
-37(%)
時価総額 10,605,103百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
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時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8273 東証プライム
3,118
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-6(%)
時価総額 223,451百万円
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8358 東証プライム
991
11/22 15:30
-7(%)
時価総額 195,365百万円
静岡県東部地盤の地銀。神奈川県にも多くの店舗を有す。投資用不動産ローンや住宅ローンに強み。クレディセゾンと資本業務提携。貸出金は復調傾向。中計の26年3月期純益目標を110億円から135億円に上方修正。 記:2024/08/17
9437 東証1部
3,880
12/24 15:00
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時価総額 12,527,081百万円
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9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(%)
時価総額 12,621,377百万円
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