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日経平均は大幅反落、決算発表前に9月安値割り込む

2018/10/23 12:18 FISCO
*12:18JST 日経平均は大幅反落、決算発表前に9月安値割り込む  日経平均は大幅反落。494.77円安の22120.05円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えている。  22日の米株式市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4日ぶりに反発する一方、NYダウは反落して126ドル安となった。引き続きサウジアラビア情勢への警戒感やイタリアの財政不安などが相場の重しとなったほか、主要企業の決算を見極めたいとの思惑もあり、NYダウは朝高後に失速した。日経平均は前日、日中安値から高値まで400円ほど上昇したこともあり、本日は米株安を受けた売り優勢で210円安からスタートした。寄り付き後も下げ幅を広げる展開となり、前場中ごろを過ぎると中国・上海総合指数の反落を受けて一段安となった。東証1部銘柄の約93%が下落する全面安の展開だった。  個別では、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、武田薬<4502>、東エレク<8035>など売買代金上位は全般軟調。ファーストリテ<9983>はプラスに転じる場面もあったが、前引けでは小安い。コマツ<6301>やユニファミマ<8028>は4%超安と下げが目立った。また、今期の利益予想を下方修正したLIXILG<5938>が東証1部下落率トップとなり、決算発表の日立化成<4217>も急落した。一方、売買代金上位ではトヨタ自<7203>が逆行高。一部証券会社のレーティング引き上げが観測されている。資本提携や自社株買い実施を発表したアイモバイル<6535>なども買われた。また、決算が好感されたLIFULL<2120>が急伸し、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、全33業種がマイナスとなり、金属製品、建設業、ガラス・土石製品、海運業、鉱業などが下落率上位だった。  米株安の流れを引き継いで軟調スタートとなった日経平均は、上海総合指数の反落をきっかけに下げが加速し、9月安値22172.90円(取引時間中)を下回って前場の取引を終えた。これまで9月安値に迫る場面では個人投資家による日経レバETF<1570>の買いが膨らんでいたが、この水準を割り込んだことで見切り売りが出やすいだろう。また、外部環境の不透明感に加え、本日は注目される日本電産<6594>の決算発表が控えているとあって、積極的な押し目買いは手掛けにくい。後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が支えとなるが、薄商いのなか先物主導で大きく振らされる展開にも警戒しておく必要があるだろう。  ただ、総じて低い株価位置で決算発表を迎えることになった。中国経済の減速懸念や通商問題の影響等で業種や企業ごとに決算内容は強弱分かれそうだが、良好な内容なら素直に評価されやすい面もあるだろう。ここからは業績動向を受けた個別物色中心の相場展開を想定し、準備しておきたい。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 14件
2120 東証プライム
184
11/25 15:30
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時価総額 24,700百万円
国内最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営。老人ホーム・介護施設の検索サイトの運営、海外事業等も手掛ける。HOME'S関連事業ではクライアントネットワークの拡大・強化を図る。 記:2024/08/02
4217 東証1部
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時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
4502 東証プライム
4,154
11/25 15:30
+41(%)
時価総額 6,608,756百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5938 東証プライム
1,760.5
11/25 15:30
-9(%)
時価総額 505,862百万円
住宅設備機器メーカー大手。トステム、INAX、新日軽等が統合して誕生。水廻り設備や金属製建材に強み。住宅窓サッシで国内トップシェア。リフォーム関連製品は売上順調。循環型素材「レビア」の拡販等に取り組む。 記:2024/06/11
6301 東証プライム
4,160
11/25 15:30
+44(%)
時価総額 4,051,054百万円
世界2位の総合建設機械メーカー。1921年設立。自動車産業向け大型プレスなど産業機械も。エンジンなどは国内で自社開発。海外売上比率は8割超。配当性向40%以上目安。坑内掘りハードロック事業の拡大図る。 記:2024/10/07
6535 東証プライム
523
11/25 15:30
+8(%)
時価総額 30,411百万円
ふるさと納税サイト「ふるなび」の運営等を行うコンシューマ事業が主力。アドネットワーク、インフルエンサーマーケティング等のインターネット広告事業も。ふるなびはブランド認知度向上、プロモーション活動に注力。 記:2024/09/02
6594 東証プライム
2,866.5
11/25 15:30
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時価総額 3,418,499百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6758 東証プライム
2,977.5
11/25 15:30
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7203 東証プライム
2,694.5
11/25 15:30
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時価総額 42,559,592百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,199
11/25 15:30
+33(%)
時価総額 10,647,959百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
2,287
11/11 15:00
+2(%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8035 東証プライム
23,135
11/25 15:30
+885(%)
時価総額 10,911,229百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
50,730
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時価総額 16,143,351百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,874
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時価総額 13,044,736百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17