マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,736.57
+440.06
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 1:24:43
14,441,214
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

日経平均は大幅に3日続伸、買い戻し続くが持続性は慎重に見極め

2018/9/18 12:17 FISCO
*12:17JST 日経平均は大幅に3日続伸、買い戻し続くが持続性は慎重に見極め  日経平均は大幅に3日続伸。248.18円高の23342.85円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えている。  17日の米国市場でNYダウは92ドル安と5日ぶりに反落した。中国が米国の提案した通商交渉再開を拒否することを検討していると報じられて売りが先行。トランプ政権が取引終了後に中国からの輸入品2000億ドル相当の関税引き上げについて発表するとの観測も相場の重しとなった。実際に米政権は17日、追加関税を24日に発動すると発表し、為替市場では円相場が一時111.60円台まで上昇。連休明けの日経平均はこうした流れを嫌気して52円安からスタートした。しかし、追加関税発表で目先の悪材料出尽くしと捉えられ、日経平均は寄り付き直後にプラスへ転じると上げ幅を広げる展開となった。中国・上海総合指数の反発も売り方の買い戻しを誘い、日経平均は前引けにかけて23352.50円(257.83円高)まで上昇する場面があった。  個別では、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、東海カーボ<5301>の堅調ぶりが目立ち、ソニー<6758>、武田薬<4502>、トヨタ自<7203>などもしっかり。武田薬は欧製薬大手シャイアーの買収について中国当局から承認を得たと発表している。また、融資書類改ざん問題で再発防止策を公表したTATERU<1435>、遅れていた第1四半期決算を発表したジャストシス<4686>はストップ高水準で前場を折り返し、ラクトJPN<3139>も新規レーティング付与観測を受けて一時ストップ高を付けた。一方、ソフトバンクG<9984>は2%超の下落。中国アリババグループなどの株価下落が影響したとみられる。東エレク<8035>、スタートトゥ<3092>、村田製<6981>などもさえない。セクターでは、全33業種がプラスとなり、保険業、空運業、鉄鋼、石油・石炭製品、不動産業が上昇率上位だった。  米国による対中追加関税の発動が発表され、朝方には日経平均は23000円を挟んだ攻防になるとの見方が多かった。しかし、日経平均は悪材料出尽くし感などから大方の予想に反し23000円水準を大きく上放れする形となった。こうなると売り方による一段の買い戻しや出遅れていた投資家の追随買いを誘いやすいだろう。今週は20日に自民党総裁選の投開票が予定されており、政策期待が高まりやすいとの指摘もある。  一方で、日経平均は先週13日から連日で200円を超える上昇となっており、短期的な過熱感も徐々に意識されてきそうだ。米中貿易摩擦の激化を深刻に捉える向きは限定的のようだが、交渉が停滞する恐れもあり楽観できる状況にはないだろう。また、今週末にも開催予定の日米通商協議(FFR)で日本に対する米国の圧力も一段と強まる可能性がある。日経平均のリバウンドがどこまで続くかは慎重に見極めたいところだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 13件
1435 東証スタンダード
149
11/26 15:30
-2(%)
時価総額 13,578百万円
不動産賃貸経営プラットフォーム運営会社。賃貸経営アプリの提供や投資用不動産のマッチング、スマートホテルの運営を展開。】IoT活用賃貸住宅の開発棟数が増加基調。管理収入伸びる。人件費増やIT投資費用を吸収。 記:2024/09/03
3092 東証プライム
4,844
11/26 15:30
+144(%)
時価総額 1,455,496百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
3139 東証プライム
2,750
11/26 15:30
-22(%)
時価総額 27,561百万円
乳製品の輸入等を行う食品専門商社。日本が輸入する乳製品・原料の取扱量で国内トップクラスのシェア。食肉・食肉加工品、機能性食品原料等も扱う。既存ビジネスの進化に加え、アジア事業の拡大などにも取り組む。 記:2024/08/02
4502 東証プライム
4,132
11/26 15:30
-22(%)
時価総額 6,573,756百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
4686 東証プライム
3,430
11/26 15:30
+115(%)
時価総額 220,292百万円
ソフトウエア関連事業を展開。日本語入力システム「ATOK」、日本語ワープロソフト「一太郎」、通信教育「スマイルゼミ」などを手掛ける。キーエンスと資本業務提携。ストックビジネスの売上高比率は7割超。 記:2024/10/13
5301 東証プライム
921.9
11/26 15:30
-3.2(%)
時価総額 207,375百万円
炭素・黒鉛製品メーカー。黒鉛電極、カーボンブラックで国内トップシェア。ファインカーボン事業、アルミ電解用のカソード等も手掛ける。ファインカーボン及び工業炉に積極投資。26.12期売上高4580億円目標。 記:2024/10/20
6758 東証プライム
2,983
11/26 15:30
+5.5(%)
時価総額 18,623,161百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6981 東証プライム
2,525.5
11/26 15:30
-38(%)
時価総額 5,027,293百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,667.5
11/26 15:30
-27(%)
時価総額 42,133,128百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,309
11/26 15:30
+110(%)
時価総額 10,790,815百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,650
11/26 15:30
-485(%)
時価総額 10,682,487百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17