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日経平均は大幅に6日続落、懸念材料多く全般手控えムード

2018/9/7 12:15 FISCO
*12:15JST 日経平均は大幅に6日続落、懸念材料多く全般手控えムード  日経平均は大幅に6日続落。223.83円安の22264.11円(出来高概算6億1000万株)で前場の取引を終えている。  6日の米国市場はNYダウが20ドル高と小幅に続伸する一方、ナスダック総合指数が3日続落するなど高安まちまちだった。航空機のボーイングが買われNYダウを支えたものの、市況悪化への警戒感からマイクロン・テクノロジーなどの半導体関連株が大きく売られ、主力ハイテク株も軟調な展開となった。また、米8月ADP雇用統計の市場予想下振れや日米貿易摩擦への警戒感から円相場は1ドル=110円台半ばまで上昇し、本日の日経平均はこうした流れを嫌気して136円安からスタートした。半導体関連株の下げが日経平均を下押ししたほか、引き続き相次ぐ災害の企業活動への影響も懸念され、前場の日経平均は22210.67円(277.27円安)まで下落する場面があった。  個別では、米国市場の流れを引き継いで東エレク<8035>、SUMCO<3436>、アドバンテス<6857>といった半導体関連株が軒並み急落。東エレク1銘柄で日経平均を約41円押し下げた。融資書類改ざん問題に揺れるTATERU<1435>も6%近い下げ。決算発表銘柄ではくら<2695>が材料出尽くし感から大きく売られた。その他売買代金上位もトヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>など全般軟調だった。一方、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、三菱商事<8058>は逆行高。すかいらーく<3197>は8月既存店売上高のプラス転換がポジティブ視された。また、ネオジャパン<3921>は引き続き業績上方修正を好感した買いが入り、東証1部上昇率トップとなった。セクターでは、石油・石炭製品、鉱業、建設業などが下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは電気・ガス業、陸運業など4業種のみだった。  新興市場ではマザーズ指数が3日続落している。25日移動平均線を支えに下げ渋る動きを見せているが、台風21号や北海道胆振東部地震といった大規模な災害が相次いだため、個人投資家のマインド悪化は避けられないところだろう。また、日経平均寄与度の大きいところでは、市況悪化懸念の台頭で半導体関連株が売られているうえ、訪日外国人客(インバウンド)の減少懸念から値がさの内需関連株も軟調な展開が続いている。  海外情勢を見ても、トランプ米大統領が安倍首相との良好な関係を示す一方で、通商問題には強硬姿勢で臨むことを匂わせており、自動車を中心とした輸出関連株は手掛けづらい。米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の行方や今晩発表される米8月雇用統計の内容を見極めたいとの思惑もあるだろう。資金が向かう先は災害復旧や防災対策に関連する銘柄、レーティング等の引き上げが観測された銘柄などに限られ、後場も買い手控えムードの強い相場展開が続きそうだ。(小林大純) 《AK》
関連銘柄 14件
1435 東証スタンダード
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不動産賃貸経営プラットフォーム運営会社。賃貸経営アプリの提供や投資用不動産のマッチング、スマートホテルの運営を展開。】IoT活用賃貸住宅の開発棟数が増加基調。管理収入伸びる。人件費増やIT投資費用を吸収。 記:2024/09/03
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3436 東証プライム
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3921 東証プライム
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グループウェア中心のソフトウェア開発等を行うソフトウェア事業、システム開発サービス事業等を展開。グループウェア「desknet'sNEO」が主要製品。ストック売上比率は7割超。クラウドユーザーは順調増。 記:2024/08/23
6758 東証プライム
2,983
11/26 15:30
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6857 東証プライム
8,834
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6954 東証プライム
4,178
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CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,667.5
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自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,309
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8035 東証プライム
22,650
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8058 東証プライム
2,566
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大手総合商社。原料炭や銅、液化天然ガスなど資源分野で世界有数の優良権益を有す。非資源分野は食品卸売に強み。自動車・モビリティ、複合都市開発等も。総還元性向40%程度目処。LNG事業の拡張などを図る。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
51,450
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+720(%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
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8,844
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時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17