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【注目銘柄ダイジェスト】:牧野フライスがストップ高比例配分、DICが大幅反落

2024/12/27 16:48 FISCO
*16:48JST 【注目銘柄ダイジェスト】:牧野フライスがストップ高比例配分、DICが大幅反落 <3321> ミタチ 1178 -52 大幅続落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は9.5億円で前年同期比1.3%増となっている。11月22日には従来予想の6億円から9億円に上方修正しており、想定通りの着地となる形に。通期予想も同時に、従来の18億円から19億円、前期比19.4%増に上方修正しているが、今回は同予想を据え置いている。株価が高値圏で推移していた中、サプライズの乏しい決算発表を受けて、目先の出尽くし感が優勢となる。 <9696> ウィザス 2420 +220 急伸。大株主であるシンガポールのファンドから株式の非公開化の提案を受けたことが分かったと報じられている。ファンドによる買収やMBOでの非公開化が提案されているもよう。現在、同ファンドは16.81%の株式を保有しているもよう。ファンド側は塾事業が振るわないことから事業売却を含めた構造改革を求めており、6月の定時株主総会においても、配当の決め方の見直しや買収防衛策の廃止を求める提案を提出している。 <3778> さくら 4390 +230 大幅反発。次世代半導体の量産を目指すラピダスが、国内AI開発大手のプリファード・ネットワークス、並びに、国内クラウドサービス大手の同社と協業を検討していることがわかったと一部で伝わっている。あらためて、データセンター事業の拡大が期待される状況にもなっているようだ。なお、ラピダスにとって、次世代半導体の設計・生産・納入までを一貫して国内で完結させる初めての事例になるもよう。 <3549> クスリのアオキ 3215 -36 反落。前日に第2四半期の決算を発表。9-11月期営業利益は53億円で前年同期比33.2倍となっているが、第1四半期の73億円からは水準が低下、市場予想の58億円レベルも下回っている。また、前年同期に発生した株式報酬費用を除いた場合、実質2ケタ減益となる形でもあるようだ。第2四半期に連結されたSM買収が利益を押し下げる形となっているもよう。なお、トップラインの強い成長は継続している。 <4631> DIC 3378 -163 大幅反落。保有・運営するDIC川村記念美術館を千葉県佐倉市から東京都内に移転すると発表、また、作品数を4分の1程度に減らし、公共性の高い団体と連携して運営する。25年中に作品売却を始め、少なくとも100億円程度の現金収入を見込む。26年以降も段階的に売却を進めて株主還元や成長投資に充てるという。ただ、運営中止を期待する動きも強かったとみられ、配当権利落ちも合わせ本日は下げが目立つ展開に。 <4521> 科研薬 4500 +326 大幅続伸。「STAT6 プログラム」に関する開発、製造及び商業化に関する独占的なライセンスをJ&Jに許諾する契約を締結と発表。同プログラムは、アトピー性皮膚炎、喘息などに対する次世代経口治療薬として開発中。25年3月期中に契約一時金として3000万ドルを受領予定、また、最大で12億1750万ドルのマイルストン収入、売上に対し一桁台後半から二桁台前半のロイヤリティ収入を受け取る権利も有する。 <2432> ディーエヌエー 3115 +420 急伸。ゲーム事業の見通しを前日に発表。同事業の売上収益は、第1四半期(4-6月期)が112億円、第2四半期(7-9月期)が113億円だったが、第3四半期(10-12月期)は250億円以上になるもよう。10月30日よりスマホ向けポケモンカードゲーム「Pokemon Trading Card Game Pocket」のサービスを開始、好調に推移している。25年3月期に関しては依然見通せないとも。 <4304> Eストアー 1504 +300 ストップ高比例配分。投資ファンドの日本成長投資アライアンスがTOBを実施すると発表、同社ではTOBへの応募を推奨するとしている。TOB価格は1953円で前日終値比62%のプレミアムとなる。TOB期間は25年3月4日から4月1日まで。子会社化後は、BASEが同社の中小事業者向けECサイト構築事業を33億円で引き受ける予定となっているようだ。TOB価格へのサヤ寄せを目指す動きが活発化へ。 <6103> オークマ 3350 +115 大幅反発。ニデックが同意なきTOBを実施すると発表した牧野フライスはストップ高まで急伸しており、工作機械同業大手である同社などにも、思惑買いが波及する展開になっているようだ。工作機械メーカーに対するM&Aの増加、ユーザーシフトによる受注機会の拡大などが想定される展開に。なお、工作機械セックターでは、同社のほかにツガミなどにも買いが先行となっている。 <6135> 牧野フライス 9250 +1500 ストップ高比例配分。ニデックが完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表。TOB価格は11000円で前日終値比41.9%のプレミアムに。買付数の下限は1169万4400株で、所有割合の50%水準としている。これまで資本関係はなく、発表に先立ち、牧野フライスに対しては協議の申入れなどは行っておらず、敵対的買収の色彩を帯びたものに。ニデックは過去にもTAKISAWAを敵対的買収で傘下に収めた。
関連銘柄 10件
2432 東証プライム
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時価総額 380,485百万円
ゲームの自社開発・運営、協業タイトル等を手掛けるゲーム事業、「Pococha」等のライブストリーミング事業が柱。横浜DeNAベイスターズを傘下に持つ。ライブストリーミング、スポーツ事業等で成長投資行う。 記:2024/08/02
3321 東証スタンダード
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時価総額 9,389百万円
電子デバイス専門のエレクトロニクス商社。取り扱いメーカーは700社超。自動車分野が主要取引先。自社ブランド開発なども。愛知県名古屋市に本社。モビリティ分野の取り組みを強化。27.5期売上1000億円目標。 記:2024/10/24
3,215
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時価総額 337,890百万円
北陸最大手のドラッグストアチェーン。ドラッグストア「クスリのアオキ」を運営。1869年創業。石川県白山市に本社。グループ店舗数は950店舗超。調剤併設率の向上、生鮮食品の導入など品揃え強化を図る。 記:2024/10/20
3778 東証プライム
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時価総額 183,901百万円
データーセンター運営会社。国内有数規模のデータセンターを自社所有。双日の持分法適用会社。さくらのクラウド、さくらの専用サーバなどを展開。GPUクラウドサービス売上、クラウドサービス売上は順調に成長。 記:2024/11/09
4304 東証スタンダード
1,504
12/27 15:30
+300(%)
時価総額 9,223百万円
中小企業向け・大企業向けECシステムやマーケティングサービス等を手掛けるEC事業、ハンズオンインキュベーション事業を展開。HOI事業に軸足シフト。OMO施策の推進などにより、既存事業の収益拡大図る。 記:2024/10/11
4521 東証プライム
4,500
12/27 15:30
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時価総額 206,730百万円
医療用医薬品メーカー。理化学研究所を前身として1948年に設立。外用爪白癬治療剤「クレナフィン」でトップシェア。関節機能改善剤「アルツ」等も。25.3期はアルツ、原発性腋窩多汗症治療剤等の増収見込む。 記:2024/06/28
4631 東証プライム
3,378
12/27 15:30
-163(%)
時価総額 321,440百万円
1908年創業の化学メーカー。印刷インキや有機顔料、PPSコンパウンドで世界トップシェア。包装用接着剤、エポキシ樹脂、界面活性剤等の製造・販売も。スマートリビング領域に注力。欧米顔料事業の構造改革推進。 記:2024/09/02
6103 東証プライム
3,350
12/27 15:30
+115(%)
時価総額 226,159百万円
1898年創業の大手工作機械メーカー。愛知県丹羽郡に本社。マシニングセンタが主力。NC旋盤、複合加工機、NC研削盤等も。海外売上比率は6割超。スマートマシン、スマートファクトリーソリューションを強化。 記:2024/08/06
6135 東証プライム
9,250
12/27 15:30
+1,500(%)
時価総額 230,270百万円
大手工作機械メーカー。1937年創業。NCフライス盤、マシニングセンタを国内で初めて開発。金型・精密部品向けマシニングセンタ、放電加工機に強み。営業拠点の拡大図る。半導体製造装置関連は引き合い増加傾向。 記:2024/10/29
9696 東証スタンダード
2,420
12/27 15:30
+220(%)
時価総額 24,539百万円
近畿圏中心に学習塾「第一ゼミナール」などを展開。通信制高校「第一学院高等学校」の運営、日本語学校の運営等も行う。すららネットと業務提携。グローバル事業では長期留学コースなど留学生の受け入れが順調。 記:2024/10/22