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TDSE Research Memo(8):2024年3月期第3四半期の利益進捗は弱いが期初計画を据え置いた
2024/2/16 15:08
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*15:08JST TDSE Research Memo(8):2024年3月期第3四半期の利益進捗は弱いが期初計画を据え置いた ■業績動向 3. 2024年3月期の業績見通し TDSE<
7046
>は2024年3月期業績予想について、売上高2,589百万円(前期比7.2%増)、営業利益281百万円(同5.7%増)、経常利益281百万円(同5.1%増)、当期純利益195百万円(同15.5%増)と、過去最高を更新する見込みである。第3四半期の利益進捗は弱いが、売上高が堅調に推移していることから、期初計画を据え置いた。 日本経済は、2023年5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行されるなど、さらなる正常化に向けた動きが進む一方で、インフレや金利上昇など先行き不透明感も残ると見られている。こうしたなか、企業のデジタル技術に対する投資意欲は引き続き根強く、特に先進的なAIやIT技術を活用したDX市場は中長期的に順調に成長すると予測されている。 このような環境下で、コンサルティング事業では、積極的な人材採用を進め、定着率の向上、教育・研修などによる人的資本の強化を図ることで、今後、一部人材をプロダクト企画・開発等へシフトしながらも安定した成長を継続する計画である。プロダクト事業では、プロダクトの開発・導入によってラインナップを拡充するほか、デジタルマーケティング、顧客担当者とのネットワークも強化する方針である。現状ではコンサルティング事業の売上高がやや抑制した予想になっているが、プロダクト事業では、「Quid Monitor」の好調や「Cognigy」周辺機能の充実などを背景に大幅増収を見込んでいる。利益面では、技術人員の増加や教育強化、プロダクト開発に向けた研究開発など先行的な費用を増やしているため、利益率も抑えられている。第3四半期の業績を考慮すると、通期利益予想の達成に向けたハードルを越えることは容易ではないと予想される。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光) 《SO》
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